お金のない世界「知恵の輪」 I realize world peace

メインブログは楽天「知恵の輪」です。
http://plaza.rakuten.co.jp/chienowa/

身近な外国の問題

2016年10月16日 23時40分03秒 | Weblog
稔君にとって世界情勢まで気が向かなかったけど、国の借金を払わなくてもいいお金のない世界を実現したくて興味のなかった世界のことまで知らなくてはいけないと思うようになりました。


そして
みんなが話題にする中国の動きが気になるようです。
インターネットの情報はすべてが真実かわからないにしても、現実味を帯びるような情報が多く見受けられます。


どうしても世界平和とお金のない世界を作らなければいけない。
そういう気持ちにさせる情報が話題になるようです。

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小説の下書きを書いてみよう(23)

2016年10月15日 23時32分09秒 | Weblog
身近な問題は自分が我慢したり注意すればなんとかそれなりに解決はできるが国際問題になると自分たちで何とかなるはずもない。


「先日は身近な問題について書いてもらったけど世界に目を向けてお金の要る世界の問題点を考えてみませんか?」美佐枝が提案した。


「そうですね、いろんな人から身近な問題点を書いてもらったけど、すでに出ている問題点と同じようなものでした、気になったのが世界の問題点が日本に影響があるってことでした」そこへ栄治が追記として「それに、急を要するって多くの人が言ってましたよ。グローバル化した世界だから身近な問題として考えたほうが良いって」とコメントした。


「それでは、すぐにでも日本に影響を与えるような外国の問題点を考えてみましょうか?」美佐枝が提案した。
そのとき稔がコメントを入れた「学校で先生が言ってたよ『難民の人たちを助けるために何をすれば良いか考えてみよう』って、僕はどうすれば良いかわからないから『難民にならないようにすれば良いじゃないですか?』って言ったんです」


「そうなの?先生は個人的にできることを考えてみようって言ってたんでしょうね。そして稔君は根本的なところに視点が行ったんですね。素晴らしいと思うわ」美佐枝が感心して褒めた。「ありがとうございます」


ここで美佐枝と栄治の会話が始まりました「稔君が言ったように難民を受け入れることより難民にならないように支援していく方が大切かもしれませんね。ほかに何か急を要する問題はあるかしら?」「原発事故が気になるという意見がありましたよ」「それはどの国も言える話ですよね」「日本から見ると中国や韓国の原発が気になるという意見でした」「それはどういうことでしょう?」


「中国や韓国で原発事故が起きたら放射能が黄砂と同じように偏西風に乗って飛んでくるということです」「以前中国で起きた高速鉄道の事故処理のように原発事故が起きたときの事故処理がずさんだったら放射能汚染も避けられないでしょうね」「困ったことになりますね」稔が真剣にコメントした。


これ以上難民が増えて日本が数万人レベルで受け入れるとしたらどうなるのか?
中国や韓国で原発事故が起きたら放射能汚染はどのくらい広がるのか?
外国の問題が日本の問題として考えなければならない。


近隣諸国の問題はこの程度ではないです。
日本の未来を考えると「早くなんとかしなければ」と思う話題が持ち上がってきます。


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世界の問題は身近な問題

2016年10月14日 23時35分44秒 | Weblog
身近な問題は多くの意見が寄せられましたが似たような問題が多かったようです。
そして温暖化や異常気象、世界的な人口爆発による食糧不足、移民や難民の受け入れ問題など世界的な問題が自国の問題以上に危機感を感じている人は多くみられました。


しかし稔君は世界的な問題がお金のない世界になれば解決できるとは思えなかった。
でも、知れば知るほど世界の問題も身近な問題として考えるようになります。


あらためて現在の登場人物を紹介しておきます。

・希望稔(きぼうみのる)12歳の男子小学生(主役)
・栄治(えいじ)23歳の男性会社員(6話で登場)
・美佐枝(みさえ)26歳の女性会社員(16話で登場)
・幸夫(ゆきお)40歳の男性契約社員(10話で登場)
・素子(もとこ)60歳の専業主婦(5話で登場)


