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ファイナンシャル・ジャーナリスト 竹川美奈子のブログ。
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米国投資信託ロングセラーを支える確定拠出年金(DC)

2012-08-16 15:33:14 | 投信
野村資本市場研究所・野村亜紀子さんの論文『米国投資信託ロングセラーを支える確定拠出型年金(DC)』です⇒こちら

●米国の投信残高トップ10(2011年)をみるといずれも設定から20年以上など、長期にわたる残高を拡大する"ロングセラー"が存在

●ロングセラー誕生に多大な影響を及ぼしているのが確定拠出年金
⇒トップ10中のうち5本がDCでよく活用される投信
⇒中にはDC経由の資金比率が50%を超えるのものも
(キャピタル・リサーチ「アメリカン・ファンズ・ユーロ・パシフィック・グロース」やフィデリティの「フィデリティ・コントラトラファンド」)

日本でも"ロングセラー"投信が育ってほしいですよね。
そういう意味では、ロングセラーになりえる投信を企業型・個人型問わず、ラインナップに加えていってほしいものです。
 
個人も勉強して「こういう投信を加えてほしい」と積極的に要望を出していくことも大事なのではないでしょうか。
企業型DCが導入されているけれど、投資したい商品がないというケースも多いようですが、企業年金制度に詳しいFP・1級DCプランナーの山崎俊輔さんは投信協会のインタビューで以下のように答えていますので、参考にしてみるといいでしょう(以下、抜粋)。
 ↓
会社の確定拠出年金制度に魅力的な商品がない方におすすめしたいのは、労働組合などを通じて会社に商品の追加を要望することです。従来の確定給付型の企業年金は(省略)、企業が責任をもって従業員の退職金や年金を運用する制度です。従業員側が運用に対して口を挟む余地はありません。しかし確定拠出年金は、従業員が自分のお金を自分で運用する制度。より優れた商品がほかにあることを提案すれば、企業側としても安易に無視できません。確定拠出年金は、従業員側の意見で制度自体が良くなっていく可能性があるのです』。

詳しいインタビューはこちら

 


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