ひねもすのたりにて

阿蘇に過ごす日々は良きかな。
旅の空の下にて過ごす日々もまた良きかな。

ついにダナンへ-8-

2024年06月28日 | ベトナム2024
6月7日 ハノイーハロン湾

Jvtaツアーの日本語ツアーに参加してハロン湾の日帰りツアーに出る。
まずホテルで7時半から朝食を摂りツアーの迎えを待つ。
8時半マイクロバスが来て、我々の後に一人を乗せてハロン湾に向かう。
途中、ショッピングに寄らされて、12時前にハロン湾の船着き場に着く。
以前来たときとはそこらの様子が一変していて、船着き場も場所が変わったということだった。


船上ランチ

なんとか岩

我々日本人だけの15人のツアーは乗船するとすぐにランチとなった。
エビや魚、イカなどの海鮮料理が出たが、以前のツアーの時より若干貧弱な気がした。
その後、定番の小舟に乗っての岩くぐりで30分程過ごし、
その後は鍾乳洞見物。


久しぶりの鍾乳洞

4時前に車に乗り換えてハノイに向かう。
途中は雷を伴った激しいスコールになったが、ハロン湾観光中は雨に降られず、
その後ハノイで車を降りたときも雨は止んでおり、爺様2人の人徳があったればこそと自賛するのでありました。

宿には帰らず、そのまま性懲りもなくビアホイ1に行く。
ホントにほんとに最後のビアホイを各3杯ずつ飲んで、宿に帰る途中ドンスアン通りのナイトマーケットをうろつく。
8時半頃ホテルに帰り、9時の送迎車を待つ。


最後のビアホイとネーム、茹でピーナッツ

9時丁度に車で空港に向かう。
ノイバイ空港内のチェックインカウンターは半端ない人で列が長い。
ではと、その場でwebチェックインを済ませる。
カウンターの端にいる係員にその画面を見せて、預ける荷物もないので、もう入っていいかと聞くと、
この列に並べと連れて行かれた。webチェックインをした乗客専用の列である。
福岡ではカウンターに並ぶことなくそのままセキュリティーチェックに入ったのに、ここではカウンターで搭乗券をもらえと言う。
それじゃあwebチェックインした意味は全くないではないか。バカバカしい。

それでも早めにチェックインしたので、空港内ではのたりと過ごす。
余ったドンは日本円に再両替したが、千円程損した勘定になるかな。
飛行機は定時に出発する。
最近のベトナム航空は午前1時過ぎの真夜中発の便でも最初に飲み物を提供し、その後機内食を出す。
白ワインを2杯飲んで、機内食を半分程食べて、もう寝る。

ワインのおかげで福岡に着く頃までよく寝て、定時に空港に着く。
高速バスに乗り植木インターで降りて、お迎えに来ていた奥方と義弟夫人に挨拶して帰宅する。

今回の旅は日程にかなり余裕があったためか、1日の歩く距離は毎日1万歩を超えていたが、疲れはそれほどでもなかった。
同じような場所を回るある旅行社のツアーは、我々が8日で消化した日程+フエ観光を5日で回るのだから随分タイトだと思われた。
やはり旅はのたり旅が一番である、このときのような暑い季節は特に。

さて、これが最後の海外旅行になるのか。
ベトナムはもう終わりか。
ビアホイは飲み納めになるのか、私自身にも分からない。
ということでベトナム2024の旅日記はお仕舞い。
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ついにダナンへ-7-

2024年06月28日 | ベトナム2024
6月6日 ハノイ

午前中はバッチャンに行くことにする。
朝食はホテルに付いているので、7時過ぎに1階に降りて朝食を摂る。
初日に泊まったゴールデンサンホテルに比べると些か貧弱な朝食だった。
ま、腹が膨れればいいか。

8:00に宿を出て、ドンスアン市場の横を抜けてロンビエンバスターミナルへ行く。
バッチャン行きのバスは番号が47Aで、バス乗り場は27年前に始めてきたときと変わらない所だった。
10分余り待っているうちにバスがやってきて乗り込む。
車掌に7,000ドン(約43円)払う。義弟はあまりの安さに驚く。

途中、トレーラーが狭い道を曲がれきれずに何度も切り返しをして、道は渋滞する。
それでも9時頃にバッチャンの終点に着く。
陶器の店が以前より増えていて、いろいろと見て回るも、どの店で何を選んでいいのか分からない程である。
図柄や形も27年前の素朴なトンボ柄一辺倒なものではなく、
バッチャンにもニューウェーブがおし寄せていることを感じさせる。

