Cape Fear、in JAPAN

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『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

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2017-07-28 00:10:00 | コラム
ことば。
物語の原動力になる、ことば。

それは、いわゆる名言とはちがう。
ちがうかもしれないが、そのことばが映画を支配している。

最近になって再び映画のシナリオを書く意欲が湧いてきたので、ここ数日、そんなことばかり考えている。

というわけできょうは、「物語の原動力となったことばが登場する映画」の10傑を展開してみよう。

ちなみにあすも、10傑を展開。
今回のシナリオは色彩を強調させたいので、「色彩映画10傑」を予定。


(1)「ロロ・トマシ」

『L.A.コンフィデンシャル』(97)



主人公エドが創りあげた、架空の人物。

(2)「ディック・ロラントは死んだ」

『ロスト・ハイウェイ』(97)

主人公の家の電話が鳴り、出ると、謎の男がこんなことばを告げる。



意味なんて分からない、それがリンチの映画です。

(3)「カメダカ」

『砂の器』(74)

「亀高」なのに「亀田」と聞こえたことから、捜査が迷走する。

(4)「薔薇のつぼみ」

『市民ケーン』(41)

最初に呟いたことばの意味は、最後の最後で分かる。

でも、そのことばを分かり易く解説することは、ひじょうに陳腐な感じになるので要注意。

(5)「カイザー・ソゼ!」

『ユージュアル・サスペクツ』(95)



誰も見たことがない男のことを、いいトシした男たちが本気で怖がっている。

(6)「アティカ!」

『狼たちの午後』(75)

アティカ刑務所の暴動事件を指し、野次馬たちの共感を得る主人公。




(7)「みんな、月でした」

『皆月』(99)

こう書き残して失踪するおんな。

松尾スズキだったか、死ぬ間際に意味深なことを呟いたりするのはよしてくれ! といったのは。

(8)「最低だ」

『勝手にしやがれ』(59)

「最低って、なに?」と聞き直すヒロイン。

(9)「GLUTTONY(暴食)」…トップ画像

『セブン』(95)

すべては、ここから始まっている。

(10)「それが、お前の性だ」

『クライング・ゲーム』(92)




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明日のコラムは・・・

『color』
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