ひねもすのたりにて

阿蘇に過ごす日々は良きかな。
旅の空の下にて過ごす日々もまた良きかな。

活気あるじゃんプノンペン

2008年08月30日 | 世界一周記2008
シェムリアップに来る前に、プノンペンで2泊した。
実質まる1日の滞在だが、
バックパッカー対象のゲストハウスが多く点在する地区にいただけに、
バイタクの勧誘も多く、
交通量も半端じゃなく多かった。と言っても、大半はバイクである。
10数年前のホーチミン最初の訪問のときを思い出してしまった。

ベトナムを思い出したと言えば、
ホイアンの当時一流ホテルの支配人らしき男に、
フエまで行くのに、雇った車を「フランスニューカー」などという甘言に騙されて、
ロビーで大喧嘩したことを思い出した。
そのきっかけは、一、二世代前のカムリがこちらにはよく走っていて、
ホイアンで騙されたニューカーの正体が、
上り坂ではエアコンを切らないと上らないようなガタガタのカムリだったのだ。

みっともないほど古い車はそれほど目にかからない。
それどころか、バリバリの新車が走っていて、誰が乗るんだろうと気になったりする。
多いのはバイクで、4人乗りくらいは普通と思ったほうがいい。
バイタクはトゥクトゥクに比べて早い。
トゥクトゥクも機動しているのはバイクで、その後ろに人を乗せる部分を引っ張っているので、
当然のごとくスピードは落ちる。
今日は、トゥクトゥクでゆっくりとアンコール遺跡の大回りコースを回った。

明日はプノンペンに帰る。
先にも書いたように、シェムリの町に比べれば、プノンペンは騒がしいし、落ち着かない。
見るところもあまりないが、それでも活気はあふれている。
昔は日本もこうだったのにと思うことは、東南アジアに来るとよくある。
やがて、ラオスやカンボジアにも多くの投資が進出してくるだろう
それがいいことか悪いことか分からないが、時の流れはそうなるだろう。
せめて、それによって少しでもこの国の人々の貧困がなくなって欲しい。

貧困は罪である、とこちらを旅行しているとそう思う。
いろんな罪の根源に貧困があるのは間違いなく、
それゆえに貧困は罪であると。
このカンボジアの人々の活気が、
よりよいカンボジアの未来につながらんことを心から祈るのみだ。
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くたばっちゃいそうシェムリアップ

2008年08月28日 | 世界一周記2008
昨27日にプノンペンからバスでシェムリアップに着いた。
2度の休憩込みで、約6時間の行程だった。
車中で一緒になった日本人青年と休憩中に話していたら、
やはりワンワードの世界一周券で回っているとのこと。
北京を皮切りにもうすでに1月になるということで、
かなり逞しい旅行をしているようだ。

で、シェムリアップでバスを降りたとたん、
むさくるしい男供が、押し合いへしあいで詰め掛けてきては、
トゥクトゥク(簡易三輪車)の勧誘および、ゲストハウスの勧誘である。
ポケットの中をひったくられるのではないかという危険を感じるくらいで、
いささかげんなりしていると、その青年が、
「うるさい!」と言って、1台1$を半額まで値切って、目的地まで着くことができた。

それを除けば、シェムリの町はプノンペンより緑は多く、
穏やかな感じの町である。
ここで約5日間ほどのんびりする予定だ。
今日、朝からアンコールワットやアンコールトムなどを回って、
明日は休養日にし、明後日また別の遺跡を見ようと思っている。

今日のアンコールワット巡りは、移動手段としてバイクタクシー(バイタク)を使った。
1日のチャーターが7$である。
午前中にほとんど見てきたので、というより、
あまりの暑さと、遺跡の広さにほとんどグロッキーになって、
昼には宿に帰り、オールドマーケットまでバイタクに送らせて、昼食をとってきた。

カンボジア中華はなかなかレベルが高く、
値段も割安で、なんと店によってはあのビアラオ(ラオスのビールでかなり美味い)も置いてある。
昨日の夜は、ビアラオ大瓶と、空心菜の炒め物、マーボ豆腐、スチームライス(白飯)で、6$。
どうしても不足がちになる野菜を取れるのも、中華料理のいいところだ。

