About Money,Today

ファイナンシャル・ジャーナリスト 竹川美奈子のブログ。
お金に関する情報や日頃感じたことを発信していきます。

「第一回SMBC商品・サービス意見交換会」に行ってきた

2010-08-09 23:35:12 | リンク
先週の金曜日、三井住友銀行の商品・サービス意見交換会がありました(メディアとファイナンシャルプランナー向け)。

今回のテーマは「住宅ローンマーケットの動向と当行の取り組み」と「インターネットを通じた商品・サービスの提供について」の2つ。

インターネット専用の投資信託についての説明があったので、そちらについてご報告します。2009年からインターネット・モバイル専用の投信の取り扱いを開始。現在、30ファンドを取り扱っています。また、大手メガバンクでは唯一毎月1000円から積み立てができるのが特徴です。

インターネット・モバイル専用ファンドのラインナップ

海外株式は韓国株、ベトナム株、天然資源株など、エッジが立った商品多いですね・・・。
そこで、30商品を選定した基準、1000円積立の実施による影響について質問しました。

◆以下、返答です。

(30ファンドは)1つは(投資の)ベテラン向けにと考えた。
店頭では説明できるコアな商品を扱っているが、特定の国や分野について説明するのは難しい部分もある。そうしたものについては(ベテランの方に)ネットで購入していただく。
もう1つは初心者にも手軽に購入してもらうためだ。

積立金額を1000円に引き下げたことで申込み件数は増えた。とくに30~40代の男性が多く、店頭とは異なる顧客層であると認識している。


◆以下、個人的な感想です。
店頭とネットで商品を分けていますが、個人的には店頭で取り扱う商品を充実させ、それをネットで販売手数料を引き下げて取引できればよい気がしますが、現状では「同じ商品を販売チャネルによって変える予定はない」とのこと(店頭の商品もネット取引はできますが手数料は同水準)。

また、同行に限らず、銀行の投信のラインナップをみると同グループや以前からお付き合いのある運用会社の商品が多い傾向があります。資産管理のしやすさから「低コストで資産形成に適した商品があれば銀行で投信の積立をしたい」というニーズもあるだけにもったいないなと感じます。