登場人物は増えるかもしれません。
あなたも可能性はありますよ。

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小説の下書きを書いてみよう(22)

2016年10月13日 23時27分56秒 | Weblog
お金の要る世界での問題点は何なのか?
お金のない世界になったら解決できるのか?
とりあえず自分たちが思っていたことやそれぞれのブログで意見を聞いたことを書き出すことにした。


・やりたい仕事はお金が儲からないからお金が儲かるやりたくない仕事をしなければいけない。

・震災で壊れかけた実家に住んでいるけどお金がないから建て直しも引越しもできない。

・結婚したいけど共稼ぎしないと生活できないし、子育てにお金がかかることが不安だから結婚できない。

・いまの職場を辞めたいけど給料が下がると生活できないので転職がしにくい。

・子供に塾に行かせたいけど生活費を削れないので塾に行かせることができない。

・離婚したいけど離婚後の生活費の保証がないから離婚できない。

・単身赴任を命じられて家族と離れて生活をしなければいけない。単身赴任を断ると会社に居づらくなる。

・社員が少ないから休みたいときに休むことが難しい。

・ホームレスの老人が軽犯罪を犯してまで安定した生活ができる刑務所に入りたがる。

・お金欲しさに強盗や空き巣や詐欺が無くならない。

・保険の営業のときに長年かけた積み立て型の保険を高額保障の掛け捨て型の保険に転換を薦めるとき罪悪感を感じました。

・取引先によって販売価格を変えることが正しいと言われたけど相手をだましているようで心苦しい。

・お米を作るよりお米を買ったほうが安いので山間部の田んぼは荒地になってしまった。

・市街地の田んぼは農家が高額で土地を売ってマンションやホームセンターが出来てしまった。

・森林は手入れをしたいけど人を雇うお金がないので荒れてしまい山崩れもたくさん起きている。

・空き家や空きビルが多いのにまだマンションやビルが建てられる。

・学校も病院も介護施設もお金が儲からないと閉鎖されてしまう。

・病気だと思っていてもお金がないからできるだけ我慢して病院に行かないようにしている。

・原発は要らないと言っているのに補助金がもらえるから原発賛成と言っている。

・経済優先だから原発は必要だと言われる。

・電化生活は理想だと思うけど、発電方法が悪いのに節電を強要される。クリーンエネルギー発電が普及して欲しい。

・発明や実用新案などで、いくら良いものでも利益の上がらないものは無視される。

・企業や国は新しい資源を求めて自然が破壊されていく。

・資源の奪い合いで領土問題を起こして紛争や戦争が起きる。

・世界的な経済格差で移民が増えて生活風習の違いで困窮する人が増える。


「けっこうあるもんですね(笑)とりあえずこれくらいにして、これから発言する人たちの意見も交えて紹介したいですね」素子が区切りを入れた。
稔は学校では教えてくれないいろんな社会問題に驚いていた。


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71万アクセス

2016年10月13日 14時05分53秒 | Weblog
本日楽天ブログ「知恵の輪」が71万アクセスを超えました。
小説の原稿を書き始めて訪問者が少し増えました。
ありがたいことです。
http://plaza.rakuten.co.jp/chienowa/

インターネットで世界平和が実現するか?
挑戦中です。


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お金の要る世界の現実

2016年10月12日 23時38分47秒 | Weblog
お金のない世界がイメージできないのなら
お金の要る世界の現実を知ってもらおうと言うことになりました。


本当は誰もが知っていることなのに
それが当たり前のようになってくると麻痺してしまうんでしょうね。


だから
「今のままではいけない」という気持ちと
「今のままでも仕方がない」という諦めの気持ち。


夢を語ると
「現実から逃げてはいけません、現実を直視しなさい」と言われる。

現実を直視するからこそ
「今のままではいけない」と思うんですよね。

今のままではいけないからこそ夢を実現させる方法を考えないといけない。


現実を直視するために現実の問題点を書き始めるみたいです。


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小説の下書きを書いてみよう(21)

