ｇｏｏブログ終了までに、「ひとり」映画オールタイムベスト１０１を完結させるぜ＾＾（５８）

第５８位『マルホランド・ドライブ』

＜２００１年、アメリカ映画　監督：デイヴィッド・リンチ　出演：ナオミ・ワッツ、ローラ・ハリング、ジャスティン・セロー＞

真夜中の山道で交通事故を起こし、記憶喪失になった「自称リタ」と女優志望ベティによる甘美なハリウッド地獄めぐり。

「わたしのあたまはどうかしている」…うん、実際にどうかしていると思う。
と同時に、これぞリンチだと長年のファンは歓喜したわけだ…と記す程度にはリンチを信奉している、けれども「テレビドラマのオールタイムベスト」を展開すれば当然のように『ツイン・ピークス』が１位に輝くが、映画監督としてのリストを作り始めると、どうしてもこのあたりの位置まで登場させられない、ごめんねリンチ(^^;)

とはいえリンチ信奉者は知っている、
とくに『ロスト・ハイウェイ』以降は「劇中の人物が精神的にも肉体的にも別の人物に変貌を遂げる」という不条理物語を描きつづけていて、新版の『ツイン・ピークス』を含めて地続きになっているのだと。
つまり『マルホランド・ドライブ』を選出するというのは「さしあたって」に過ぎず、はっきりいえば、リンチのキャリア全体をここに取り上げているようなものなのだ！

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