(トップは米国、日本は中国、ドイツ、インドに次いで世界5位!)
3.世界の名目GDP
2025年の全世界のGDP総額は113兆7,957億ドルと見られている。トップは米国の30兆5,072億ドル、2位は中国の19兆2,317億ドルである。全世界のGDPに占める割合はそれぞれ27%及び17%、両国だけで世界のGDPの4割強を占め、3位のドイツ以下を大きく引き離している。
GDP世界第3位はドイツ(4兆7,448億ドル)、4位はインド(4兆1,870億ドル)であり、5位に僅差で日本(4兆1,864億ドル)が続いている。上位5カ国の合計GDPは世界全体の55%を占めている。
6位から10位までは英国、フランス、イタリア、カナダ及びブラジルである。因みに上位10カ国の合計GDPは全世界の67%を占め、世界の富の3分の2は世界200カ国強のわずか5%の国が生み出しているのが現状である。
11位のロシア以下20位ポーランドまでには韓国(13位)、オーストラリア(14位)の他、中東のトルコ(16位)及びサウジアラビア(19位)が入っており、世界20位までの国々の合計GDPは世界全体の8割強を占めている。
上記トルコ、サウジアラビア以外の中東各国を見ると、イスラエルとUAEがそれぞれ5,830億ドル及び5,490億ドルで世界27位及び29位であり、エジプトは世界43位、イランは同45位である。
経済圏で見るとG7構成国の合計GDPは51兆ドルで全世界の45%を占め、ユーロ圏は同17兆ドルで中国一国より少ない。また東南アジアASEAN5か国のGDP総額は3兆5千億ドルであり、中東・中央アジア圏のGDP総額は5兆ドル弱である。
(続く)
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