昼は、大体麺にしているので、
今日はフライドヌードル(焼きそばかな)とアンコールビアで、2.5$。
アンコールビアは大瓶もあるが、
この体力では缶でないと消化しきれないような気がして、遠慮してしまった。
いささか物足りなかったが、夜に備えよう。

シェムリでは、悪名高き(?)日本人宿、「タケオゲストハウス」にいる。
1泊10$で、エアコンとホットシャワーつき。
石鹸とシャンプーはなく、コップも置いてない。
だが、そういうこともあろうかと、ちゃーんと持ってきているのだ。
ここには若い女性の一人旅もいて、
そういえば、アンコール遺跡の中でプノンバケンという山道を20分ほど歩かないといけない場所があって、
あまり訪れる人はいないのだが、そこの途上でも日本人女性の一人旅に出会った。
危険はないだろうが、勇気あるもんだと感心した。

しかしこの暑さは何とかならないもんだろうか。
昼、日中を歩くと、焦げ目ができるんじゃないかと思ってしまう。
今日はすでに体力の限界というサインを体が発してる。
シェムリの実質1日目はこれにて終了。
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そりゃあないだろうバタワース

2008年08月25日 | 世界一周記2008
マレーシアのペナン島から対岸のバタワースまではフェリーがあって、
バタワースから乗る場合は料金がいるが、
ペナンから乗る場合は、無料である。
理に適っているといえばそうである。

ま、そのフェリーでバタワースに着くと、
ちゃんと列車の駅まで標示があって、迷わず行けるようになっている。
13;15発のバンコク行き寝台列車に乗るのが今日の旅行と思うと、
ゆっくりした気分であった。

ところがどっこい、そうは問屋が卸さないのが旅行だ。
のんびり待合室でくつろいでいると、駅員が寄って来て、
バンコクへ行くのかと聞く。
そうだと答えると、
「今日のバンコク行き列車はキャンセルだ」という。
一瞬呆然、唖然。
キャンセルって、おい簡単に言うなよ。
じゃあどうすりゃいいんだよ。

HAT YAIまでバスで行って、そこからなら列車が出ているからバスで行けと。
バスは午後1時にここから出るので、それに乗っていけと。
数人同じ被害者がいて、その中に韓国人母子3人家族がいたが、
その親子に近くいたタクシーの運ちゃんが声を掛けたらしく、
母親が私に向かって、
「このタクシーが、一人55リンギ(約1900円)で国境まで連れて行くから、
私にもこの話に乗らないかということだった。

タクシーは約2時間、100キロ以上で国境に向かい、
助手席の私は恐怖で肩がこわってしまった。
マレーシアの国境を越えて、緩衝地帯までが彼の仕事で、
その先のタイ国境から目的地までは又別の車に乗り換え、
これまた、100キロ以上のスピードで約1時間、
恐怖の国境越えは無事終了したという次第で、HAT YAIの駅に着いた。

駅では、予約したチケットの再発行と、
バタワースからここまでの払い戻しに又しばし手間取ってしまった。
何とかチケットをゲットし、払い戻しも貰って、
その母子と近くのショッピングモールのフードコートで昼食。
母親は、バンコクにあるコリアンインターナショナルスクールで先生をしているそうで、
それであんなに英語が達者なのかと納得した。

彼らがいたおかげで、バンコクに着くまで心強く思えたのだと感謝。
ゆっくりのんびりするはずが、一転波乱の一日だったが、
これもまた強烈な思い出になるのだろう。
やはり、拙い英語は問題だ。
でもま、仕方ないな。これが実力だから。
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日本より涼しいかも、ペナン