今回は皿を4枚土産に購入する予定で、目当ての店「LC Home」へ行く。
バッチャンの中心からは少し離れたところにある店で、バスの通り道にあるのを来るとき確認している。
そこで20分程選んだ末、トンボ柄でも従来のものとは異なる皿(1枚140,000ドン)など4枚選んでバス停に向かう。
義弟は夫婦マグカップを買ったらしい。
この店は全くディスカウントが効かず、さすがの私も諦めて定価で購入。
バス停に行くと、丁度発車寸前だったので、飛び乗ってロンビエンに帰る。


Coffee Aで爺様2人がスムージー(似合わん)

11時過ぎにロンビエンに着いて、そのまま宿の近くの「Coffee A」に寄り、
私はアボガドの義弟はマンゴーのスムージー(50,000ドン)を飲む。
ゆっくり涼んだ後に宿に帰り荷を置く。
昼はどうしようかと考えたが、昨夜飲みきれなかったダラットワインがあることを思いだし、
バインミーを買ってきて、それをつまみに昼ワインと決め込むことにした。

ハノイの人気店「バインミー25」は宿から近い。
行ってみると凄い賑わいである。8割以上が外国人で占められている。SNSの影響だろうなぁ。
人が座れる店舗は3カ所あるが、ほぼ満席で、持ち帰りの人も随分並んでいる。
10分程待って牛肉入りのバインミー(1個45,000ドン)を受け取って宿に帰る。


さすがの有名店。人多し

宿の部屋でワインとバインミーの昼食

宿に帰って、早速私の部屋に行き、ダラットプレミアムの赤ワインをグラスにつぎ分ける。
さて、バインミーだがパンが今までのものより少し大きい。
私の具は牛肉とマッシュルームソースのもので、初めての味。美味い!
ワインとバインミーの組み合わせは思った以上に合う。

昼食後はワインの酔いも手伝って、エアコンの効いた部屋でのんびり過ごす。
3時になったので、宿を出てホアンキエム湖に出かける。
わたしは何度も来ているので、湖畔のベンチに腰を下ろし、義弟は湖周りを散策する。
40分過ぎに水上人形劇場に行く。

ハノイに着いた日に買っておいたチケットを見せて、16:00に劇場に入場する。
16:10の回が始まり、まず舞台の左最前列の女性が奏でる楽器で幕開けする。
あの楽器は何というのだろうか、その咽び泣くような音色とメロディーは琴線に響くようだ。
その演奏が終わると、人形劇が始まる。
10年以上前に見た人形劇とはその動きや人形そのものの造りも進歩しているように感じた。

5時頃に劇場を出て、宿には帰らずそのままビアホイ1へ移動する。
ビアホイ1はハノイに来るたびに通い詰めているビアホイ屋で、
最近はここに来るのに便利なホテルを取る程である。
20年以上前はホアンキエム湖を真っ直ぐ北上したTa Hienコーナーのそばの路上ビアホイ屋で飲んだものだ。
1杯5,000ドン(当時のレートで25円弱)で10杯飲んでも250円という安さだった。

ビアホイ1は相変わらずの賑わいで、やはりほっとした気分で飲める。
ビアホイを各自3杯ずつ飲んで、つまみを取って、これが最後のビアホイかなと、いい気分で宿に向かう。
義弟に聞くと、食事はもういいというので、甘味で締めようと宿近くのチェ屋に行き、これも最後のチェを食べる。
満足して宿の部屋に帰り、日本の税関申告をネットで済ませる。
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ついにダナンへ-6-

2024年06月27日 | ベトナム2024
6月5日 ホイアンーダナンーハノイ

朝食は少し足を伸ばして、ホイアンのバインミー有名店の「バインミースン」に行く。
店先で作っているバインミー屋台はひっきりなしに訪れる客で賑わっている。
我々はBBQのバインミーを注文して、奥の店でカフェスアのアイスを追加する。
60,000ドンの朝食は絶品のバインミーで豊かなものとなった。


バインミースンの朝食

宿に帰り、荷造りして宿に頼んでいた送迎車を待つ。
8時過ぎに車が来て、ダナン空港まで送ってもらう。
車代は280,000ドン(一人当900円弱)だが、市内の送迎業者のチラシを見ると、250,000ドンだった。
実はダナンーホイアン間には送迎専用のミニバスが走っていて、日本円で700円程度。
4人までのスモールカーについては、同金額なので3人以上だと送迎車をアレンジした方が安くなる。
2人だと、バスの停留所まで行く面倒などを考えるとトントンかな。

