Cape Fear、in JAPAN

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『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

令和版・海外俳優列伝(164)ダスティン・ホフマン(前)

2024-10-09 03:40:28 | コラム
37年8月8日生まれ・87歳。
アメリカ出身。

米国版「井上順」とも評されることの多いホフマンさん、あぁ納得、飄々としているからね。

※徹子さんとも仲良し


ただそれは中年以降のイメージであって、若いころは「かなり」尖ってました。
反逆的だったといってもいいくらいに。
・・・と「見てきたかのように」語ってますが、それはもちろん世代的にムリな話、自分の初ホフマンは『レインマン』(88)だからね。

尖ったころのエピソードは、そのあとに知ったこと。

せっかく前・後半に分けるのだから、最初にオスカーを取ったときのスピーチと、2度目のを比較してみます。

この2度目のショットに触れただけで、あぁだいぶ落ち着いたんだなぁと思うでしょ?



さて。
こちらが、最初にオスカーを取った(=クレイマー、クレイマー)ときのスピーチ。

要約と一緒にどうぞ!!

「とても複雑な気持ちです。僕はアカデミー協会を批判してきた。ある理由で」
「ジャック・レモンが負けたわけじゃない、ピーター・セラーズも負けてない。ロバート・デュバルが劣っていたわけじゃない。僕が受賞したのは、たまたまに過ぎない」
「俳優協会には沢山の俳優の卵が所属している。ほんの一握りの、運のよいものがスクリーンで活躍することになる。それでも夢を捨てられないものは、タクシー運転手で生活費を稼ぎながら、チャンスを掴むのをひたすら待つほかないんだ」

※なにを発言するのか不安そうな共演者メリル・ストリープ、
協会擁護派だったジャック・レモンがスピーチを聞いたあと、うれしそうに拍手するところにも注目。



グッとくるなぁ!

そして、こちらは2度目(=レインマン)のスピーチ。

ずっと穏やか。
ユーモアも多く、
入院中のお父様のことをメインに話しながらも、変わらぬところがひとつだけ。

候補者を気にかけ、彼らの名前全員を出しているのよね~^^



<経歴>

サンタモニカ市立大学に在学中、休んでばかりいたものの「演劇科は誰も落第しない」という噂を耳にして、演劇科を選択したのだとか?(^^;)

最初のキャリアは舞台から。
このころ、いまのことばでいうルームシェアで一緒に過ごしていたのがジーン・ハックマンでした。

その後、リー・ストラスバーグのアクターズ・スタジオで演技力向上に努め、67年の『The Tiger Makes Out』で映画俳優デビューを飾ります。

なんとなく(長い)下積みがあるようなイメージですが、そんなことはぜんぜんなく。
なんといっても同年『卒業』に出演し、青春スターの仲間入りを果たすわけですから!!




・・・あすへつづく^^

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明日のコラムは・・・

『令和版・海外俳優列伝(164)ダスティン・ホフマン(後)』
コメント (2)
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