2016年10月11日 23時41分40秒 | Weblog
世界平和が実現したらどんな世界なのか?
インターネットを活用して多くの人の意見を聞いてみることにした。
ところが
本当の世界平和を体験していないのに、世界平和はお金のない世界だということを知るとなおさらイメージが出来ないようだった。
そして「平和な世界は助け合いの社会ですと言えば嫌いな人は助けたくない」と言い。「みんなが食べたいだけ食べれば食料はいくらあっても足らないよ」と批判的なことも言われた。


助け合いの世界は困ったとき助け合うのは当たり前だが、すべてが無料の社会が助け合いの社会になっている。


「僕のブログではイメージできる人のコメントは無かったけどみなさんの所ではどうでしたか?」と栄治がコメントした。「僕は学校で友だちに話したら早くお金のない世界にして欲しいって言ってました」「私のブログでは世界平和はあこがれの世界だから早く実現して欲しいという意見が多かったです」と稔と美佐枝がコメントを書いた。


そこへ素子が参加した。「私のところも世界平和とお金のない世界の実現は急いで欲しいという要望が多かったですよ、皆さんの急ぐ理由は何でしょうね?」「それは僕も気になりますね」と栄治が書いた。


「チョットいいですか?」と久しぶりに幸夫が参加した。「いま演説の原稿を考えている最中なんですけどね、いきなりお金のない世界を強調するのではなく世界平和の実現を訴えて補足的にお金の流通をしないお金のない世界を提案しようと思っているんです」栄治が「そのほうが穏便に行きそうな気がしますね」とコメント。


幸夫は「でもね、お金のない世界になればいまの社会問題がどれくらい解決するのかも多くの人に知ってもらいたいですね」と補足した。「そうですよね、いまの社会問題なら誰もがわかる話だからお金のない世界の良さがわかってもらえますね」


お金のない世界になればお金の要る世界の悪いところがどれくらい解決できるのか?
そちらのほうも気になりはじめたようです。
稔も自分の知らない大人の世界に興味を持ち始めた。


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世界平和はどんな世界

2016年10月10日 23時26分47秒 | Weblog
世界平和の実現を目指して知恵を出し合うことになった。
世界平和は誰もが望む世界なのに世界平和がどんな世界なのかを知りたくなった。


本当の世界平和は過去になかった。
理想とも言える世界平和がどんな世界なのか?


戦争しない世界は軍隊を容認する思考です。
本当の世界平和は戦争も軍隊も存在しません。
分かち合い助け合いが自然とできる世界です。


あなたが思う世界平和の世界はどんな世界ですか?
自由に書いてみてください。

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小説の下書きを書いてみよう(20)

2016年10月09日 23時25分59秒 | Weblog
「稔君らしい提案ですね(笑)」「僕らしいですか?」「感動もんだよ(笑)」「そうね、私たちはそこまで思いつかなかったわ」みんなは稔を賞賛した。「良いアイデアが出たけどこの先はどうすれば良いの?」と素子が聞いた。この先のシナリオが思い付かないのである。


美佐枝が提案してみた「いつでも演説できるように演説の文章を考えてみるのはどうかしら?」「そうですね、とりあえず文章を書いてみてそれを見ながら意見を出し合うのも良いですね」幸夫が賛同した。


「一つ提案なんですが、よろしいでしょうか?」素子がコメントを入れた。「どうぞ」「幸夫さんが政府やマスコミに提案投稿された経験を活かして演説の原稿を書かれたらどうでしょう?」「え~僕ですか?」「その原稿を参考にしてみんなで考えてみましょうよ」「そうですね、何か書かないと考えようがないですからね」


とりあえず幸夫が演説の原稿を書くことになった。


「ところで、幸夫さんが原稿を考えてくださる間に世界平和の世界はどんな世界なのか考えてみませんか?」素子が提案した。「そうですね、目標は世界平和でお金のない世界だけど具体的にどんな世界なのかよくわらないですよね」「僕も想像はつくけどもっと知りたいです」栄治も稔も世界平和の世界を考えてみたくなった。


「とりあえず思いつくままに書いてみませんか?」「そうですね、とりあえずですね♪」「思いつくままに書いてみましょう」美佐枝の提案にみんなが賛同した。「誰でもいいから書いてみましょう」「了解しました」


