Cape Fear、in JAPAN

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『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

初体験 リッジモント・ハイ(113)

2015-02-12 05:40:46 | コラム
チャリダーゆえに、ふだん電車には乗らない。

悪天候の日と、呑み会にいくときと、デートくらいなものだろうか。

だから電車の乗りかたが分からない―こう書くと妙だな、そうじゃなくって、電車のなかでどうしていればいいのか、イマイチ分からない。

昔から座らない主義である。
長時間の乗車でも座らない。
べつにトレーニングしているわけでもなく、ただそうしたいだけ。

だから、つり革や手すりを使わなくても「ずっと」立っていられる自信はある。
そんな自信、なんの役にも立たないが。

とりあえず雑誌を読む。タブレット・スマホをいじる。
でも家に居るときとちがい、すぐに飽きる。

だから周囲を見回し、美女ウォッチングを始める。
これは飽きない。

ほとんどの男子がいうことだが、混雑時は厄介だ。
痴漢に間違われないよう、注意しなければならないから。

黙って、いろいろ誤魔化しながら触るくらいなら、素直に触らせてといいますがな自分は―と豪語出来るくらい、自分が痴漢にならない自信はある。
あるが、このヘラヘラ顔である、きょう・あすにでも痴漢と間違われるかもしれない。

こりゃタイヘンだ、どうしよう!?


というわけで。
41歳になって最初の初体験シリーズは、「はじめての痴漢」でいってみよう。

いや、だから、過去も現在も未来も痴漢ではないですよ自分は。

ただ、こんな自分でもね、被害者になったことがあるんですよマジで。
しかも相手は「いわゆる痴女」ではなく、おっさん。
おっさんに、ちんちんあたりをまさぐられたってわけ。


そのへんのエピソードを記す前に―。

映画のなかの痴漢といえば、(ポルノを除けば)周防監督の『それでもボクはやってない』(2007)になるだろう。

最新作は失敗していたと思うが、これは面白かった。

社会性と娯楽性の融合は見事だし、
映画ってなにを語るのか、ではなく、どう語るのか、だと思うのだけれど、そういう意味でも満点にちかい出来かと。





恵比寿駅だったか、逃走した犯人が線路内に入り込んで電車を大幅に遅らせたという事件もあった。

人騒がせなヤツだ。
風俗にでも行ってこいといいたい。

でも、そういうことじゃないみたいなんだよね。
合意のうえで触っても、快楽を得られないのだという。

ひとの嗜好は様々だ・・・が、犯罪はいかんよ犯罪は。


寄り道ついでに、もうひとつ。

私服保安員をやっていた経験から、知り合いの女子に痴漢や盗撮などの相談を受けることが多い。
そう保安って「その場所の安全を保つ」仕事だから、窃盗犯だけを扱うわけじゃないのね。

ほぼ毎日、痴漢に遭っているというOLから相談を受けたときの話。

3ヶ月間、月曜から金曜までずっとつづいているという。

小田急線。
出勤の時間を早くしても遅くしても、その数日後にはそれを把握されて「おさわり」が始まるらしい。

悪質だなぁ。

よっし、なんとかしましょう。

調査1日目で、加害者を特定する。
40代後半、フツーの会社員っぽい。

調査2日目、加害者を尾行して勤務先を調べる。

調査3日~4日目、加害者の自宅を調べる。
探偵でも調査機関でもないので、これけっこう大変だった。

そして、翌週―。

彼女の「兄」という設定で電車に乗り・・・。

つづく。

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本館『「はったり」で、いこうぜ!!』

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明日のコラムは・・・

『初体験 リッジモント・ハイ(114)』

コメント (3)
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