40分かからずにダナン空港に到着する。
早めに空港に着いて、ダナン空港の探検をするものの、広さはそれほどでもないので、のたりと時間を待つ。
飛行機は定時に出てほぼ定時の午後1時にハノイ空港に着く。
国内線の86番のバス停は国際線とは異なり、ターミナルを出て右の方に行く。
上部にバス停の表示があり、年増のお姉さんが係員として立っているので心配はない。

しばらく待ってバスが出発して国際線ターミナルに着くと、前に停まっている86番バスに全員乗り換えさせられた。
その後またしばらく待って、45,000ドン払って出発する。
ロンビエンバス停の一つ先のいつもの停留所で降りて、歩いて今日のホテルに向かう。
ホテルはシルクブティックホテルのベランダ付きの部屋。ちょっと贅沢。


シルクブティックホテルのベランダ付き部屋

荷を解いて、近場の観光を兼ねて土産調達にハノイ大聖堂近くのスーパーマーケットに行く。
私の目当てはロブスター種のベトナムコーヒー(チュングエンコーヒーのNo1)、義弟はその他ドライフルーツなど。
レジ袋を下げてハノイ大聖堂を見た後、路上カフェに寄り、私はマンゴーシェイクを義弟はパッションシェイクを飲んで宿に帰る。
シェイク1杯40,000ドン也。


ハノイ大聖堂

路上カフェ

午後6時に初めてビアホイ2に行く。いつも行くビアホイの道を挟んだ斜め向かいにあるビアホイ屋。
ここのメニューは料金が書いてあるので安心してオーダーできる。
ビアホイ1杯13,000ドン(約80円)、茹でピーナツとフライド豆腐(ほぼ厚揚げ)、仔牛の炒め物。
義弟も私も食事の量はあまり多く取らないので、ビアホイ3杯ずつ飲んで降参する。
二人で330,000ドン。


ビアホイ2

いつ来ても客が多いフォー屋。店は歩道のみ

宿への帰りに路上のプラ椅子で大勢フォーを食べている。
じゃあ俺たちもと言うことで、フォーボータイ(50,000ドン)を食べて、もう入らんというくらい満腹。
宿に帰り、スーパーで買ったダラットワインプレミアム(ベトナム産ワイン)156,000ドン(約1,000円)を飲む。
しかし、満腹のため各自軽く1杯で終了。
本日終了。
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ついにダナンへ-5-

2024年06月26日 | ベトナム2024
6月4日 ホイアン

7時過ぎに宿の近くの麺屋に朝食に行く。
フォーボーと義弟はフォーガーを注文。
ここのフォーはスープが若干甘めでいまいち。厚めの油条付きで50,000ドン。

8時にミーソンツアーのマイクロバスが迎えに来る。ツアー代は昼食付きで700,000ドン。
車内には既に観光客が乗っていて、我々は最後の乗客である。
最後にミーソンに来てから既に10年以上経っている。4度目の訪問である。
ツアーも様変わりしていて、遺跡散策の後、伝統のダンスショーを見る。


遺跡のレリーフはカンボジアの遺跡にあるデバダーによく似ている





伝統ダンスショー

その後昼食会場に移動し、昼食を取った後、近くの船着き場からボートに乗りトゥボン川の川下り。
しばし後に岸に着き、先のバスに乗り込んで宿のそばまで送ってくれた。
ただただ暑かったというのがミーソンツアーの感想だった。
そういえば、以前来たときに見た木立の中の首の欠けた立像のある道は通らなかった。


ツアーの昼食。持参のちりめん山椒のふりかけでご飯を食べる。

トゥボン川下り

すっかり汗をかいて宿に帰るとシャワーを浴びて、エアコンガンガン効かせてまた昼寝。
6時までは自由時間として、私は一人で4時前に出る。
以前泊まった宿のあたりを歩くが、よく分からなかった。
帰りにアンホイ島のチェ屋に寄って、ミックスチェを食べてみる。
いろんな種類の豆が入っていて、美味いのか不味いのかよく分からない。


ミックスチェ。20,000ドン

その後また宿に帰ってしばらく休む。
7時前に出て、再びマダムラウの店に行く。二晩続けての来客は珍しいのか、笑顔で迎えてくれる。
今夜は、カーコート(魚の甘辛煮でご飯付き)、アサリのレモングラス蒸し、
サイゴンビアの瓶(大きめの瓶で500mL入り)を5本飲んで満腹、そりゃそうだなぁ、二人で2.5リッターだから。
今夜の店はあまり混んでいなくて、息子は相変わらず手伝いし、
小学生らしき妹はお転婆そうな幼い妹を店の中で子守しているのが微笑ましい。