「核武装や軍隊のない世界」「世界中の人たちが自由に行き来することができる」「どこの国の人も衣食住に困らない」「自分たちの言葉や宗教や文化が守られている」「資源が無駄なく循環されている」「領土問題が起きない」「働く時間が少なくなる」「空気や水がもっときれいになる」「温暖化がストップする」「フリーエネルギーが普及する」「砂漠地帯が減って、もっと緑豊かな環境になる」


書き始めたらけっこう出てくるものですが。
ここで美佐枝が提案を出した。
「私たちだけの意見だけでなくいろんな人の意見を聞いてみたいです。そこでいろんな人に声をかけてみましょうよ」「そうね、それぞれの立場で考えることが違いますからね」「僕も友だちに聞いてみるよ」


そこで栄治がコメントを入れた。
「お金のない世界が良いのかどうかを聞くのではなく、世界平和はお金のない世界だということを前提に世界平和はどんな世界だと思うかを聞いたほうが良いですね」


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世界へ向けて

2016年10月08日 23時34分40秒 | Weblog
稔君の奇抜な発想でみんなが戸惑っています。
今の世界の中にもう一つの世界を作るという発想もそうだったが、国連に出席して演説するなんて。


いきなり国連に行けるはずもなく。
国連に行く方法すらわからない。
普通の子供と普通の大人が世界を相手に何かをすることが思考の中に存在しない。


それでもみんなは自分たちに何が出来るのかを考え始めます。

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小説の下書きを書いてみよう(19)

2016年10月07日 23時23分21秒 | Weblog
高齢化が進めば年金受給者が増えてくる。
むかしは「自分が貯めた年金を定年過ぎたらもらえる」と言っていたものだが、いまは「若者が高齢者の生活を守る」という考え方に変わってしまった。


素子はそれを実感して悲痛なコメントを入れたのだ。
「現状悪化を防ぐためにもベーシック・インカムは大歓迎ですね」美佐枝は素子の心情を気遣ってコメントを入れた。そしてもう一言「それにしても年金積立金を増やそうとマネーゲームに投資されているわね。投資家に餌をばらまいているような気がする(涙)」


「そうなのよ、そんなに積立金があるのなら高齢者が安心して生活できるだけのお金を支給すれば良いのよ。そうすれば健康維持のためにも社会のために働くわよ。みんな『何かしたい』と思いながら生きているんだから」「そういえば以前書いていましたよね農家はほとんどが高齢者が働いているって」と幸夫がコメントした。


高齢者はお金儲けは出来ないけど社会のために何かをするだけで健康になれるということを素子は実感しているのだった。


「話を元に戻して、もう一つの世界を作るきっかけは何かないかしら?」素子が軌道修正した。
「政治家に僕たちの提案を聞いてもらうのはどうですか?」栄治が提案した。「僕は何年か前政治家やテレビ局へ提案投稿をしたことがあるんですよ」幸夫が書いた。「え!あるんですか?」「大規模リサイクルセンターを思いついたときですけどね、首相官邸や各政党、マスコミのHPに投稿したんです」「そうなんですか?何か反応はありましたか?」「残念ながらないです(笑)」


「こんなに良いことなのに、なぜ誰も取り上げてくれないんですか?」稔が素朴な疑問を投げかけた。「不思議だよね、資本主義社会の中では取り上げたくない話題かもしれないね」「もう一つの世界作りの話題ならなおさらですね(笑)」幸夫も栄治も否定的な意見しか書けなかった。


しばらくして新しく参加した美佐枝がコメントした「インターネットって世界中につながっているんでしょ?せっかくインターネットを利用しているんだから私たちの会話に外国の人も参加してもらえると良いかもしれないわね」「僕たちは日本語しか話せないよ(笑)」「それもそうね(笑)」


「そうだ!良いこと思いつきました」稔が叫ぶようにコメントを書いた。「なになに?」みんなが一斉に書いた。「こんなのはどうですか?世界中の人に提案したいから国連で訴えてみるんです」とんでもない内容にみんなはしばらくコメントが書けなかった。


たしかに国連を活用するという話はあったが、まさか国連に行って訴えるなんて想像すらしていなかった。
子供らしいアイデアに大人たちは戸惑った。


国連で演説するのは国の代表者だが、過去にも国連で演説をした子供はいた。国連で世界中の代表者に訴えることが出来たら、一歩前進するかもしれない。

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新しい試み

2016年10月06日 23時18分37秒 | Weblog
高齢化社会の問題点の一つが素子さんのコメントで話題になりそうです。
高齢化が本当に悪いのか?
高齢化になっても問題がないとすれば?


