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にっぽん女優列伝(64)岡田奈々

2018-06-24 00:10:00 | コラム
59年2月12日生まれ・59歳。
岐阜出身。

人気ドラマ『スクール☆ウォーズ』(84~85、TBS=大映ドラマ)で、ラグビー部員のために、信じられない量のおにぎりを作る―自分にとって岡田奈々(おかだ・なな)さんといえば、このキャラクターがベストです。



世代的に、アイドルやっていたころは知りません。

そして。
本人は触れられたくない・蒸し返されたくない? でしょうが、
自宅に暴漢が侵入し、数時間居座った挙句、怪我を負わされた(77年7月)というエピソードも、だいぶあとになって知ったことです。

じつはこの犯人、未だ捕まっていません。
(すでに時効成立)

たぶんファンなのでしょうけれど、誤解を恐れずにいえば「電波受け取っちゃった系」といいますか、「ネジが1本外れちゃった系」といいますか、いずれにしても怖かったと思います。

斬りつけられてはいますが、彼を刺激しないよう、奈々さんは「努めて」「冷静に」会話を展開しようとしたのではないでしょうか。



<経歴>

じつは、ポッキーの初代CMガール。

自分の生まれた74年―オーディション番組『あなたをスターに!』(テレビ朝日)でグランプリを獲得、翌年に歌手デビューを飾る。

映画俳優デビュー作は、76年の『青春の構図』。

その翌年に事件に巻き込まれるわけですが、すでに売れっ子だった奈々さんは怪我が治る前にテレビドラマなどの撮影を再開させたそうです。


『暴力戦士』(79)、『隠密同心 大江戸捜査網』(79)、『戦国自衛隊』(79)、
『青春グラフィティ スニーカーぶる~す』(81)、『あゝ野麦峠 新緑篇』(82)、『白蛇抄』(83)、『オキナワの少年』(83)、『里見八犬伝』(83)、『最後の博徒』(85)、『塀の中のプレイ・ボール』(87)。

かわいらしい顔立ちゆえ、中年になっても「かわいらしい感じ」のキャラクターを演じることが多いですね。

しかし90年代以降、そのイメージを脱却すべく様々な役柄に挑戦するようになります。
その手助けをしたのが、デビュー初期作『暴力戦士』の監督・石井輝男。

クドカンが森下愛子を、QTタランティーノがパム・グリアを復活させたのと同じにおいがして、いいですよねこういう流れ。


『パチンコ物語』(90)、
石井作品『ゲンセンカン主人』(93)と『無頼平野』(95)、
『ラブ&ポップ』(98)、
『少年と星と自転車』(2005)、『遠くでずっとそばにいる』(2013)、『恋』(2014)、そして最新作が『海すずめ』(2016)。


とても還暦一歩手前とは思えませんよね、まだまだその魅力をスクリーンで炸裂してくれることでしょう。



…………………………………………

明日のコラムは・・・

女優列伝、3連続でいきます。
『にっぽん女優列伝(65)緒川たまき』
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1 コメント

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整った (夢見)
2018-06-24 09:53:34
時代劇も似合う正当派の美人顔

決して厚かましくぐいぐいいくタイプの芸能人でもなくて

お人柄なのでしょう

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