季節の花と言葉の花束

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季節の花の紹介と言葉の花束を書いています。

季節の花「栴檀 (せんだん)」

2015-07-08 04:39:36 | 暮らし
一日一言

善悪の生(しょう)を引く

過去・現在の善悪の所業にによる報いから

来世においてもそれと同じ善悪の生を受け

ねばならないという意味で、日常の行為を

正しくして、未来・来世に善い生を受ける

ようにせよという戒めやたとえとして用いる。

★今月のお寺の住職の講話は、善悪の生を

引くという、内容であった。

歳時記

小暑

七夕が行われる7月7日頃(2015年は7月7日)および大暑までの期間。

太陽黄径105度夏至から数えて15日目頃。

暑さがどんどん強くなっていくという意味があり、

この頃から暑さが本格的になってきますが、梅雨の終わる頃で、

集中豪雨が多く発生する時季でもあります。

この頃から暑中見舞いを出し始めます(正式には大暑から)。

梅雨が明け、強い日差しと共に気温が一気に上がる時季のため、

体調を崩しやすくなる頃でもあります。天気予報やニュースで「

小暑」という言葉を耳にしたら、本格的な夏を迎える合図だと思って下さい。

暑さを乗り切るために、しっかり食べて 体力をつけておきたいですね。

この頃は蓮の花が咲き始める頃でもあります。

少し風流に蓮観賞に出掛けてみるのもいいですね。

午後には花がしぼんでしまいますので、行かれる時は朝の早い時間に。


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5月に咲いていた花「栴檀 (せんだん)」

開花時期は、 5/20 ~ 6/10頃。
・紫色の小さな花。
 花びらは5~6弁。
 竹とんぼが
 回転しているような姿♪
 あまり目立たない。

・秋に楕円形の実が
 枝一面につき、
 落葉後も木に残るさまが
 数珠のようであることから
 「センダマ」(千珠)
 の意で命名された。

・材は建築用装飾、
 家具、木魚、下駄などに
 用いられる。
・漢方では、実、樹皮、根皮が
 駆虫に用いられる。


・”栴檀は双葉より芳し”
 の栴檀は
 この栴檀のことではなく、
 白檀(びゃくだん)という木
 のことを指す。
 (白檀は別名を栴檀と呼ぶ)

 <参考>
 ”栴檀は双葉より芳し”
 (せんだんは
  ふたばよりかんばし)
  栴檀(白檀)は発芽したころから
  芳香を放つことから、
  優れた人物は、
  幼いときから他と違って
  優れていることを
  示すことわざ。


・「妹(いも)が見し
  楝(あふち)の花は
  散りぬべし
  わが泣く涙
  いまだ干(ひ)なくに」
  (楝=栴檀)
   万葉集
   山上憶良
   (やまのうえのおくら)

 「珠に貫く
  楝(あふち)を宅に
  植ゑたらば
  山ほととぎす
  離れず来むかも」
  (楝=栴檀)
   万葉集
   大伴家持

(季節の花300より)