Cape Fear、in JAPAN

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『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

日本女優別10傑(14)片岡礼子

2022-08-05 00:10:00 | コラム
~片岡礼子のキャリア10傑~

不幸が服を着て歩いている―と称されるほど不幸なキャラクターが似合う片岡さん50歳。

たまには「とびっきりの笑顔」を見せてほしいのだけれど、実際そうなったとき「少し物足りなく」感じたりして(^^;)

受け手というものは、ほんとうに勝手なことばかりいいますわね。。。


(1)『ハッシュ!』(2001)

ゲイのカップル(田辺誠一×高橋和也)と、子どもがほしい独身女性の物語。


21世紀の到来を告げた、傑作のひとつだと思う。


(2)『空白』(2021)

このひとの存在と言動により、主人公に変化が訪れる。

出番は少ないが、とってもとっても大事なキャラクターだった。



(3)『愛の新世界』(94)

荒木経惟×高橋伴明による、性をめぐる物語。

本作がデビューとなる鈴木砂羽ばかりに注目が集まったが、いやいや片岡さんもなかなかのインパクトです。


(4)『ヘヴンズ ストーリー』(2010)

瀬々敬久による、278分の意欲作。

ところでこのくらい長い映画を「ファスト映画化」する場合、どうすればいいんだろうね笑


(5)『鬼火』(97)

ヒットマンの悲哀を描いた原田芳雄主演作。

相手役を務めた片岡さんは、ある意味で原田より目立っていて素晴らしい。


(6)『ぐるりのこと。』(2008)

ヒトの再生を見つめた橋口亮輔の力作だが、片岡さんは殺人事件の被告を演じていて、これまたきつい…。


(7)『タイトル、拒絶』(2020)

デリヘル嬢の日常を活写した力作。

ベテラン勢みなが伊藤沙莉のサポートに徹していて素敵。



(8)『ミスミソウ』(2018)

青春リベンジ映画の快作。

片岡さんは、やっぱり目を覆いたくなるほど不幸なキャラクターで…。



(9)『KAMIKAZE TAXI』(95)

個人的には原田眞人監督の最高傑作かと。

これや『愛の新世界』を観ると、片岡さんだって若いころから「ザ・不幸」でなかったことがよく分かる(^^;)



(10)『まほろ駅前多田便利軒』(2011)

「わが町田」を舞台とした佳作。
片岡さんは、「コロンビア人」を自称する娼婦を(鈴木杏とともに)好演。

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明日のコラムは・・・

『さぁ大掃除はじめましょう^^』
コメント (2)
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