Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

シネマしりとり「薀蓄篇」(331)

2020-05-27 00:10:00 | コラム
そんがん「ほ」→「ほ」らー

観客をひたすら怖がらせるために創られている、それが、ホラー(horror=恐怖)映画。

いわゆるジャンル映画なので、好きは大好き・嫌いは大嫌いということかな。

ショック描写が多いから、リアクションはどうしたって、ほかのジャンル映画(アクションや恋愛など)よりも極端になってしまう。

ただ、嫌いなひとにも分かってほしいのが、このジャンルなくして視覚効果の発展はなかった、、、ということ。

流血、頭部の爆発、動くガイコツ、ゆっくり立ち上がるゾンビ、千切れる臓物。などなど。

これらを本物に見せる技術は他ジャンルに転用され、それぞれがリアリティを獲得していく。


映画はね、ある特定のジャンルだけが突出すればいいってものではないのですよ。(エラソー

以下、観て損はない映画史に残るホラー映画5選。


『ポゼッション』(81)

タイトルは「憑依」の意味。
これも、広義の意味ではホラー映画でしょう。




『悪魔のいけにえ』(74…トップ画像)

自分の生まれた年に、映画史上で最も「殺される恐怖」を捉えた映画が誕生。

極上でサイアクな83分間、くらえ。


『エクソシスト』(73)



背景と細部を、ないがしろにしないこと。

リアリティは、こうして出来上がる。


『新感染』(2016)

21世紀から、ひとつ選出。
ほんとうは日本産でいきたいところだけれど、韓国産のこれがピカイチ。

早いゾンビ。
生き残ってほしいひとまで犠牲になり、とことん怖がらせてハラハラさせてくれる。




『ブレインデッド』(92)


ニュージーランド生まれの作家の悪趣味性は極限にまで到達しているので、逆に笑ってしまうのだった・・・。


あすのしりとりは・・・
ほ「らー」→「らー」めん。

…………………………………………

明日のコラムは・・・

『シネマしりとり「薀蓄篇」(332)』
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする