ＮＩＧＨＴＭＡＲＥ

そんなところまでトラビスに似ることはないのだが、相変わらずの不眠症である。

ただ日常生活に支障をきたすことがないため、あまり、、、というか、ぜんぜん深刻さはない。

しかし、ここまでくるとちょっと・・・という不安に駆られることはあるので、そういうときは酒で誤魔化すか、ジョギングしまくって疲れさせ強引に寝るか、自慰をしまくってワケワカラン感じにする―という、どっちにしても荒療治っぽいことをしている。

ちなみに。
真面目に自慰を論じた奇書『オナニスム』における「自慰者（？）の観察」記述があまりにもひどいので、ちょっと引用してみる・・・

＜毎日行い、ときには一日に三回に及ぶこともあったという。そうして次第に射精はしても快感が伴わない、という状況に陥っていくのだったが、そのうちに頭がズキズキする、首が膨らんだ感じになるなどの変化も起こりだす。（中略）このころ私は一度会ったことがあるのだが、まず受けた印象は、生きている人間よりは死体に近いというものだった。（中略）精液も出しっぱなし、目は空ろ、脈も弱い、呼吸も苦しそう、心も体と同様に不調＞

・・・ひでえな、まったく。


誰もついてきてくれないので苦笑
話を戻し・・・

それでも１日に３時間程度は目を瞑っているわけで。
けっして眠っているわけではないのだろうが、とりあえず目は瞑っている。

眠りが深いほうなのかどうかは、ちょっとよく分からない。

分からないが、よく夢は見るほうだ。
いや訂正、みんな見ているだろうから、覚醒時にその映像を「覚えているほう」だ。

度々書いているがＮＩＧＨＴＭＡＲＥ、つまり悪夢がほとんどである。

自分史上で最悪の夢は、オウム村井幹部を刺殺した男が自分を「間違えて」刺すというものだった。

だって彼は刺したあとに「あ、間違えた！」というんだよ。
関東連合じゃあるまいし。
しかしなんだね、この時代に関東連合なんてネーミング、ダサ過ぎはしないか？
まぁ元ボスの逮捕時のツラなんて、不敵な笑いが格好いいと思っている古臭さ満点だったからね、しょうがないか。
あ、そんなこと書いたからって、刺さないでね。

２番目に最悪だった夢は、おそらく死の数日前だった「かーちゃん」が塀から飛び降り、それを自分がキャッチ出来なかったため、かーちゃんの顔面が地上に叩きつけられ崩壊するというもの。

３番目が目の前に救急車が止まり、ドアーが開かれると、そこから臓器が大量に流れ出すというホラーテイスト。
４番目はエッチの最中にムスコが（相手に）噛み千切られる、
５番目は

・・・という具合に、まーず、ろくなことがない。


楽しい夢？

自分がゴーストバスターズの一員になったものとか。

女子タレントが出てくることは滅多にないが、なぜか西村知美、名取裕子とエッチする夢は見たことがある。
どっちも騎乗位だったのが笑えるが、名取さんはともかく、西村「ともちん」なんて好きでもないのになぜだろう？

きっとあれだ、昔買っていた『投稿写真』に、堀越学園運動会でパチリとやられたブルマ姿が印象に残っていたんだろう、
これが不思議なところではあるが、夢に出てきたというだけで、どうとも思っていなかったはずでも好きになるものだね。
というわけで現在でも、ともちんといえば板野ではなく西村な自分なのだった。


しかし。
これだけの映画小僧だというのに、映画がらみの夢が少な過ぎるような気がする。

トラビスは一度も登場してこない。
もちろんベッツィもアイリスも。

スコセッシ組、リンチ組、黒澤組には振られ続け、なぜか、どちらかというと「その面白さ」が分からない『ゴーストバスターズ』（84）が登場するという皮肉。

せめて『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』（93…トップ画像は、そのコスプレ美女。雰囲気つかんでいて、グッジョブ！）のサリーくらいは、登場してほしいんだけれど。


女優としての才能はもちろん、女として好いているから自作に起用している―と思われる監督は何人か居て、その筆頭がヒッチコックとタランティーノ、そしてティム・バートン。

女子の趣味が分かり易いのはヒッチとタラで、バートンは作品同様、ちょっと病んでいる。
病んではいるが、この映画のサリーはとびきりキュートであるし、キャットウーマンも『エド・ウッド』（94）のパトリシア・アークウェットも魅力的。


オタクな映画小僧たちは、そんな風にして、少年時代に見ていたであろう夢のなかの美女たちを自作で「再生」させる。
そのためにも？　夢でどうにか美女に会いたいものだが、目を瞑ると、きょうもまたＮＩＧＨＴＭＡＲＥな映像が現れるのであった。





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