今夜のマダムラウの夕食。一人当て125,000ドン

いい気持ちで宿に帰り、ホイアン最後の夜は終わる。
ホイアンでは本当にのんびりできました。
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ついにダナンへ-4-

2024年06月25日 | ベトナム2024
6月3日 ダナンーホイアン

朝食は昨朝と同じ方向に歩きバインミー屋を見つけ、その店でカフェスアを注文し、バインミー共に朝食。
近くの公園でのんびりしてホテルに帰る。
ホイアンで泊まる宿にダナンのホテルまで迎えに来るように頼んでいたので、9時までゆっくりする。
9時丁度にソンティエンホームステイの送迎車が来て、まずは五行山(マーブルマウンテン)に向かう。


マーブルマウンテン

解脱

五行山の観光は1時間と決め、ドライバーに10:30に駐車場に来るよう言って外に出る。
エレベーターで上り、マーブルマウンテンの由来である大理石の山の洞窟を観光する。
27年振りの五行山は観光客も多く、途中の道も整備されて歩きやすくなっていたが、
それでも上り下りは足に来る。

すっかり疲れて車に乗り込み、ホイアンに向かう。
ホイアンの宿に着いたのは午前11時過ぎで、チェックイン後、明日のミーソン遺跡ツアーを申し込んでおく。
荷をほどいて、しばし休憩して外に出る。強烈に暑い。
アンホイ島にある宿から旧市街へ行く橋のそばで観光チケットを12万ドンで購入し、
ホイアンの老舗レストラン「チュンバック」へ行く。


ホイアン3大料理

チュンバックは27年前に来た当時から営業していたホイアン名物料理の店である。
カオラオ、ホワイトローズ、揚げワンタンの3大名物料理とビールはこれも昔からある「333(バーバーバー)」。
昼食後、福建会館などなど12万ドンのチケットで入場できる5カ所の建物を巡り、
2人とも暑さ負けして3時には宿に帰る。


でかい巻線香

チケット検査のアンニュイなお姉さんと

着替えて、宿のランドリーサービスに洗濯物を1㎏30,000ドンで頼む。
少し重量オーバーしたのを、40,000ドンと言われたので、Tシャツ1枚外すと「いいから」と負けてくれた。
シャワーを浴びて、エアコンをガンガン効かせてしばらく昼寝する。
6時半にナイトマーケットに出る。


ナイトマーケットに行く途中にある「ホイアンバックス」なんか聞いたことあるような???

電飾キンキラのナイトマーケットに義弟は、「毎晩ですか?」と驚く。
そこに溢れんばかりの観光客が来て、27年前の静かな佇まいのホイアンはもうそこにはない。
ナイトマーケットでちょっと手強い振り売りのおばちゃんからランブータンを購入する。
最初の言い値は、5個二くびりを50,000ドン、それを20,000ドンまで値切ったら、
二くびり入った袋から一くびり抜いてきた。「おいおい、じゃあ要らない」と言うと、仕方なく元通りにして袋を渡してきた。
なかなかの強者だった。


アンホイ島のナイトマーケット

ほかに特に買うものとてなく、しばし川沿い等散策して、
7時前にナイトマーケット近くの「マダムラウ」というレストランに入った。
料金は一般的なと言うか、良心的な金額で観光地価格という程ではなかった。
瓶ビール各自2本ずつとモーニンググローリーのニンニク炒め、バインセオ、サトウキビに巻いたネームの揚げ物で満腹。
一人130,000ドン程度で安い。この店は家族経営のようで、中学生の息子もウエイターでよく働いていた。


マダムラウの料理

店を手伝う中学生の少年

9時前になったので、300m程先の宿に帰って寝る。
宿はナイトマーケットから離れているので、静かでよく眠れそうだ。
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ついにダナンへ-3-

2024年06月19日 | ベトナム2024
6月2日 ダナン
今日1日はダナンで過ごす。
ダナンは結構な都会だが、観光で見るような所はない。
まずは、宿から北に行って、途中でバインミーを買って先にあるブックカフェに入り、
私はカフェスア(練乳入りの甘いベトナムコーヒー)を、義弟はアメリカン(薄いウーロン茶のような)を注文し、
持参したバインミーを食べて朝食とする。


ブックカフェのテラスで持ち込みバインミーで朝食

宿に帰り一休みして9時に、市場巡りするかということで、フロントのお姉さんにグラブ(配車サービス)で車を呼んでもらう。
我々のスマホではグラブを使えないのでお願いしたが、快く呼んでくれた。
5分くらいで来る。料金はコン市場まで40,000ドンということだった。
グラブはタクシーと違って、乗る前から料金が決まっているので気楽なものだ。