国内の問題も世界の問題も同じ問題はあるはず。
世界の問題に焦点を当てれば
国内の問題も世界の問題も同時に解決できるはず。


そしていままでやってこなかった提案が生まれる可能性も出てきそうです。


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小説の下書きを書いてみよう(18)

2016年10月05日 16時58分26秒 | Weblog
美佐枝は思ったことを書き続けた。
「もう一つの世界を作るという稔君の提案に共感するんです。なぜそう思うのかというと数年前ある記事を見たんです。それは善意の井戸が壊されるという記事でした。みなさんもテレビ番組で善意の井戸を見たことがありますか?」「僕見たよ、でも井戸が壊されるなんて知らなかった」と稔が答えた。


美佐枝が伝えたかったのは「貧困国に作った『善意の井戸』を巡り大虐殺も...マスコミが伝えない人道支援の闇」という記事で、「日本人が善意で行った支援活動が、現地では殺し合いのキッカケになってしまったのである。」という内容であった。


美佐枝は続けて「多くの支援活動が素晴らしい結果を出していることは間違いのないことですが、この記事にもあるように一時的に部分的な支援より全体を同時に支援活動をしたほうが良いことに気付いたんです」「本当に悲しいことですね」素子がつぶやいた。


栄治が思い出したように「だから国連の活動を疑問視する人が多いのかな~?」と書くと美佐枝が「国連は大切な機関だと思うんです。それを有効に生かすためには稔さんが提案したようにもう一つの世界を作る必要があると思いました」


たしかに現実の裏に潜んでいる現実は多くの人に知らされていない。


「もう少し真剣に情報を収集してみませんか?」「そうですね」幸夫の提案にみんなは賛同した。
「もう一つの世界を作るという思いを強くするためにもいろんな立場の意見を知っておくことは良いことだと思いますね」素子は心からそう思ってコメントした。


そして、それぞれがインターネットを活用して世界の現実を知り、もう一つの世界を作るヒントを探すことになった。


翌日、稔が「おもしろいのを見つけました」とコメントを入れた。「あれ?誰もいないの?」稔は残念そうにコメントだけ残そうと書いた。「ベーシック・インカムというのを見たんです。これなら誰もお金で苦しむことは無くなるって。こんなのはどうですか?」


しばらくして幸夫が返事を書いた。「稔君こんにちは、僕も以前から知っていたけどね、お金の要る世界を続けるには良いアイデアだと思ったよ。稔君が提案したようなもう一つの世界を作る過程としてならこのベーシック・インカムは一時的な効果はあると思うよ」


「でしょ?とりあえずお金で苦しむ人がいなくなればお金のない世界をイメージする人が増えると思ったんです」という稔の意見に美佐枝がコメントを入れた。


「私も興味があった時期があって調べてみたんですけどね、スイスではベーシック・インカムを導入するかを国民投票をしたら否決されたって、主な反対意見は膨大な原資が必要だということ、労働意欲がなくなり経済的混乱が起きる、資本主義社会にマルクス主義の思想はそぐわないって」


「やっぱりね、お金の要る世界ではお金ですべてを解決するなんて不可能ですよね」栄治も参加してコメントを入れた。「せめて日本だけでもこのベーシック・インカムをやって欲しいわ、年金だけでは生活費が足らないのよ」素子が深刻なコメントを入れた。


