季節の花と言葉の花束

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季節の花「撫子(なでしこ)」

2019-10-18 04:59:15 | 暮らし
人生日訓(37)

「汝ら人にせられんと思う如く人にもしかせよ」

キリストの言葉には余りに調子が高すぎて私どもには、往々、ついてゆけぬような節があるが、この句などは我々凡人にもわかるような気がある。イエスという字とは、余程、オクターブの高い人であったような¥に、私には、思われる。強い霊感を受けていたからであろう。ちょっとこの点、親鸞に似たところが見受けられる。孔子にも、これに似た語がある。「おのえの欲せざるところ、人にほどこす勿れ」と言っている。その反対がこのイエスの句である。自分にやって欲しい、こうしてほしいと思うところを他人にやってやれ、というのであろう。私はごく平凡にそう受け取っている。これなら私にもよくわかる。
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秋の七草「撫子(なでしこ)」

6月頃から8月頃にかけて開花。 ・ピンク色の可憐な花。  縁がこまかく切れ込んでいる。  我が子を撫(な)でるように  かわいい花であるところから  この名前に。 ・この撫子を代表とする、  ダイアンサスの花には   英名で「ピンク pink」の  名前があり、  「輝く目」の意味がある。  ピンクという色の語源は  この花にあるらしい。 ・「撫子(なでしこ)色」・早咲きと遅咲きがある。 ・よく見られるのは   「河原撫子(かわらなでしこ)」。  河原に生えるとも限らないが、  なぜか、この名前。  野、山、高原どこででも見かける。  どちらかというと  日当たりのよい草原・・。 ・中国から平安時代に渡来した、  「唐撫子(からなでしこ:石竹)」  に対して、  在来種を  「大和撫子(やまとなでしこ)」  と呼ぶ。  日本女性の美称によく使われる。 ・薬効   膀胱炎、むくみ ・薬用部位 河原撫子のタネ ・生薬名 「瞿麦子(くばくし)」 ・秋の七草のひとつ。 ・4月25日の誕生花(美女撫子)  8月11日の誕生花(河原撫子) ・花言葉は  「長く続く愛情」(美女撫子)  「貞節」(河原撫子) ・「野辺(のへ)見れば   撫子の花 咲きにけり   わが待つ秋は 近づくらしも」    万葉集 作者不詳  「秋さらば   見つつ偲(しの)へと   妹(いも)が植えし   屋戸の撫子   咲きにけるかも」    万葉集 作者不詳  「わが屋戸に   まきし撫子 いつしかも   花に咲きなむ   なそへつつ見む」    万葉集 大伴家持  「久方の   雨は降りしく 撫子が   いや初花に 恋しきわが背」    万葉集 大伴家持  「うら恋し   わが背の君は 撫子が   花にもがもな   朝な朝(さ)な見む」    万葉集 大伴池主  「草の花は、なでしこ。   唐のはさらなり、   大和のもいとめでたし」    枕草子    清少納言   (せいしょうなごん)  「ゆかしくば   行きても見ませ 雪島の   巌に生ふる 撫子の花」    金槐和歌集 源実朝  「御地蔵や   花なでしこの 真中に」    小林一茶

(季節の花300より)


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