コン市場


お姉さんの言った通り5分くらい経ったときに来た車は普通乗用車だった。
乗り込んで、10~15分くらいでコン市場に着いた。
しばらく市場内をウロウロして、次は川縁に近いハン市場へ歩いて行く。
かなり暑い。

ハン市場内の果物売り場で、ベトナムで初めて見るアップルマンゴーがある。
「これアップルマンゴーじゃない?」今まではペリカンマンゴーしか見たことがなかった私は義弟に言った。
すると、売り場のおばちゃんが、「アップルマンゴーだよ」と言う。
いくらか聞くと30,000ドンとの答。そして食べるなら皮をむいてくれるという。
「OK」と言うと、おばちゃんは慣れた手つきで処理してくれて、発泡スチールの皿に盛ってくれた。
勧められたそばのプラ椅子食べてみると、おお、確かにアップルマンゴーの味だ。
これで180円は安い。激安だ。ついにベトナムにもアップルマンゴーが進出してきたのだ。



マンゴー


ハン市場を出て、ダナン大聖堂に寄る。
ハノイの大聖堂と異なり、ピンクのきれいな聖堂である。
丁度日曜日のミサがあっていて、聖堂内は満員の人がミサに参加している。
私たちも入り口近くに椅子を勧められて参加する。
ミサの言語は英語のようだが、よく理解できない。
それでもいくらか敬虔な気持ちになるのは不思議だ。


ダナン大聖堂

大聖堂から少し下って、BREWHAHAというクラフトビールの店に入る。
ここで5種類のビール飲み比べをオーダーする。
つまみはフレンチフライとオニオンリングで5種類のビールの飲み比べをする。
ビール一杯が200mlだから、5杯で1リッターになる。
結構腹が膨れるが、昼食を兼ねているので炒飯を一つ頼んで2人で昼食とする。
隣の7人のグループはビールをタワーで3,4回注文して大賑わい。よう飲むなぁ。


ビール5種類の見比べ

計1リットルはまずまず酔います

川沿いを歩いて、ドラゴンブリッジを渡り、ホテルに帰る。
2時前に宿に着いて、私は昨夜から少し腹具合が良くないので、正露丸を飲んで夕方までベッドに横になる。
6時半に宿を出るとそこはもうナイトマーケットで店が一杯出ている。
そのナイトマーケットが狙いで近くの宿を取ったのだ。


ナイトマーケットは多くの人出で賑わう

海鮮


マーケット内をうろついて、屋台の海鮮料理を食べる、
エビに、貝、ロブスターのBBQで一人200,000ドン(ウ~ン贅沢って1,200円か)。
その後ドラゴンブリッジの下の広場に行く。
川縁は風が涼しい。観光客は早くもドラゴンの火吹きショーを目当てに大勢が集まっている。
橋の上にもたくさんの人で、水を吐いたら絶対濡れるよなと・・・。


川縁から対岸の夜景は美しい

ドラゴンブリッジのライトアップ

ドラゴンブリッジのパノラマ

火を吹くドラゴン

9時にドラゴンは火を吹いて、水を吐いて、案の定皆濡れている。
ショーが終わって観光客はバラつき、我々も広場を後にして宿に帰り寝ることに。
ダナンに、観光客は何を求めてやってくるのか。
う~む、分からん!
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ついにダナンへ-2-

2024年06月18日 | ベトナム2024
6月1日 ハノイーダナン(ベトナムエア)
7時からホテルで朝食を摂る。
品数、内容ともまずまずの朝食で、腹一杯になった。
ホテルのWi-Fiで日本の奥方にライン電話する。
ベトナムではミニホテルでもWi-Fiのないところはほとんど見かけない。

8時にチェックアウトして空港へのバス停に向かう。
ハノイやホーチミンなどの都会では一方通行の道が多く、バスも行きと帰りでは道が異なる。
昨日降りたバス停の1本手前の道に空港行き86番の止まるバス停がある。
30分程待って、やっとバスが来る。なんと昨日空港から市内に来たときと同じドライバーだった。
向こうも「あれっ」という表情。
国内線ターミナルで下ろしてもらい、ベトナムエアのカウンターでチェックインする。