国民年金は20歳から60歳までまじめに納入しても年額80万円しかもらえないのだ。月額7万円以下で生活しなければならない。これも現実の一つです。

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知るべきこと

2016年10月04日 23時29分51秒 | Weblog
美佐枝さんの意味深のコメントが全員気になっていた。
「自分たちはまだ知らないことがあるんだろうか?」
世界平和なんてきれい事を訴えている自分たちを非難する人たちがいることは知ってはいたが。


美佐枝さんの情報でみんながショックを受ける。


現実の中にも別の現実はある。
知っているか?知らないか?の違いで思考が変わってくる。


「自分の考えは正しい」と思うことは自信にもつながるが「自分の考えは間違っているかもしれない」と謙虚に考えることも必要なんだと思える。


思考は情報量で判断することは多いです。
情報量で判断するよりいろんな視点で見ること。
視点が偏らないほうが良いと思う思考も働いています。

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小説の下書きを書いてみよう(17)

2016年10月03日 22時23分52秒 | Weblog
「おや、珍しいわね若い女性じゃないですか、よろしいですよ。私は60歳の主婦です素子(もとこ)と言います。よろしくお願いしますね」「はじめまして、美佐枝と申します。初めから読んでるわけじゃないけどユニセフで検索してみたら世界平和の話題のようなので私も参加したくて来ました。よろしくお願いします」「よろしくね」


素子は女性の参加で少し嬉しくなった。
「ほかの男性たちはまだ思案中なのかしら、しばらく二人でお話しましょうか」「ありがとうございます」「ところで美佐枝さんはユニセフと関係がおありなんですか?」「一時期、飢餓や貧困を無くす活動をしていてユニセフにも募金をしていました」「素晴らしいわね、いまも続けていらっしゃるの?」「残念ながらいまはやっていないんです」


「そうですの?いろいろ訳ありのようですね」「世界中で募金活動も支援活動も多くの人が頑張っているんですけど、世界が平和にならないのが辛いんです」「そうよね、温暖化も戦争も貧困も解決しないのが不思議に思っていたわ」


「こんにちは、新しい人が参加されているんですね。僕は稔と言います、12歳の6年生です。ここでいろいろ勉強しています。よろしくお願いします」「26歳のOLで美佐枝と言います。こちらこそよろしくお願いします」「みさえさんですか?どこかで聞いた名前ですね」「はい、時々『おい、みさえ』と呼ばれます(笑)」「クレヨンしんちゃんじゃないですか♪」


「こんにちは、にぎやかですね。美佐枝さんこんにちは、僕は23歳の会社員で栄治と言います、よろしくお願いします」「こちらこそよろしくお願いします」「みなさんこんにちは、久しぶりです。美佐枝さんこんにちは、僕は40歳契約社員している幸夫と言います、よろしくお願いします」「みなさんご丁寧にありがとうございます、よろしくお願いします」


不思議と意気投合して何かが始まりました。
それは
世界平和という共通のキーワードがあるようです。


稔が新しく参加した美佐枝に興味を持って聞いてみた「飢餓や貧困を無くすために募金活動をされていたんですか?」「そうです、いくら募金をしても解決しないから違う方法が良いんじゃないかって思うようになったんです」「それで思い出したんですけど、夏休みに愛は地球を救うというテレビ番組で募金活動をしているのに温暖化で地球が苦しんでいるんですよね」


「稔君は的確に見てるね」幸夫が感心してコメントを入れた。「僕が生まれる前から続けているのに地球が救われていないのはなぜなんだろう?」栄治も疑問を書いた。そこへ素子が「それはいまの経済活動が問題だと思うわね」とお金の要る世界の欠点を書いた。


幸夫が大規模リサイクルセンターの提案をした時思ったことを書いた。「お金の要る世界ではお金をいくら使っても問題が解決することが出来ないんだと思うよ」「やっぱり、もう一つの世界を作るほうが良いかもしれないわね、ところで2~3日休憩があったけどどなたか案は出ましたか?」素子が進行役になった。


美佐枝がさっそくコメントを入れた。
「やはり先日稔君が提案したもう一つの世界を考えたほうがいいと思います」「美佐枝さんはなぜそう思うの?」「現実を知れば知るほど難しいことを感じるんです」


美佐枝は現実の中に潜む何かを感じているようです。

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