Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

勝手にオスカー授賞式 その弐

2015-02-23 02:40:08 | コラム
古今東西の映画を対象とする「勝手にオスカー授賞式」、第二夜は【編集賞】【脚本賞】【脚色賞】【衣装デザイン賞】の4部門。

ちなみにこの原稿をアップしたら、少しだけ睡眠を取って、朝からWOWOWのオスカー生中継を観る予定。

もういちど書いておきます。
ジュリアン・ムーアだけは、こんどこそオスカーに輝いてほしい!!

では、いってみよう。


※「勝手に」受賞作には、☆印がついている

【編集賞】…難しいことを論じるつもりなんてない。
「自分、これ好きだな」と思う映画とは、つまり「自分が心地良いと思うリズムを刻んでいるもの」なのだ―そのことに気づいたとき、編集の重要さが分かると思う。

『サイコ』(60)

惨殺が描かれるシャワーシーンだが、ジャネット・リーの身体に刃が突き刺さるショットは、じつはひとつもない。
「それらしく」みせるために、矢継ぎ早の編集テクニックを使っているというわけ。

『2001年宇宙の旅』(68)

もはやベタかもしれないが、骨(過去)→ディスカバリー(未来)→ボールペン(現在)という絵つなぎは、映画技術史的に革命だったのだ。

『ダイハード』(88)

アクションシーンのリズム感!

『JFK』(91)☆☆☆☆☆

ニュース映像と映画用に撮影した映像、モノクロームとカラーを組み合わせた「映像の洪水」。




『トラフィック』(2000)

複数の物語を鮮やかにまとめあげていく。
脚本というより映像、
映像というより、編集の勝利。

【脚本賞】…まだあきらめずにシコシコとオリジナルシナリオを書いている身だから、自分が嫉妬を覚えた5作品を選出した。

『生きる』(52)☆☆☆☆☆

勘治さんが死んで以降の後半を観て、映画とは「なにを語るか」ではなく「どう語るか」なのだ―ということを深く、深く理解した。

『ロッキー』(76)

この年、作品賞や監督賞でオスカーを取ったが、スライ自身の手による脚本も悪くなかったと思う。

『ブルーベルベット』(86)

ヒトの、千切れた耳から始まる物語―よくもまぁ、こんなキテレツな展開を考えついたものだ。

『クライング・ゲーム』(92)

政治を背景にした硬派なサスペンスかと思いきや、「愛のちから」を描いた作品だった。
ユーモアと知性に溢れた台詞も素晴らしい。

『ユージュアル・サスペクツ』(95)

オチがアアダコウダはどうでもいい、集団心理の力学を捉えた知的な脚本にショックを受けた。




【脚色賞】…文字の世界を映画用に再構築するのは、想像以上に難儀なこと。
誤解を恐れずにいえば、「これさえうまくいけば」映画は成功する。(たぶん)

『切腹』(62)

真実が明かされていく後半は、映画的興奮に満ちていてゾクゾクする。

『砂の器』(74)

(10年をかけて映画化に漕ぎつけた)橋本忍に敬意を表して。

『ブレードランナー』(82)

原作を超えた稀有な例かと。

『オールド・ボーイ』(2003)☆☆☆☆☆

日本産の原作漫画を、韓国で映画化。

手を組めば、こんなに素晴らしい作品が出来上がるんじゃないか。
喧嘩をしている場合じゃないってこと。

『空気人形』(2009)

メルヘンになり過ぎず、際どくなり過ぎず。

じつにスマートな物語にまとめあげている。

【衣装デザイン賞】…なにをどう着ているのか、それだけで、その人物のキャラクター性を細かく的確に表現することが出来る。
・・・と、エラソーに論じられるほどに、ファッションの知識を持ち合わせていないのであるが。

『アンタッチャブル』(87)

ほとんどをアルマーニが担当。

ブランドに疎い自分でも、格好いい! ということは分かる。

『プリシラ』(94)