どうせすることはないからと、早めに空港に来てゆっくり涼む。
フライトは12時なので、早めの昼食をとも考えたが、朝食を十分摂ったので食べる気にならず定時のフライトに乗り込む。
午後1時半にダナン空港に着き、タクシーでホテルに向かう。100,000ドンなり。
ドラゴンブリッジの先から左に折れたところにある「Maison Vy Anh Hotel & Apartment」というミニホテル。


ダナンのホテル

タクシーの運ちゃんは最後の処で道端に車を停めて自分のスマホで確認するが、首を傾げている。
私はグローバルWi-Fiのおかげで、空港からホテルまでの経路をマップで追跡していたので、
「その先を右、ですぐに左折したところ」と言うと頷いて車を発車し、マップ通りに到着する。

チェックイン後荷物を片付けすぐに出る。

ドラゴンブリッジ
最初はドラゴンブリッジを通ってすぐの所にある、チャム彫刻博物館へ行く。入場料は60,000ドン。
ダナンはこの時期非常に暑い。博物館でやっと涼めると思ったら、冷房のない建物だった。
ここにある彫刻群は、ホイアン郊外のミーソン遺跡のものが多い。
丁度中学生の校外学習みたいな団体が来ていて、英語で話しかけたら「ノー、ノー」と分からないようだった。
じゃあということで、翻訳ソフトでちょっとだけやりとりする。


以下博物館展示の一部









前に立つのは展示物にあらず


孫と一緒くらいか、中学生達ケラケラとよく笑う





チャム博物館からカフェで涼もうと道に出ると、バイク同士がぶつかってどちらも横転したが、
一方の運転者がいきなり立ち上がると、何か叫んで相手の運転者に殴りかかり、壮絶な喧嘩となる。
周りは呆気にとられて見ているだけ。
バイクも喧嘩している運転者も邪魔になって、往来の車は警笛を鳴らしてやっとそこを避けて通行している。
通りかかったほかのバイクの運転者が見かねて仲裁に入り、なんとか二人を分けた。
それを見て現場を離れたが、多分それでチャラ。バイク同士の事故は喧嘩両成敗で、弁償なんてものはなく、
お互いにチャラで納得するのがベトナム流(多分)。

マップで近くのカフェを探して向かう。ともかく暑い。
10分程歩いたところに隠れ場所的な洒落たカフェがあり、若いオーナーと可愛いい店員がいる。
30分以上コーヒー1杯(30,000ドン)で粘り、早めの夕食に行く。


隠れ家カフェで一休み

目当ては、バインチャンクォンティットヘオという春巻きの皮でゆでた豚や野菜を巻いて食べるダナン名物料理。
春巻きの皮を水で湿して柔らかくし、米の平麺の広いやつを乗せ、
次に豚肉や野菜と香草それに熟してないマンゴーの薄切り等を一緒に春巻きの皮で巻く。
これをタレに浸けて食べるのだが、このタレが強烈な臭みがあっていけない。
魚が腐ったような臭いでどうにも漬けられない。
気の弱い爺様二人は、ヌックマム(魚醤)かなんなら塩でもいいと店の人に言えなくて、
結局二人とも何も漬けずに薄味の老人食のように食べた。
弁当についている小さな醤油を3個程持参していたのに、食事に持って行くのを忘れて、これは失敗だった。


バインチャンクォンティットヘオ、ん~んタレがなぁ・・・

帰りの口直しに義弟は屋台のヌオックミア(サトウキビジュース)を飲む。
私は何度も飲んでいるので遠慮した。
ヌオックミアは簡単な機械でサトウキビを搾り、その液体に氷を入れた素朴なジュースで、
甘いが甘ったるくはなく、ちょっと竹に似た香りの爽やかな飲み物で、15,000ドン(約90円)は安い。

帰りにスーパーでダラットワイン(ベトナム産のワイン)を探したが置いてなかったので、
缶ビールを4本買って帰り部屋飲みする。
今日は週末の土曜日なので、ドラゴンブリッジのドラゴンが火と水を吹くというイベントが9時からある。
ホテルの部屋から丁度ドラゴンの頭の部分だけが見えるので、
今日は部屋から見て、本格的に見るのは明日にすることに。

9時丁度にドラゴンは火を吹き始め、四回程連続して火を吹き、それが3セットだったか。
その後水を吹き、これは2,3回だった。


火吹きの後の水吹きショー、近くの観客は水を浴びて濡れること間違いなし。

そのショーを見たので、安心して今日の眠りにつく。
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ついにダナンへ-1-

2024年06月17日 | ベトナム2024
5月31日~6月8日、コロナ前の目的地、ダナンへついに行くことになった。
同伴者は妻の弟、お互い飲兵衛で相手に不足なし。
ハノイでの4晩はビアホイを飲みつくさんと意気揚々と福岡空港を後にした。
今回の旅行ではなんと全てのフライトがほぼ定時発の定時着で、全くのストレスフリーであった。

