Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

現時点で、こころを鷲掴みにされた今年の映画(いわゆるサボりコラム(^^;) ①

2024-04-20 00:10:00 | コラム
列伝「ショーン・コネリー」の予定でしたが・・・

派遣先が繁忙期ゆえ、、、
というのは表向きの理由で、
ほんとうのところは、
5月6日の「井上尚弥inドーム」で有給をもらうため、本日から「残業あり」の「長時間」な「超」連勤が始まるのですね。

というわけで、5日間ほど「サボりコラム」を展開します^^


上半期というには早過ぎますが、現時点における「本年度の劇場公開映画5選」(1日1本)をお届けしましょう。

順位はあくまでも「仮」ですが、なにかの参考になれば。。。


第5位『毒娘』

監督は『ミスミソウ』(2018)で名高い内藤瑛亮、主演は佐津川愛美。

ホラー映画なので観るひとは限られるでしょう、
でしょうが、
もし最先端の恐怖・悪夢描写というものに触れたいのであれば、これを観ない手はないですよ!



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明日のコラムは・・・

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令和版・海外俳優列伝(134)ショーン・アスティン

2024-04-19 00:10:00 | コラム
71年2月25日生まれ・53歳。
アメリカ出身。

大ヒット作、『グーニーズ』(85)の出演メンバーの面白いところは・・・
けっこうな割合で「おとなになっていく過程で消えかかり」「突如として復活」を遂げているキャリア。

たとえばリーダー格となる年長者ブランドン・ウォルシュを演じたジョシュ・ブローリンは…


その後は大役を掴むことがなかったのに、2007年コーエン兄弟の『ノーカントリー』で大金を手にするモスを好演し『グーニーズ』ファンを驚かせた。


たとえば発明大好きなデータを演じたキー・ホイ・クァンは…


インディの「小さな助手」などで人気子役となるも、その後に低迷。
しかし2023年、『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』の好演でオスカー助演賞に輝くビッグアップセットを起こす!!

人生は、分かりません。

だって。
この映画で、おそらく人気が出るだろうと思われたケリー・グリーン(左)はパッとしなかったし、

右のマーサ・プリンプトンはリヴァー・フェニックスの恋人として有名だったけれど、そんな彼氏があんな最期を迎えてしまうわけで。。。

ほんとうに、分からないなぁ!!

さて年長者ブランドンの弟、喘息持ちのマイキーを演じたアスティンのその後も、


映画ファン誰もが読めないものでしたねぇ・・・。


※映画の教科書的オープニング、すばらしい^^



<経歴>

母親は、『奇跡の人』(62)でヘレン・ケラーを演じたことで知られるパティ・デューク。

UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)卒。

子役として、数多くのCMやテレビドラマに出演。
実質的な映画俳優デビュー作が、『グーニーズ』でした。

その後、『ローズ家の戦争』(89)や『メンフィス・ベル』(90)、『トイ・ソルジャー』(91)、『原始のマン』(92)など話題作への出演がつづくも(作品の知名度に反し)アスティンへの言及はあんまり…みたいな。

93年―『ルディ/涙のウイニング・ラン』に主演。
実在のフットボール選手ルディ・ルティガーを熱演し、お!と思わせてくれたものの、そのあとがつづかず。

誰もが存在を忘れかけていた2001年。

『ロード・オブ・ザ・リング』の実質的主人公フロド(イライジャ・ウッド)の従者サムを好演、



2002年の『二つの塔』、2003年の『王の帰還』でも同キャラクターを演じて再び注目を集める。
このあたりが、べつに皮肉でもなんでもなく、いかにも『グーニーズ』組なキャリアだなぁと^^

ほかの出演作に、『50回目のファースト・キス』(2004)や『グロリア 永遠の青春』(2019)など。


今度はキー・ホイと再共演してほしいなぁ!!

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令和版・海外俳優列伝(133)ジョージ・C・スコット

2024-04-18 00:10:00 | コラム
27年10月18日生まれ・99年9月22日死去、享年71歳。
アメリカ出身。

オスカーの受賞を拒否した俳優といえば、マーロン・ブランドとスコット。

ブランドの拒否理由は社会性・政治性を帯びたものだったが、スコットはそういう類のものではなかった。
協会そのものを「バカらしい」と批判していたので、一時期のダスティン・ホフマンのスタンスにちかい。

ただ、その拒否の姿勢も過剰だと「かえって」ネタにされ易く。

この発表時、ゴールディ・ホーンがびっくりするくらい「異様に沸いていた」のは、それがもうネタと化していた証拠ともいえるでしょう(^^;)
(壇上に上がったのは、代理人です)


受賞作は、こちら。



<経歴>

映画俳優デビュー作は、59年の『縛り首の木』。
同年の『或る殺人』でオスカー助演男優賞にノミネートされるも、このときは声明??は出さず笑
しかし『ハスラー』(61)で2度目の助演賞ノミネートの際、ノミネートそのものを辞退、、、ってことは、なかなかの筋金入りかなと。
よいと思います、こういう硬派なひとが居ても^^

ともかく、デビュー当初から演技力の評価は高かったってことで。

64年、キューブリックの傑作『博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか』で「反共主義者」の「米統合参謀本部議長」バック将軍を好演。



『天地創造』(66)を経た70年、『パットン大戦車軍団』で上記動画のような展開となる(^^;)

『センチュリアン』(72)、
大統領暗殺計画にイルカを利用するという、トンデモ系、、、ともいい切れないサスペンス『イルカの日』(73)、


実録パニック『ヒンデンブルグ』(75)、
79年―ポール・シュレイダーが監督を務めた『ハードコアの夜』に主演。

失踪した娘を追い、ポルノ映画の制作現場に潜入する父親…個人的には、この映画がスコットの代表作だと思いますね。
近代米国の一断面がくっきり見えてくるところなんか、さすが『タクシードライバー』(76)の生みの親シュレイダーだなぁ!と。



そのほかの出演作に・・・
『タップス』(81)、『炎の少女チャーリー』(84)、
『エクソシスト3』(90)、


『冷たい月を抱く女』(93)、『グロリア』(99)など。


99年9月22日―動脈瘤破裂のため死去、享年71歳。
パッと見ただけで頑固だろうな…そんな風に思える俳優さん、現在では希少になってきたかもです。

こういうひとは、居てくれないと。。。

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確実に縮んでますが、まぁ気にしない(^^;)

2024-04-17 00:10:00 | コラム
薄々、薄々は感じていたのだが。
あんまり気にしないことにして毎日を過ごす。

しかし。
先日、健康診断があってはっきりと分かってしまった。

確実に、確実に身長が縮んでいる。
しかも「コンマレベル」ではなく「1cm単位」の縮み。

これまで、少し届かなくとも「なんとなくで170cm」と自称していたのだが、これで確実に「自称170」は通用しない。

・・・・・。

少し哀しい気持ちになったが、いや待てよ、もう50歳だしな、そこまで身長にこだわることもないのではないか、、、と。

ものすごいモテたい20代じゃないんだし。

というわけで、気にしないことに決めました(^^;)(^^;)



※えっ!? と思ったのが、米津玄師さんの身長188cm

なんと、布袋さんより1cm高い!!


うまいなぁ!なんか涙が出てくるよ…女子高生が歌うLemon



連弾のLemon



本家Lemon



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日本女優別10傑(109)若尾文子

2024-04-16 00:10:00 | コラム
~若尾文子のキャリア10傑~

女優10傑、「とりあえずの」最終回です。

最後に登場願うのは、文子さん90歳。
多くの映画ファンが、愛情をこめて「あやや」と呼んでいます。

あの「あやや」じゃなく、こっちの「あやや」こそ、映画ファンにとっての「あやや」。

ややこしいけど!


それともうひとつ。
男女同権の観点から「女優」ではなく「俳優」と呼ぶべきでは?という意見が多くなり、その気持ちも分からんではないですが、
映画女優ってもう、ひとつの職業だと思うんですよ。だから自分は、今後も男優・女優と使い分けようかなと。。。


(1)『しとやかな獣』(62)

川島雄三の最高傑作。
登場人物誰もが狡猾で強欲、しかし愛嬌もあって不思議と憎めない。

全面に押し出されているあややは、じつはあんまり登場しないのだけれど。




(2)『ぼんち』(60)

山崎豊子による長編小説を市川崑が映画化、主演は市川雷蔵。

けれども山崎は市川×和田夏十が描く主人公像に納得せず、撮影中止を要求したとのこと。

たしかに映画版の主人公は、内省的に過ぎるのかも。
自分は、そこが好きなのだが。。。


(3)『卍』(64)

レズビアンを鮮やかな筆致で描く谷崎の小説を増村保造が映画化。

現在まで、都合5度も映画化されているが、最初のあやや×岸田今日子が最強でしょう。



(4)『氷点』(66)

三浦綾子の大傑作を映画化。
あややは陽子(大楠道代)の養母を演じる。


(5)『雁の寺』(62)

水上勉による直木賞受賞作を川島雄三が映画化。

仏教界の闇を描いたものって、本作以外にあるのかな。。。



(6)『雪之丞変化』(63)

女形の看板役者・中村雪之丞の「もうひとつの顔」を描く時代劇。



(7)『からっ風野郎』(60)

なんと!
なんと!!
あの三島由紀夫が主演した珍作。

監督の増村保造はイビリにちかいようなパワハラ演出を三島に仕掛け、それは周囲がハラハラするほどだったとか。

文子談「普通の人だったら、並みの俳優だったら、もう辞めてますね。だけど、私はあのときの三島さん、ああえらいなあと思ったわ。」


(8)『赤線地帯』(56)

鬼の演出家・溝口健二の遺作。

娼婦たちの群像劇という点で、『タイトル、拒絶』(2020)はこの映画を参考にしている、、、はず。


(9)『幻の馬』(50)

競走馬トキノミノルを題材としている。


最近まで見逃していた作品。
父親が若いころに鑑賞、「また観たいけどDVDあるかな」というLINEが来て、見つけた流れで自分も鑑賞した。


(10)『スパルタ教育 くたばれ親父』(70)

石原慎太郎の原作を裕次郎の主演で映画化した、そうだなぁ、ことばを選ばずにいえばバカ映画。

だけれど、つまらないわけではない。

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『確実に縮んでますが、まぁ気にしない(^^;)』
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