チープで、けばけばしいのに、どこか愛嬌があって。

ぎりぎりの線を狙い、しかもそれが効果的に働いているって奇跡だと思う。

『ベルベッド・ゴールドマイン』(98)

グラムロックのファッションが好きなので、映るものすべてがきらきら輝いて見えた。

『ゴーストワールド』(2001)☆☆☆☆☆

主人公イーニドの衣装だけでなく、彼女の部屋のアイテムひとつひとつが素晴らしかった。



『キック・アス』(2010)

ヒットガールに尽きる。

…………………………………………

本館『「はったり」で、いこうぜ!!』

…………………………………………

明日のコラムは・・・

『幸福な疲労感』

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

勝手にオスカー授賞式 その壱

2015-02-22 05:47:23 | コラム
日本時間の月曜昼が米オスカー授賞式なので、きょう・あす・あさってと特別編成で展開していきたい。

きょう・あすは、「自分がアカデミー協会員だとしたら、古今東西の映画でなにに投票するのか」という、夢があり過ぎる企画を。
題して、「勝手にオスカー授賞式」。

ふだん作品の完成度やテーマ性、俳優などの視点から10傑を展開しているが、技術部門に目を向けてみようってことで。

きょうは【撮影賞】【視覚効果賞】【オリジナル作曲賞】、あすは【編集賞】【脚本賞】【脚色賞】【衣装デザイン賞】をやってみる。

ではいくぜ!!


※「勝手に」受賞作には、☆印がついている

【撮影賞】…優れたカメラマンによる映像というものは、ほんの10秒であったとしても、そのひとの個性が刻印されているものである。

ノミネート5作品(制作順)

『用心棒』(61)

殺陣のシーンにおけるマルチアングル。

『キャリー』(76)

プロムナイトの惨劇シーン、そのすべて。

『マッドマックス』(79)

カーアクションの臨場感を出すため、車のボンネットにカメラを固定して撮影している。

『グッドフェローズ』(90)☆☆☆☆☆

あらゆる映画技法が詰め込まれた映画だが、とくに流麗なカメラワークが素晴らしい。




『シンドラーのリスト』(93)

ヤヌス・カミンスキーと組んで以降のスピルバーグ作品は、物語の面白さ以上に、映像の美しさが際立つようになった。


【視覚効果賞】…嘘の話を真実っぽく描くためには、なくてはならない技術である。

ノミネート3作品(制作順)

『ターミネーター2』(91)

テクノロジーが大きく前進するとき、そこにはいつも、ジェームズ・キャメロンの姿がある。

『ジュラシック・パーク』(93)☆☆☆☆☆

どこかにホンモノの恐竜が居るんだ―そのくらいの衝撃があった。




『ゼロ・グラビティ』(2013)

これ観たら、べつに、ホンモノの宇宙に行かなくてもいいかも・・・そんな風に思ってしまった。


【オリジナル作曲賞】…目立ち過ぎず、それでいて印象に深く。

ノミネート5作品(制作順)

『第三の男』(49)☆☆☆☆☆

チターの音色が心地良い。

『冒険者たち』(67)

口笛を吹けなかったが、頑張って練習した。

『タクシードライバー』(76)

バーナード・ハーマンの遺作。

『ニュー・シネマ・パラダイス』(88)

自分が葬式をあげるときは、この曲を流してほしいな、、、と。

『魔女の宅急便』(89)

久石譲の最高傑作だと思う。

…………………………………………

本館『「はったり」で、いこうぜ!!』

…………………………………………

明日のコラムは・・・

『勝手にオスカー授賞式 その弐』

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

にっぽん男優列伝(267)西田敏行

2015-02-21 05:55:00 | コラム
47年11月4日生まれ、67歳。
福島出身。

公式サイト


こちら映画のキャリアを中心に展開する俳優紹介ですが、自分にとって西田敏行(にしだ・としゆき)さんといえば、日本テレビのドラマ『池中玄太80キロ』(80~81)です。

『釣りバカ日誌』シリーズ(88~2009)を「面白がれない」タイプの人間―というのもありますが、
当時は小学校低学年だった自分にも『池中玄太80キロ』のインパクトって「そーとーなもの」だったのです。