さて今回は二つの目的があって、一つはコロナで断念したダナンに行くこと。
もう一つは義弟と思いっきりビアホイを楽しむこと。
昨年もハノイに来たのだが、何か物足りないビアホイだった。


空港ラウンジでのんびりと待つ義弟(上)と私


ベトナム航空の福岡発のハノイ便は出発が1時間程早くなり、9:30と熊本からは少し辛い時間だが、
ハノイ着が12時前と早いので、ハノイ滞在が長くなるという利点がある。
ノイバイ空港でいつものようにソンビエット(ネット情報では空港で一番レートがいい)の窓口で両替する。
両替後は市内行き86番バス乗り場で乗客を待っているバスに乗り込む。
今回の旅行では、グローバルWi-Fiをレンタルしてきたので、ホテルやレストラン以外でもスマホが使える。
電話はできないが、ライン電話なら何処でもできる。
何よりもグーグルマップを使えるという強みがある。


86番バスの車内、空港から市内停留所まで約50分で45,000ドン。

1時半頃バスをチャンクワンカイ停留所で降りる。
ホテルに行く途中に水上人形劇場に寄り、6月6日、16:10の回のチケットを購入する。
ハンクエット通りにある、ゴールデンサンホテルにチェックインしたのは、午後2時過ぎで、
荷物を置いて、タンロン城遺跡(世界遺産)に向かう。


ハノイのホテル


タンロン遺跡の正門前で義弟

タンロン城遺跡内

驚いたことに、遺跡内に飲料の自動販売機がある。ベトナムで始めて見た自販機。水が10,000ドン

ハンザ市場の横の道を抜けて、少し早いが、ビアホイ3(勝手に名付けたビアホイ屋での番号)に向かう。
ビアホイ1は今までずっと通ってきたビアホイ屋。
ビアホイ2はその向かいにあるビアホイ屋だが、ずっと気になりながらまだ行ったことがなかった。
ビアホイ3はハンクエット通りから真っ直ぐ西に向かって、突き当たりの手前右にあるビアホイ屋で、
ここは昨年7月に発見した店でまだ行ったことがなかった。
まずはそのビアホイ3に行こうとする途中にチェ(ベトナムの甘味)屋がある。


客はほとんど女性だが、我々爺様も混ぜてもらって、蓮の実と竜眼のチェを堪能する。
義弟は、バナナとココナツミルクのチェ。これは丼に入っていて温かかった。
チェ屋で涼んだ後、5時になんなんとするので、ビアホイ3に入る。


この店はメニューに料金が書いてなく、あまり良心的とは言えない

ビアホイを各自3杯ずつ飲んでピーナツとネムチュア(ベトナム風ソーセージ癖強し)だけで済ませる
ビアホイ1杯14,000ドン。25年以上前は1杯4,000~5,000ドンだった。
因みにビアホイ2とビアホイ3は1杯13,000ドン。料金表が何処にもないビアホイ3はいまいち信用に欠ける店だった。
ホテルに帰る途中で20数年振りにダックキムの店によって、ブンチャーを一人分(120,000ドン)頼んで二人で食べる。
ここのブンチャーは飲んだ後だとそれで十分腹が太るのだ。


ブンチャーを気に入る義弟

1日目のベトナムを堪能してホテルに帰る。
今日は12、000歩を超えた。
いつもは家の中や外でウロウロするのも含めて、7,8千歩くらいしか歩かないので、
ほとんど純粋に歩きだけで1万歩を超えるのはさすがにキツい。
早く寝よう。
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57年目の川平湾(石垣島)

2024年03月08日 | 日記(?)
3月1日~3日の2泊3日で沖縄の八重山4島巡りのツアーに奥方と一緒に参加した。
熊本ー沖縄ー石垣図飛行機を乗り継ぎ石垣空港で、他の参加者と一緒になってまずは石垣鍾乳洞へ。
追々分かるのだが、このツアーには、福島・山梨・東京・広島・熊本等々から計25名の参加者があり、
そんな集め方もあるのかと感心したものだ。


那覇空港で昼食。まずは一杯というメニューで生にミミガー、島豆腐、豚の塩焼きを肴

石垣島を始め何処に行ってもハイビスカスやブーゲンビリアが咲き誇り、
ガイドによると年中咲いているとのこと。
この旅行中ほとんど曇りの日が続き、時には雨も降ったせいか、南の島にしては体感はかなり寒かった。

