名言名句(402)
「秋深き隣は何をしる人ぞ」『松尾 芭蕉』
秋の深まった晩秋の季節に限らず、四季を通じて「隣は何をする人ぞ」です。
顔は知っているが、挨拶をしたことがない、という私の知人の話を聞いたこと
があります。都会だから仕方ないにしても、人情紙の如くなるような、これで
は、とその知人は溜息まじりに漏らしていましたが、その溜息には、近所付き
合いを深くして、毎日の生活を楽しいものにしたい、という気持ちが込められ
ているようでした。この句は、芭蕉の『笈(おい)日記』に収められています。
芭蕉の生涯は旅に明け旅に暮れた日々でしたが、大阪の旅舎花屋で、陰暦の
この日、申の刻に、この世を去りました。辞世の句は、かの有名な「旅に病で
夢は枯野をかけ廻(めぐ)る」で、ここに掲げた句は、その二週間前、門人の
家へ招かれていましたが、病を得て倒れ、出席できなかったため届けた句でした。
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10月から咲く花「磯菊(いそぎく)」
開花時期は、10/25 ~ 12/15頃。
・海岸沿いなどに生える。
・黄色の小さい花がたくさん咲く。
・葉っぱのふちが白いのが特徴。
(季節の花300より)
「秋深き隣は何をしる人ぞ」『松尾 芭蕉』
秋の深まった晩秋の季節に限らず、四季を通じて「隣は何をする人ぞ」です。
顔は知っているが、挨拶をしたことがない、という私の知人の話を聞いたこと
があります。都会だから仕方ないにしても、人情紙の如くなるような、これで
は、とその知人は溜息まじりに漏らしていましたが、その溜息には、近所付き
合いを深くして、毎日の生活を楽しいものにしたい、という気持ちが込められ
ているようでした。この句は、芭蕉の『笈(おい)日記』に収められています。
芭蕉の生涯は旅に明け旅に暮れた日々でしたが、大阪の旅舎花屋で、陰暦の
この日、申の刻に、この世を去りました。辞世の句は、かの有名な「旅に病で
夢は枯野をかけ廻(めぐ)る」で、ここに掲げた句は、その二週間前、門人の
家へ招かれていましたが、病を得て倒れ、出席できなかったため届けた句でした。
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10月から咲く花「磯菊(いそぎく)」
開花時期は、10/25 ~ 12/15頃。
・海岸沿いなどに生える。
・黄色の小さい花がたくさん咲く。
・葉っぱのふちが白いのが特徴。
(季節の花300より)