Cape Fear、in JAPAN

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『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

外国女優別キャリア10傑(18)グレース・ケリー

2020-05-24 00:10:00 | コラム
~グレース・ケリーのキャリア10傑~

クールビューティーの代名詞だが、俳優としてのキャリアは5年程度。

だから数ある出演作から10本選ぶとかではなく、すべての出演作を好きな順に並べているに過ぎない。

モナコ王妃、交通事故という劇的な最期までを含めて、同じヒトとは思えない人生だな、ほんとうの意味でのスターだったんだなぁ、、、と思う。


(1)『真昼の決闘』(52)



劇中で流れる時間と上映時間が「ほぼほぼ同じ」というリアルタイム西部劇。

フレッド・ジンネマンによる、リアリズム演出にしびれた。

ケリーはもちろん可憐で魅力的だが、この作品にかぎっては、映画史的な価値からベストワンに選出。


(2)『泥棒成金』(55)

天才ヒッチコック×伊達男ケーリー・グラント×美女ケリー。

ほかに、なにも足さなくてもいいし引かなくてもいい。

花火とキスのモンタージュが有名ですね物語よりも。




(3)『裏窓』(54)

身動き取れなくたって、恋人がケリーなら、スチュアートはぜんぜん不運なんかじゃない。



(4)『ダイヤルMを廻せ!』(54)

最も美しく捉えられているという点では、個人的にはこれがいちばんかと思ってる。

ヒッチコック、短期間でこんなに起用しているのだから、ほんとうに惚れていたのだろうね。


(5)『上流社会』(56)

引退作であり遺作。
ビング・クロスビーやフランク・シナトラと組んだミュージカル。

本人役で、ルイ・アームストロングも出演しています。




(6)『モガンボ』(53)

クラーク・ゲーブルが主演、ジョン・フォードが監督し『紅塵』(32)をリメイク。

じつはケリーは、出演予定だった女優が降板したことによる「代役」だった。

そんな時代もあったのね・・・って、短い活動期間なんだけど。


(7)『喝采』(54)

オスカー主演賞受賞。

かつてミュージカルスターだった主人公(ビング・クロスビー)を支える妻を熱演している。



(8)『トコリの橋』(54)

朝鮮戦争を舞台にした戦争映画。
ウィリアム・ホールデンと共演、日本からは淡路恵子が出演している。


(9)『緑の火 エメラルド』(54)

「緑の火」と呼ばれるエメラルドをめぐるアドベンチャー。


(10)『白鳥』(56)

アレック・ギネスがアルバート殿下を、ケリーがアレクサンドラ姫を演じた、1910年が舞台のコスチューム劇。

「引退記念作」として制作されたというところ、ケリーの「特別感」が現代人にも分かるよねぇ。。。

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明日のコラムは・・・

『灰とダイヤモンド』
コメント (1)
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