季節の花と言葉の花束

写真付きで季節の花や言葉の意味をを書くならgooブログ

季節の花の紹介と言葉の花束を書いています。

季節の花「八重山吹」

2020-04-30 04:21:18 | 暮らし
人生日訓(321)

「これを知る者はこれを好む者に如かず」

論語に出ている孔子の言葉だが、本文にはもう一句次にそえ

たしてある。「これを好む者はこれを楽しむ者に如かず」と言

っている。第一に出て来る「知る者」というのは、たとえば、自然

科学のうち花なり、昆虫なりのことを勉強して、その生態をよく

知っている者があるとする。「私は蜂のことを知っている」と言っ

ている間は、まだ本物でhない。本当に蜂のことを知っている者

というのは蜂が好きなのである。「好きこそ物の上手なれ」と世

間で言う通り、蜂が好きで仕方がないと言われるほどの人こそ

が、蜂の生態をよく知っているのである。本をよく読んで知って

いる人が、本を読むことが好きで仕方がないようになって段々と

本物に近づいてくるがまだ、もう一歩である。

==================================

4月から咲く花「八重山吹」

開花時期は、 4/15 ~ 5/ 5頃。 ・”やまぶきいろ”と呼ばれる、  鮮やかな黄色。 ・山吹より咲き始めが遅い。 ・山吹は実がなるが、  八重山吹は実はならない。 ・「七重八重   花は咲けども 山吹の   実のひとつだに   なきぞかなしき」    後拾遺和歌集    兼明親王    (かねあきらしんのう)   山道の一軒家に   雨宿りを願った武将の   太田道潅(おおたどうかん)に   貸す蓑(みの)すらない   その家の女性は、   八重山吹を差し出して   短歌を詠んだ。   八重山吹は   実をつけないことから、   ”みのひとつだになき”を   掛けている。

(季節の花300より)


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする