(注)本シリーズは「マイライブラリー」の下記URLで一括してご覧いただけます。
http://mylibrary.maeda1.jp/0459OilMajor2018.pdf
I. 各社の業績概要(続き)
(表:http://menadabase.maeda1.jp/1-D-4-20.pdf 参照)
(売り上げに比べ見劣りする収益力)
3.BPの2018年第4四半期(10-12月)及び通年(1-12月)の業績
*同社ホームページ:
(1)売上高
BPの2018年10-12月の売上高は757億ドルであり、また通年売上高は2,988億ドルであった。前年同期比では10-12月期は12%、通年ベースでは24%の増収である。
(2)利益
10-12月期の利益は前年同期の2,700万ドルから7.7億ドルに大幅に増加した。通年ベースの黒字は前年度の34億ドルから3倍近い94億ドルと大幅に増加した。但し他の4社に比べると大きく見劣りしている。部門別利益では上流部門は通年で146億ドルの利益を計上、下流部門は76億ドルの黒字であった。(注、最終損益額には石油化学部門その他の損益が合算されているため、部門別の上流・下流部門の損益合計額とは一致しない。)
(3)売上高利益率
通年ベースの売上高利益率は3.1%であり、前年の1.4%から改善している。
(4)設備・探鉱投資
2018年の年間の設備・探鉱投資額は167億ドルであり、2017年とほぼ同額である。
(5)石油・ガス生産量
昨年のBPの石油生産量は日量平均1,268千B/Dであり、前年(2017年)に比べ6.5%減少している。一方天然ガスは日量平均7,374mmcfdであり前年より15%増加した。
石油と天然ガスの合計生産量は石油換算で2,539千B/Dとなり、2017年比では3%増である。
(続く)
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前田 高行
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