ほとんど毎回繰り広げられる、西田さんと長門裕之との丁々発止の喧嘩。
可憐のヒトコト、ヒロインの坂口良子。
杉田かおるの可愛さと、藤谷美和子のなんとも不思議な魅力。

うちのかーちゃんが好きで、毎週観ていたはずなんですが、いつの間にか自分のほうが夢中になっていたという。

話は逸れますが坂口良子の娘、坂口杏里。
取材で3度ほど会っていますが、とってもいい子です。
最近ケバくなったとか、情緒不安定だとか痩せ過ぎだとかいわれていますが、三流ライターにもすごく優しく接してくれたので、(彼氏の)小峠ちゃんと幸福な道を歩んでいってほしいです。


※人柄のよさが滲み出ているようなひと。
だから敢えてこういう役を演じさせた武は、やっぱりキャスティングの天才だと思う。




<経歴>

幼少期より映画に夢中になり、中学生のころには「銀幕の、向こう側の住人」になりたいと願うようになる。

大学時代に日本演技アカデミーの夜間部に入部。
67年、TBSのドラマ『渥美清の泣いてたまるか』で俳優デビューを飾る。

70年、青年座座員に。

映画俳優デビュー作は、74年の社会派『襤褸の旗』。
主演は三國連太郎。後年にタッグを組むことになる大俳優と、すでに共演していたんですねぇ!

『狭山裁判』(76)、『はなれ瞽女おりん』(77)、『悪魔が来りて笛を吹く』(79)、借金取りを好演した『太陽を盗んだ男』(79)。

80年、前述した『池中玄太80キロ』で人気俳優に。
翌年の第2シリーズでは挿入歌(=『もしもピアノが弾けたなら』)も担当、歌手としてもスマッシュヒットを記録する。

『北斎漫画』(81)、『刑事物語』(82)
『植村直己物語』(86)でタイトルロールを熱演、
『敦煌』(88)、『寒椿』(92)、『おろしや国酔夢譚』(92)、『天国の大罪』(92)などなど、その体格も効果的に働いたのでしょう、大作には欠かせない俳優としてキャリアを築いていきます。
(それにしても『天国の大罪』っていうのは、大仰なタイトルだなぁと。中身が空虚だっただけに、余計そう思っちゃいました。もちろん西田さんの所為じゃないですが…)

キャリアは前後しますが、88年より『釣りバカ日誌』のシリーズがスタート。
ほぼ毎年のように制作され、『釣りバカ日誌20 ファイナル』(2009)までつづく松竹の新看板作品として安定の人気を誇りました。

自分が好きになれなかった理由は、はっきりいいますと「はい、ここで笑ってくださいね」という演出にあったのだと思います。

93年、山田洋次の『学校』に主演。
夜間中学の教師役でした。

じつはこれも、自分にとって苦手な作品です。
(ほんの数年前まで)山田洋次のことを好きになれなかったのですが、この映画に顕著な偽善「臭」に拒否反応を示していたのだと思われます。

『虹をつかむ男』(96)、『陽はまた昇る』(2002)、
西田さん自身が楽しそうに演じているのが「観ていて」楽しい『ゲロッパ!』(2003)、
『半落ち』(2003)、『THE 有頂天ホテル』(2006)、『椿山課長の七日間』(2006)、『憑神』(2007)、
『陰日向に咲く』(2008)、『丘を越えて』(2008)、『ザ・マジックアワー』(2008)、『ラーメンガール』(2009)、『旭山動物園物語 ペンギンが空をとぶ』(2009)。

『星守る犬』(2011)、『探偵はBARにいる』(2011)、『はやぶさ/HAYABUSA』(2011)、『ステキな金縛り』(2011)、
『アウトレイジ ビヨンド』(2012)、『黄金を抱いて翔べ』(2012)、『清須会議』(2013)、『遺体 明日への十日間』(2013)、『終戦のエンペラー』(2013)、『武士の献立』(2013)、『あさひるばん』(2013)、
そして最新作は、公開されたばかりの『マエストロ!』(2015)。


