季節の花と言葉の花束

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季節の花の紹介と言葉の花束を書いています。

季節の花「山茶花(さざんか)」

2021-01-30 04:37:09 | 暮らし
人生日訓(570)

「和して同ぜず」

違ったもののいくつかを一本にまとめ上げてゆくのが「和」である。ベニア板

のように木目の違った板をつぎ合わせてこそ、堅い合板が出来るのである。違

った能力、性質を大きくまとめ上げて行くのが「和」である。それだけに、同

ずることはやさしいが、和することは、なかなか難しいのである。異人種をま

とめ上げて出来上がった日本民族を「和国」というのも決して偶然ではあるま

い。

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10月から咲いている花「山茶花(さざんか)」

開花時期は、10/10 ~ 翌 2/10頃。 ・花の少ない晩秋から  初冬にかけて咲き出す。  長い間咲き、  正月を過ぎても楽しめる。 ・椿(つばき)の  漢名(中国名)の  「山茶花」が、     いつの頃からか  このサザンカの名前として  間違って定着した。  読みは「山茶花(さんさか)」    →「茶山花(ささんか)」    →「さざんか」  というぐあいに変化したらしい。  上記から、  「山茶花」の漢字名も  本当は誤用。  (どこかで椿とサザンカが   混同されたのでしょう。   こういうのって、   一度定着したら軌道修正は   ほとんど不可能ですね。   みんな、その間違ってる方   を本物と思ってしまうから) ・日本が原産地。  江戸時代に長崎の出島の  オランダ商館に来ていた  医師ツンベルクさんが  ヨーロッパに持ち帰り、  西欧で広まった。  学名も英名もサザンカ       (Sasanqua)。 ・花はとてもよい香り。 ・花びらは1枚ずつ散る  (「薮椿」は花ごと散る)。  開花時期は、  薮椿は春になってから、  山茶花は秋から冬咲き、  と異なる。  また、寒椿とは、  葉っぱも花も開花時期も  ほぼ同じで  なかなか見分けがつかないが、  背丈でおおよそ区別できる。   → 寒椿  (ただ、寒椿の中でも   背の高い「獅子頭」   などとは    なかなか区別しにくいです) ・11月3日、12月4日の  誕生花(山茶花) ・花言葉は「困難に打ち勝つ、     ひたむきさ」(山茶花) ・「山茶花を   雀のこぼす 日和かな」    正岡子規    「山茶花の   花や葉の上に 散り映えり」    高浜虚子 

(季節の花300より)


        

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