季節の花と言葉の花束

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季節の花の紹介と言葉の花束を書いています。

季節の花「桔梗(きききょう)」

2019-10-17 04:29:33 | 暮らし
人生日訓(36)

「なくてはならぬ人になる」

一つの職場にとって、その人がいなくては車が回ってゆかぬほどの人物なら、万人

の尊敬を受け、相当の報酬を受ける。それでいいのである。いてもいなくてもいい、

どこにでもいっぱいいる。そんな人物は世間からはじき出されてしまっても仕方がな

い。お互いになくてはならぬ重要な人物になりたい。仏教ではそういう人物のことを

「羅漢(らかん)」といいう。羅漢と聞くと、五百羅漢を思い出し、グロティクスな仙人

の顔を思い出すであろうが、「羅漢」という意味は、「与えられる価値あるもの」という

ことで、中国ではうまく「応供」tろ訳している。「供養を受けるに相応しい人物」という

こと、月給をあげても惜しくない人ということになる。

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秋の七草「桔梗(きききょう)」
開花時期は、 6/10 ~ 8/10頃。 ・夏の花だが、  「秋の七草」のひとつに数えられる。 ・漢名の「桔梗」を  音読みしたら「ききょう」。 ・色は紫または白。 ・開花直前の  丸くふくらんだ状態がおもしろい。  これは、開花前には花びらが  互いのふちで    くっついたまま膨れていくために、  つぼみのときは  風船のようにふっくらして見える、  ということらしい。  プチュッとつまむと  水がはじけ出る。  (花がかわいそうなので   やめましょう♪) ・薬効   せきどめ、去痰 ・薬用部位 根 ・生薬名 「桔梗根(ききょうこん)」  また、この薬用成分の  サポニンというものは  昆虫にとっては有毒なため、  昆虫からの食害から  自らを守っている。  (キキョウサポニンと呼ばれる) ・昔から武士に好まれたようで、  家紋に取り入れられたり、  江戸城には「ききょうの間」や  「桔梗門」の名前がある。 ・万葉集に出てくる「あさがお」は、  この桔梗の  ことだろうといわれている。 ・平安時代の辞書には  「阿利乃比布岐(ありのひふき)」  として載る  → 「蟻(アリ)の火吹き」   蟻が桔梗の花びらをかむと、   蟻の口から   蟻酸(ぎさん)というのが出て、   桔梗の花の色素アントシアン   というのを変色させるために、   紫の花の色が赤く変わる。   (蟻が火を吹いたように見える) ・「桔梗」は「きちこう」とも読む。 ・8月12日、9月2日の  誕生花(桔梗) ・花言葉は「清楚、気品」(桔梗) ・「桔梗の花   咲く時ぽんと 言ひそうな」    加賀千代女   「朝顔は   朝露負(お)ひて   咲くといへど   夕影にこそ 咲きまさりけれ」    (朝顔=桔梗)    万葉集 作者不詳

(季節の花300より)






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