人生日訓(568)
「世尊(せそん)我が名を知り玉う」
お客の名前を覚えるということは、相手の人柄を尊敬する精神から出てくるの
である。誰が自分の恩人や恋人の名前を忘れるであろうか。お客を大切にすれ
ば、自然、その名前を本気で覚えて来るのである。数多いお客のことである。
うっかりすると忘れてしまうことがある。そこで寺では玄関に記念帳というも
のを置いて、地方から来る人々に記念のために署名していただくようにしてい
る。玄関に一歩足を入れたとき、偶然、私がそこに居合わせて「沢田君、遠方
からよくやって来てくれましたね」という一句だけで、先方はもう胸一杯にな
ってくれる。
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11月から咲いている花「寒椿」
・開花時期は、11/25 ~ 翌 2/10頃。 ・濃い紅色が鮮やか。八重咲き。 ・花びらは1枚ずつ散る。 ・公害に強い。 道路と歩道の間の植え込みなどに よく植えられる。 ・山茶花とは、 葉っぱも花も開花時期もほぼ同じで なかなか見分けがつかない。 (学名的にもほとんど同じ) 【寒椿】 ・枝が横方向に伸びるので 背丈が高くならない。 せいぜい高さ1mぐらい。 ただし、 「獅子頭(ししがしら)または 立寒椿(たちかんつばき)」 と呼ばれる品種は 背丈が高くなるので、 山茶花と区別がつきにくい。 (この品種は寒椿でなく 山茶花の一種として 紹介されることもある) ・花びらの数は多く、 14枚以上。 ・花びらはあまり しわしわにならない。 【山茶花(さざんか)】 ・背が高い。 ・花びらの数は少なく、 5~10枚。 (ただし数の多い品種も あるようだ) ・花びらは しわしわになるものが多い。
(季節の花300より)