2008年08月22日 | 世界一周記2008
今回から「旅の空の下」は、リアルタイムで現地から

8月22日現在、マレーシアの北部の島、日本人のロングステイでも人気のペナン島にいる。
昨日今日と、あまり暑くはない。酷暑とは程遠い。
ここまで来て安宿でもなかろうがと思うが、ついつい長年の性癖が出て、
1泊35リンギのスイスホテルにいる。
名前と実態は大違いで、とてもスイスのリゾート雰囲気はない。
いざ寝ようと電気を消すと、廊下側の天井付近の壁が明るい。
2箇所ほど破れて廊下の明かりが差している。
予算の3分の1ではしょうがないかと諦めた。
これだけかと思ったら、トイレットペーパーがない。
これも諦めた。
その分、食事は予算の3倍いいものを食える。
昨夜は、繁華街のショッピングモールにあるスタバでのんびりした後、
2回にあるマッサージでゆっくりほぐしてもらった。
極楽極楽。

さて、観光しようととしたら、今日は雨にたたられて、もうどうでもいいやと、このブログの更新である。
明日は対岸のバタワースから夜行列車でバンコクに向かう。
その後は飛行機でカンボジアに入る予定だ。

18日にクアラルンプールに着いて、KLIAエクスプレスという電車でセントラル駅に着いて、
乗り換えて、宿のある近くの駅まで地下鉄らしきもので行こうとするが、
その乗り場がまったくわからない。表示もない。
仕方なく、聞きまくってやっと乗り込み、駅からは徒歩でホテルまで。
空港から1時間半ほどかかった。
英語で聞くわけだが、つたない英語はいかにも問題で、
それでも聞かなきゃ先に進めない。
今までのように、誰に頼るわけにも行かない。
これが一人旅だと実感させられる。

21日にペナンへ移動したのだが、手段はバス。
事前に調べていたPLUSLINERというバスは、今はそのバスターミナルからは出ていないという。
しばし途方にくれていたら、呼び込みの人がいて、どこへ行くと聞く。
明日、ペナンだというと、そばの窓口(なんと窓口が90くらいあるのだ)の兄ちゃんと話をして、
朝9時の分を予約してくれた。
拾う神はあるのだ。

ペナンまでは約5時間で着き、郊外のバスターミナルからジョージタウンまではタクシーを使って着いた。
そこから今いる安宿を探すのだが見つからない。
ちょうど目の前でパトカーが止まって、ポリスが2人、店に何か買いに入ったので、
尋ねるも、安宿のため知らない。
3人目も降りてきたが、やはり知らない。
だが、地図をくれて、自分のいる場所もおおむねつかめたので、
それからすぐに探し当てることができた。
ここにも拾う神ありなのだ。

今ペナンには雨が降っている。
多分今日は1日こんな日なのだろう。
このインターネットカフェで、ビールでも飲みながらゆっくりすごすか。
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さて、出かけるか

2008年08月16日 | 世界一周記2008
18日の午後の便で、成田からクアラルンプールに入る。
これが世界一周の初めての一歩となる。
何故、クアラルンプールなのか。
実は、マレーシアは外国人の入国に関して非常に寛大で、
かつ長期滞在についてもかなり緩やかな規則しかない。
で、いつかこの国に長期に滞在しようかという気もあり、
首都のクアラルンプールとペナン島を、ちょっくら視察しようかというところである。

その後は、インドシナ半島をウロウロしながら、
9月の半ばにトルコに渡り、10日後にはモロッコへ。
その後スペインを経由して、南米に渡り、
今回の最大の目玉、マチュピチュを見てくる。
あとは、今回の旅行のきっかけとなったブラジルに渡り、
2週間滞在の後、11月半ばに帰国する。

順調にいけば、世界遺産を10ヶ所くらいは見ることができるだろう。
エアアジアの飛行機の時間が変更になった以外、特に心配することはないが、
何かあればあったでしょうがない。
20代で旅行したアフリカやインドの旅を思い起こして、適当に処理していこうと思っている。
急ぐ旅ではなし、予定はあっても、それに縛られるわけではなし、
元気なら進み、疲れたなら休む。
いざとなれば撤退する勇気を持って行けばいいだけだ。

旅先からブログの更新ができるか定かでないが、
できたら皆さんご報告します。
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