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ファイナンシャル・ジャーナリスト 竹川美奈子のブログ。
お金に関する情報や日頃感じたことを発信していきます。

亀井大臣の会見「どんな天才でも今の時点ではいえない」

2010-04-02 18:20:39 | リンク
今日の午前中も亀井大臣の会見に行ってきました。
が、今日は新人の訓示があるということで、「会見は10分程度」と大塚副大臣から言われてしまいました。

1つ質問できたので、そちらをご報告しておきます。

――そもそもユニバーサルサービスを維持するためのコストがどれくらいかかるのか、また、今回限度額を引き上げることによって、郵政の資産・収益がどれくらい上がるかということを試算していると思いますので、具体的な数値を教えていただけますか?

亀井大臣:私も斉藤社長もスーダラ節で無責任男ではありませんので(注:意味が??)、
いま流行りというか、国会とかマスコミからの求めで、予測もつかんようなことまで、長期計画だ、見通しだと、やりすぎていると思いますよ。

そういうことが夢を与えたりするのはいいことだし、目標を与えるのはいいことだけれど、それはある程度実現をする見通しのなかで、そういうものは世間に対して提示をしていかないとね。

(郵政を)全体のなかでどうなっていくのか、ファミリー企業の問題、あるいは10万人近い非正社員を正社員化していくのに4000億円近い原資が必要だし人件費もアップしていく。

3事業一体で運用していくわけでしょう。そういう意味で営業上は便利になる。そういう効果がどういう形になっていくかということはね、今の段階で、天才でもね、あなたがおっしゃるようなことに、こうだということはできない。

でも、目標はユニバーサルサービスを税金を投入しないで、自前で、従業員を大事にして、人間としてちゃんと働いてもらう。そういう中で事業展開をしていく。その結果が黒字になっていくように、がんばるということしかない。

そう言うと、青写真を焼かないで、中長期目標を定めないでやっている。やっぱり亀井は顔通り乱暴だといわれるかもしらんけど、現実そうですからね。

どんな天才的な人間がいても、いまの段階でいえない。いま固めつつあるところなんだから。

――でも、限度額引き上げで、資産や収益がどう変わるかといったシミュレーション自体はなさっているわけですよね?

亀井大臣:これも、簡単にいうと、商売敵だと思っている人たちが出す試算と、シンクタンクが出すのと、郵政側が出すのはそれぞれ違う。自分たちの立場でやってしまうから。

資金の動き、経済事情もある。いろんなことの多次元方程式(?)があるわけなので、これで何パーセント動くかとかわかる? 


*ここで大塚副大臣から、「時間がないので次の人」とストップがかかる。
結局、結論としては「あなたの質問に、どんな天才だって、今の段階で答えられないよ」というのが結論ということなんでしょうか???