人生日訓(570)
「和して同ぜず」
違ったもののいくつかを一本にまとめ上げてゆくのが「和」である。ベニア板
のように木目の違った板をつぎ合わせてこそ、堅い合板が出来るのである。違
った能力、性質を大きくまとめ上げて行くのが「和」である。それだけに、同
ずることはやさしいが、和することは、なかなか難しいのである。異人種をま
とめ上げて出来上がった日本民族を「和国」というのも決して偶然ではあるま
い。
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10月から咲いている花「山茶花(さざんか)」
開花時期は、10/10 ~ 翌 2/10頃。 ・花の少ない晩秋から 初冬にかけて咲き出す。 長い間咲き、 正月を過ぎても楽しめる。 ・椿(つばき)の 漢名(中国名)の 「山茶花」が、 いつの頃からか このサザンカの名前として 間違って定着した。 読みは「山茶花(さんさか)」 →「茶山花(ささんか)」 →「さざんか」 というぐあいに変化したらしい。 上記から、 「山茶花」の漢字名も 本当は誤用。 (どこかで椿とサザンカが 混同されたのでしょう。 こういうのって、 一度定着したら軌道修正は ほとんど不可能ですね。 みんな、その間違ってる方 を本物と思ってしまうから) ・日本が原産地。 江戸時代に長崎の出島の オランダ商館に来ていた 医師ツンベルクさんが ヨーロッパに持ち帰り、 西欧で広まった。 学名も英名もサザンカ (Sasanqua)。 ・花はとてもよい香り。 ・花びらは1枚ずつ散る (「薮椿」は花ごと散る)。 開花時期は、 薮椿は春になってから、 山茶花は秋から冬咲き、 と異なる。 また、寒椿とは、 葉っぱも花も開花時期も ほぼ同じで なかなか見分けがつかないが、 背丈でおおよそ区別できる。 → 寒椿 (ただ、寒椿の中でも 背の高い「獅子頭」 などとは なかなか区別しにくいです) ・11月3日、12月4日の 誕生花(山茶花) ・花言葉は「困難に打ち勝つ、 ひたむきさ」(山茶花) ・「山茶花を 雀のこぼす 日和かな」 正岡子規 「山茶花の 花や葉の上に 散り映えり」 高浜虚子
(季節の花300より)