ひねもすのたりにて

阿蘇に過ごす日々は良きかな。
旅の空の下にて過ごす日々もまた良きかな。

中国は、雲南省へ行ってみよう  -2- 

2010年08月02日 | 中国の旅2010
7月19日、今日は1日列車の中で過ごすことになる。
K181次列車は南回りの経路を取るので、桂林や南寧を通る。
その分、昆明に至るまでの時間が余分にかかるのだ。


駅で、食堂車に仕込む朝食

朝からカップ麺で朝食を摂り、10時前には既にビールを仕入れて、乾杯。
2人で持参したつまみがあるので、飲むには困らない。
特にすることもなく、時々泊まる駅に降りては、背伸びするといった具合。


軟臥車両の廊下

父娘とも時々話し、福岡空港で免税で買った煙草を父親にプレゼント。
自分では吸わないが、プレゼント用に1カートン持って行くと、何かと役に立つ。
お返しか、霉干菜(メイクワンサイ)という白菜に紫蘇で味付けしたものを、
さらに天日干ししたようなものをくれた。
そのままでも食えるが、豚肉と一緒に炒めると美味しいそうな。
父親の手作りだと言って、娘が説明してくれた。


すっかり打ち解けた父娘と。言葉は無理でも気持ちはなんとか。

ある駅でビールを2本10元で仕入れ、これが珍しく冷えていて、
それを飲んだせいで、昼食はカップ焼きそばを2時過ぎに食べた。
その後うつらうつらで4:30桂林北駅に着く。
駅を出るとやがて、右側に桂林の奇岩が延々と見えてくる。
そちら方向に河下りの河があるのだろうか。


桂林付近の風景

いくつか目に停まった駅で、缶ビールを2本12元で仕入れる。
これは冷えてなくて、もうそれにも慣れっこになりつつある。
要するに、2人とも飲めればいいのだ。
肴は、鰯の缶詰。これがなかなかいけるのだというのは、昨年の旅行で実証済。
夕食は、カップチャンポン。
どうです、結構バラエティに富んでいて、カップ麺といえども侮るなかれであります。


「純」というビールと、鎮座まします鰯の缶詰

夜中というか、明け方まだ暗い20日の午前4:30。
父娘は、興義(シンシ)という駅で降車する。
握手をして別れる。再見、お元気で。
再び眠りに就く。

旅の情報
※桂林は、桂林北駅に停車し、桂林駅には停車しない。
※軟臥席の乗客は、最初に回ってきた車掌に列車チケットを切符預証と交換させられる。乗り過ごさないようにとの配慮で、夜中に降りるときでも起こしてくれ、その時チケットと再交換する。
※軟臥部屋のゴミは、車掌が日に3回ほど収集に来る。

旅の経費
※ビール瓶3本:20元、ビル缶2本:12元。合計32元(2人で)
※16元(1人当たり)


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