さて、旅程は1日目は石垣島の鍾乳洞のみの観光でホテルに行って夕食。


花は何処でも咲き誇っている

2日目は高速船で西表島に渡り、マングローブのクルーズ、次に西表島の近くにある由布島へ牛舎で海を渡る。


マングローブクルーズ

牛車で約500mの海を渡る

由布島の植物園で見た翡翠葛。実に美しい

次に再び高速船で竹富島に渡って観光し、石垣島に戻って夕食を食べてホテルに帰着。


竹富島で見たデイゴの巨木。赤い花をつける沖縄の県花

3日目は川平湾に行ってグラスボートで珊瑚を見る。
そのあと真珠店や石垣焼きの窯元でショッピング、最後になんとか村で沖縄の民家の造りを見て空港へ。
参加者の自宅が各地に渡っていて、我々熊本組8人の出発時間が最も早く、
ということで、12時に空港で解散する。東京組は3時間程の待ちになるということだった。


川平湾に浮かぶグラスボート

このツアーで行った石垣島の景勝地、川平湾は私の思い出の地である。
大学1年生の冬、鹿児島から台湾に船で行ったときのこと、
沖縄を経由して石垣島で5,6時間の停泊があって、その時川平湾に行ったのだ。
まだ沖縄の返還前のことで、パスポートではなく黄色の入国許可証みたいなものを持参して沖縄に行った気がする。
沖縄では通貨はUSドルで、車は右側通行だった。
その時の船は3,000トンという小型の客船で、今のクルーズとは月とすっぽんである。
鹿児島の錦江湾を出るや否や、東シナ海で揺れに揺れ、台湾の基隆に着くまで全く食事が入らなかった。
まだ夜も明けやらぬ基隆沖に船が停泊し、入国審査が始まるまで待つ間に基隆の街明かりは今でも鮮明に思い出す。

初めての海外旅行の台湾で、3週間程掛けて台北から台中、台南、高雄、台東、花蓮と一周し、
台東近くの鄙びた温泉のバス亭でバスを待つ間に、喧嘩腰で言い合いしている年配の2人の言葉が日本語だったのには吃驚した。
日本の占領時になされた日本語教育が当時はまだ強い影響を残していたのだろう。
20才の若者は台北のある店の店員の女性に淡い恋心を抱き、
彼女に教えてもらった「雨夜花(ウヤホエ)」の歌詞とメロディー一部は今でも口ずさめる。

川平湾の曇り空の中でも美しい海を見て、57年前のまだ何者でもなかった若者の自分を懐かしく思いだした。
あの頃の自分は、今のような人生を想像もしていなかったに違いない。
そう思いながら今回のツアーを終えた。
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幻の声

2024年01月17日 | 最近読んだ本
1995年にオール讀物新人賞でデビューした宇江佐真理さんのその受賞作が
「幻の声」という短編で、その主人公である髪結いの「伊三次」をシリーズにした、
髪結い伊三次捕物余話はその代表作か。
此の捕物余話は事件の解決を話の主とはせず、その事件にまつわる人間模様に話の主体がある。



ふとした偶然で、図書館で彼女の作品を見つけ、試しに読んだのが、
「古手屋喜十為事覚え」という小説で、古手屋(古着屋)のどちらかというさえない主人の喜十が、
隠密同心の捜査に心ならずも巻き込まれて捜査の手伝いをするという話だが、
これもどちらかというと事件の解決に主は置いていない。
その事件に纏わる人々の哀感や喜びを描いている。
隠密同心の身勝手に振り回される喜十と温和しげながら芯の強い女房の遣り取りも微笑ましく、
2作目(このシリーズは2作のみ)の最後にはほのぼのとした読後感となる。



この本を最初に読んだおかげですっかり此の作者の本を読みたくなった。
次に読んだのは、「夜鳴きめし屋」。
あまり商売気のない主人が商う飯屋に集まる人々の哀歓を描いた連作短編集で、



因みに、「髪結い伊三次捕物余話」と「古手屋喜十為事覚え」も連作短編集である。
「髪結い伊三次捕物余話」は15冊を数え、宇佐江真理さんの代表作と言っていいだろう。
現在第一巻の「幻の声」から第5巻の「黒く塗れ」まで完読した。
あとは阿蘇市立図書館の閉架書庫にある物を予約しよう。

宇佐江真理さんは、残念ながら病気を得て2015年11月に他界された。
今後は彼女の新作を読めないかと思うと残念である。
遅ればせながら、愛読者の一人としてご冥福をお祈りします。
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