Cape Fear、in JAPAN

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『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

俳優別10傑 海外「な行」女優篇(1)

2017-06-27 00:10:00 | コラム
~ニコール・キッドマンのキャリア10傑~

デビュー時と現在の評価が、これほどちがう女優さんも珍しいかもしれない。

そのくらい、出たてのころのニコールはイモっぽかった。

豪州出身の、イモねぃちゃんだった。
当時から美形だったのに、なぜかそそられなかった。

トム・クルーズと一緒になり、ふと気づいたら「化けて」いた。

エロス全開―自分の目指すべき方向に気づいて以降の彼女は、ほぼ無敵。

50歳になった現在も、MUTEKIのままなのだった。


(1)『誘う女』(95)

旦那を殺してもスポットライトを浴びたかった女の一代記。

こんなひとに迫られたら、誰だってホアキンくんのようになる。

だから彼は、ぜんぜん悪くない。



(2)『ドッグヴィル』(2003)

奇人トリアーによる、刺激的な実験映画。

彼女が演じるキャラクターが直面する問題は、やはり、彼女自身のエロスであった。

(3)『ペーパーボーイ 真夏の引力』(2012)

どうやら自分は、ニコールのビッチぶりを期待しているらしい。



(4)『めぐりあう時間たち』(2002)

ヴァージニア・ウルフを演じ、オスカー主演賞を受賞。

(5)『ムーラン・ルージュ』(2001)

楽しいミュージカル。

共演者にも恵まれ、また、バズ・ラーマン監督の「よい面だけ」が出た。

(6)『ピースメーカー』(97)

核弾頭をめぐるサスペンス。

批評面はイマイチだったと記憶するが、自分は充分楽しめた。




(7)『プラクティカル・マジック』(98)

サンドラ・ブロックと共演。

物語はなんてことないが、ふたりの魅力で最後までみせる。



(8)『LION/ライオン ~25年目のただいま~』(2016)

昔なら、メリル・ストリープあたりが演じていたキャラクターかもしれない。

ニコールも、円熟期に突入したということか。

(9)『ラビット・ホール』(2010)

交通事故で子どもを亡くした母親を静かに熱演。




(10)『アイズ ワイド シャット』(99)

キューブリックの遺作。

もっと過激な物語を期待していて、観た直後は失望したが、時間が経過すると、不思議な味わい深さを感じるようになった。

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明日のコラムは・・・

『にっぽん女優列伝(18)五十嵐淳子』
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