2003年には心筋梗塞のため倒れるも、処置が早くて大事には至らず。
それ以来、禁煙もしているようで現在は絶好調なのだとか。

3.11以降は福島出身として支援活動もおこなっています。


次回のにっぽん男優列伝は、西村雅彦さんから。

…………………………………………

本館『「はったり」で、いこうぜ!!』

…………………………………………

明日のコラムは・・・

『勝手にオスカー授賞式 その壱』

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

にっぽん男優列伝(266)西島秀俊

2015-02-20 05:53:31 | コラム
71年3月29日生まれ、43歳。
八王子出身。

2000年代後半より、唐突に目立ってきた感のある西島秀俊(にしじま・ひでとし)さんですが、90年代前半には、すでに俳優をやっておりました。

可もなく不可もなく、、、というか。
急に男前になったわけではなく、当時から男前だったわけで、いま思えば20代のころの不人気? が嘘のようですが、本人はそんなこと気にしているように見えないというか、苦労が顔に出ていないので、飄々としたところがあるひと―なのかもしれません。

ブログはやっていないし、所属事務所によるプロフィールも存在しません。
というか、所属事務所自体がサイトを立ち上げないというスタンスのようです。

面白いですね。
そして、敢えてそうしているところに、西島さんのキャラクター性が表現されているように思うのです。
(だから、『ラ王』のCMは意外だったかな…笑)


※映画映画! していて、好き




<経歴>

基本的にオファーがあればどんな役でも快諾しますが、映画のキャリアに限定すれば、やや硬派というか、インディーズ嗜好が強いことが分かります。
口数が少ないイメージもありますが、舞台挨拶などでは満面の笑みを見せていますし、そういえばいちどスタジオで見かけたことがあったのですけれど、プロデューサーさんと熱い会話を展開していましたね。

明るいのか暗いのか判然としない、それでいて? 身体はムキムキ―そんな謎めいたところが魅力となって、40代でブレイクしたのかもしれません。


92年―創設したばかりの東京アクターズスタジオに第1期生として所属する。
オーディションに合格したこともあり、同年、テレビ朝日の『はぐれ刑事純情派5』で芸能活動をスタートさせる。

映画俳優デビュー作は、94年の佳作『居酒屋ゆうれい』。

『マークスの山』(95)、『藏』(95)、『セラフィムの夜』(96)、『菜の花配達便』(98)、『2/デュオ』(98)、『アートフル・ドヂャース』(98)。

自分のような映画小僧が「お!」となったのは、99年の黒沢清による『ニンゲン合格』から。

長い昏睡状態を脱した主人公を好演し、黒沢演出とともに西島さんの演技も高く評価されたのでした。

『世界の終わりという名の雑貨店』(2001)、尊敬するという北野武に起用された『Dolls』(2002)、
『ラストシーン』(2002)、『すべては夜から生まれる』(2003)、『銀のエンゼル』(2004)、『犬猫』(2004)、『CASSHERN』(2004)、『カナリア』(2005)、『雨よりせつなく』(2005)、『さよならみどりちゃん』(2005)、『メゾン・ド・ヒミコ』(2005)、『LOFT ロフト』(2006)、『海でのはなし。』(2006)。

このように、評価そのものが難しい作品もありますが、インディーズを中心にキャリアを築き、
2006年のNHK連続テレビ小説、『純情きらり』(抜群のタイトルかと)で宮崎あおいの相手役を務めたことで一般の知名度もグンとあがる。


『神童』(2007)、『パッチギ! LOVE&PEACE』(2007)、『真木栗ノ穴』(2007)、『東南角部屋二階の女』(2008)、『休暇』(2008)、『蟹工船』(2009)、『ゼロの焦点』(2009)、『サヨナライツカ』(2010)。

2011年、イランのアミール・ナデリによる『CUT』に主演。
西島さんは熱演していますが、映画好きでもなかなか理解し難い物語ゆえに、賛否両論が巻き起こりました。
自分も「う~~ん…」でしたが、こういう映画に挑戦する西島さんは素敵だと思います。

『セイジ―陸の魚ー』(2012)、『メモリーズ・コーナー』(2012)、『ストロベリーナイト』(2013)、『ハーメルン』(2013)、『ゲノムハザード ある天才科学者の5日間』(2014)、『チーム・バチスタFINAL ケルベロスの肖像』(2014)。

公開が控えた作品に、『脳内ポイズンベリー』(2015)とテレビドラマを映画化した『MOZU』(2015)があります。


最近、一般女性との結婚が報じられましたし、しばらくは好調がつづくでしょう。

でもそろそろ、映画のほうで、決定的な代表作がほしいですねぇ。

…………………………………………

本館『「はったり」で、いこうぜ!!』

…………………………………………

明日のコラムは・・・

『にっぽん男優列伝(267)西田敏行』

コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オスカー最終予想 ~汗かっきかきで考えました~

2015-02-19 05:46:01 | コラム
日本時間の23日、米アカデミー賞が開催される。

テレビでも宣伝出来ないような純正インディーズを応援する自分でも、年に1度、この日だけは祭りを楽しみたい、きらきら輝くスターを拝みたい―高校生のころからそんな風に思って、この祭典を25年ほど観続けてきた。

というわけでこの日は完全オフ、割のいい高額原稿の依頼も断って、朝から昼過ぎまでWOWOWを観る準備が整っている。

毎年のように受賞予想しているが、最高でも7.3割程度しか当てていない。
映画小僧を自称している以上、8割はいかないとな・・・とは思っているが、なかなか触れることの出来ない短編部門まで予想するのは難儀で、、、などと弱音を吐くわけにはいかない。


以下は、先月に発表した予想を一部訂正したもの。
もし8割超えで当てていたら、「超」映画小僧と名乗ることにするので、そのへんのとこよろしく!!


※作品賞の風向きに変化が見られる。
先月上旬までは『6才~』だったが、ひょっとすると『バードマン』か。

現時点で99%の受賞は、主演女優賞「いとしの」ジュリアン・ムーアくらい、、、かもしれない。


○…(業界で)本命とされている
△…その対抗馬

◎…自分の予想


■作品賞
『6才のボクが、大人になるまで。』○
『博士と彼女のセオリー』
『グランド・ブダペスト・ホテル』
『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』◎△
『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』
『セルマ』
『アメリカン・スナイパー』
『セッション』

■監督賞
リチャード・リンクレイター 『6才のボクが、大人になるまで。』○◎
アレハンドロ・G・イニャリトゥ 『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』△
ウェス・アンダーソン 『グランド・ブダペスト・ホテル』
モルテン・ティルドゥム 『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』
ベネット・ミラー 『フォックスキャッチャー』

■主演男優賞
スティーヴ・カレル 『フォックスキャッチャー』△
ブラッドリー・クーパー 『アメリカン・スナイパー』
ベネディクト・カンバーバッチ 『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』
マイケル・キートン 『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』○◎
エディ・レッドメイン 『博士と彼女のセオリー』

■主演女優賞
ジュリアン・ムーア 『アリスのままで』○◎
リース・ウィザースプーン 『ワイルド』
フェリシティ・ジョーンズ 『博士と彼女のセオリー』
ロザムンド・パイク 『ゴーン・ガール』△
マリオン・コティヤール 『サンドラの週末』

■助演男優賞
ロバート・デュヴァル 『ジャッジ 裁かれる判事』
イーサン・ホーク 『6才のボクが、大人になるまで。』
エドワード・ノートン 『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』
マーク・ラファロ 『フォックスキャッチャー』△◎
J・K・シモンズ 『セッション』○

■助演女優賞
メリル・ストリープ 『イントゥ・ザ・ウッズ』
パトリシア・アークエット 『6才のボクが、大人になるまで。』○◎
エマ・ストーン 『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』
キーラ・ナイトレイ 『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』△
ローラ・ダーン 『ワイルド』

■脚本賞
アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ、ニコラス・ヒアコボーネ、アレクサンダー・ディネラリス・Jr.、アルマンド・ボー『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』△
リチャード・リンクレイター『6才のボクが、大人になるまで。』○
E・マックス・フライ、ダン・ファターマン『フォックスキャッチャー』
ウェス・アンダーソン『グランド・ブダペスト・ホテル』◎
ダン・ギルロイ『ナイトクローラー』

■脚色賞
ジェイソン・ホール『アメリカン・スナイパー』△◎
グレアム・ムーア『イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密』
ポール・トーマス・アンダーソン『インヘレント・バイス』
アンソニー・マッカーテン『博士と彼女のセオリー』
デイミアン・チャゼル『セッション』○

■視覚効果賞
『キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー』
『猿の惑星:新世紀(ライジング)』◎△
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』
『インターステラー』○
『X-MEN:フューチャー&パスト』

■美術賞
『グランド・ブダペスト・ホテル』○◎
『イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密』
『インターステラー』△
『イン・トゥ・ザ・ウッズ』
『ターナー、光に愛を求めて』

■撮影賞
『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』○◎
『グランド・ブダペスト・ホテル』△
『イーダ』
『ターナー、光に愛を求めて』
『Unbroken』

■衣装デザイン賞
『グランド・ブダペスト・ホテル』○◎
『インヘレント・バイス』
『イン・トゥ・ザ・ウッズ』
『マレフィセント』△
『ターナー、光に愛を求めて』

■長編ドキュメンタリー賞
『CitizenFour』○
『Finding Vivian Maier』△
『Last Days in Vietnam』◎
『The Salt of the Earth』
『Virunga』

■短編ドキュメンタリー映画賞
『Crisis Hotline:Veterans Press 1』
『Joanna』◎△
『Our Curse』
『The Reaper(La Parka)』
『White Earth』○

■編集賞
『アメリカン・スナイパー』
『6才のボクが、大人になるまで。』○◎
『グランド・ブダペスト・ホテル』△
『イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密』
『セッション』

■外国語映画賞
『イーダ」(ポーランド)
『Leviathan』(ロシア)
『Tangerines』(エストニア)△
『Timbuktu』(モーリタニア)
『Wild Tales』(アルゼンチン)○◎

■音響編集賞
『アメリカン・スナイパー』△
『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』
『ホビット 決戦のゆくえ』
『インターステラー』○◎
『Unbroken』

■録音賞
『アメリカン・スナイパー』△
『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』
『インターステラー』○◎
『Unbroken』
『セッション』

■メイクアップ&ヘアスタイリング賞
『フォックスキャッチャー』○
『グランド・ブダペスト・ホテル』◎
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』△

■作曲賞
アレクサンドル・デプラ『グランド・ブダペスト・ホテル』○
アレクサンドル・デプラ『イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密』
ハンス・ジマー『インターステラー』△◎
ゲイリー・ヤーション『ターナー、光に愛を求めて』
ヨハン・ヨハンソン『博士と彼女のセオリー』

■主題歌賞
“Everything Is Amesome”『LEGO(R)ムービー』○
“Glory”『Selma』◎
“Grateful”『Beyond the Lights』
“I’m Not Gonna Miss You”『Glen Campbell: I’ll Be Me』△
“Lost Stars”『はじまりのうた』

■長編アニメーション賞

『ベイマックス』△
『The Boxtrolls』
『ヒックとドラゴン2』○
『Song of the Sea』
『かぐや姫の物語』◎

■短編アニメーション賞
『The Bigger Picture』
『The Dam Keeper』△◎
『愛犬とごちそう』
『Me and My Moulton』
『A Single Life』○

■短編実写映画賞
『Aya』○◎
『Boogaloo and Graham』
『Butter Lamp(La Lampe au Beurre de Yak)』
『Parvaneh』△
『The Phone Call』




…………………………………………

本館『「はったり」で、いこうぜ!!』

…………………………………………

明日のコラムは・・・

『にっぽん男優列伝(266)西島秀俊』

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする