ひねもすのたりにて

阿蘇に過ごす日々は良きかな。
旅の空の下にて過ごす日々もまた良きかな。

桜紀行2010  その5 -広島-

2010年04月24日 | 桜紀行2010
岡山の夜は、私の希望で大衆居酒屋だった。
友人がしきりに恐縮したが、地元の人間しか来ないまさに大衆酒場。
値段も安いし、話をして家も誰も気にしない。
ままかりやタコなど、岡山の美味いものをいただいて、
2軒目は、友人お勧めの雑炊屋さんで〆とした。

学生時代の思い出話に花が咲き、
お互いに年を取って同じような家庭の悩み事、
健康や生き甲斐について話している内に10時を過ぎた。
来年3月のOB会での再会を誓って別れる。

翌朝は、朝食後7:30にはホテルを出、広島に向かう。
途中尾道に寄りたかったので早出となった。
尾道駅に降りるとしとしと雨が降っている。
一見なんと言うことない港町。

尾道宣伝のポスターに写っている坂道に偶然足を踏み入れるが、
雨のせいか、あまり感慨が湧かずに駅に帰る。
映画「時をかける少女」の舞台となった町で、それもあって一度は来てみたいと思っていたが、
う~ん、思っていたのとはちょっと違うかな。
やはりこのしとしと雨のせいでしょう。

尾道から広島までやはりJRで移動。
広島駅に着いて、まずは荷物をコインロッカーへ。
その後五日市駅まで再びJRに乗る。
五日市駅に降りると、広島造幣局の「桜の回り道」会場までシャトルバスが待っていた。

シャトルバスを降りてしばし歩き、造幣局に着く。
大阪ほどの規模はないが、爛漫の桜が咲き誇っていた。
今日が初日とあって多くの人が見に来ている。

 広島造幣局の桜







帰りは歩いて駅まで行き、JRで広島駅に帰る。
広島市電に乗りホテルに向かう。
ホテルは銀山町電停近くで、流川通りにも近い。
夜は歩いて、八丁堀まで行き、「みっちゃん本店」で広島焼きのうどんの方を食べる。
量が生半可でなく、生ビール一杯とそのお好み焼きで満腹。
今夜は会う予定の人とてなく、一人寂しく宿に帰る。

翌朝は、「そごう」にあるバスセンターから高速バスにて福岡博多駅バスターミナルへ。
そこで高速バスを乗り継いで、熊本は植木のインターで下車。
上さんの迎えに会う。

これにて桜紀行2010年は終了。
今年は桜が咲いてからの気候が冷涼だったので、
ずいぶん桜を堪能した。
来年は何処に行こうか。
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桜紀行2010  その4 -姫路-

2010年04月23日 | 桜紀行2010
大阪造幣局の桜を見た後、大阪駅に帰り、JRで姫路に向かった。
姫路駅に降り立ったのが、昼過ぎだったので、
姫路城に行く前に、商店街にあるこじゃれた店で、
姫路名物(?)穴子膳をいただいた。穴子づくしのちょっとセレブな昼食でした。

駅前から真っ直ぐな道を行くと突き当たりに姫路城がある。
白鷺城と言われ、日本三名城には入っていないが、優雅な城である。
丁度天守閣が工事中で中には入れなかったが、
そこに至る道の途中はなかなか風情がある。
二本差しの武士が、この道を行き来したのかなどと、昔に思いを馳せる。

城の敷地内には桜が多く、大手門から入場口に至る道沿いに桜が植えられていて、
桜の向こうに見える姫路城はまた格別の味わいがある。
所々芝生に座って、花見をしている人もいて、
少し気温は低かったものの、のどかな昼下がりだった。

桜と姫路城




ブラブラして4時前には姫路を出て、岡山に向かう。
岡山の後輩は、学生時代に一緒に暮らしていた男で、
夜のキャバレーでウェイターのアルバイトも長らく一緒にやっていて、
そういう意味では結構長い付き合いなのだが、
お互い職を持ち、家族を持つとなかなか行き来がなくなってしまう。
久しぶりの再会を楽しみに岡山のホテルに着いたのは、5時前だった。
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桜紀行2010  その3 -大阪-

2010年04月22日 | 桜紀行2010
さて、奈良から大和路快速で大阪入りした夜。
友人、後輩と飲んだが、後輩が強かに酔ってへべれけになり、
タクシーに乗せたものの、いささか心配だった。
そういう自分も相当飲んでいたようで、ホテルに帰るなりすぐに寝た。

翌朝が桜の通り抜けの初日だったので、9時過ぎにチェックアウト。
大阪駅に行って荷物を預け、JRで大阪造幣局を目指す。
最寄り駅で降りてしばし歩くと川に出る。
その向こうが目指す場所だ。
と、橋の上で、大阪のテレビ局の「ミヤネヤ」が取材中だった。

大阪造幣局の桜はそのほとんどが八重桜と言われる種類のもので、
八重桜はソメイヨシノなどに比べると開花が遅く、毎年今頃が見頃である。
約500メートルの両脇にびっしりと咲き誇る桜。
桜にもこんなに種類があるとは知らなかった。

以下が桜の通り抜けの桜々々・・・







白、ピンク、赤、薄緑、様々な桜がある。
時間が経つにつれ人は多くなり、中には中国人ツアー客もいる。
なんと、場内放送が日本語と中国語のバイリンガルである。
桜並木に圧倒され、満喫して造幣局を後にする。

この後は、姫路城を見物して、岡山に向かう。
大学の後輩に約10年ぶりの再会をする。
2年に1回のOB会があるのだが、諸事情で参加できないらしく、
学生時代に一緒に住んでいた後輩でもあるので、
近況視察がてらの訪問でもある。

大阪駅に戻り、荷を出して、まずは姫路駅を目指す。
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桜紀行2010  その2 -奈良-

2010年04月21日 | 桜紀行2010
京都に着いたのは、午後5時前だった。
早急に、予約してあった烏丸のビジネスにチェックインして、
友人との待ち合わせ場所になっている京都駅八条口に急いだ。

車で迎えに来ていた友人と何とか会うことができ、
彼の運転で伏見に向かった。
筑波の研修以来、およそ30年ぶりの邂逅である。

着いた料理屋はいかにも京都風の高級そうな料亭。
料理は湯葉を初めとした優雅なもので、最初は何となく落ち着かなかったが、
次第に昔の話や、まだ勤めている彼の職場の話などを聞く内にすっかり寛いで、
2時間ほどの夕食はあっという間に終わった。

ホテルまで送ってくれる途中、
今話題の坂本龍馬のゆかりの宿、「寺田屋」の佇まいを見せてくれた。
今でも変わらず宿を営んでいるそうで、確かに「旅籠」の看板がある。
歴史が目の前にある、そんな感じがいかにも京都らしかった。
ホテルの前で別れ、年賀状でしか行き来のなかった彼に会えて、しみじみよかった。

翌朝は、8時には宿を出て、吉野の千本桜を見に奈良に向かうことにした。
ところが予定していた奈良行きの快速が欠便になり、
その後の予定を考えると、吉野まで行って桜を見た後、
5時までに大阪に入るのはかなり厳しくなった。

仕方ない。今回は数十年ぶりの奈良の大仏様でも拝んでくるか。
ということで、東大寺や春日大社、唐招提寺の五重塔などゆっくり見物し、
途中の昼食は、京都の友人からの薦めで柿の葉寿司となった。
久々に目にする大仏殿は、かくもあったかという圧倒的な迫力で目の前にあった。


 東大寺参道の僧と鹿


 東大寺大仏殿と桜


 奈良公園の鹿と桜

奈良は今年、遷都1300年のイベントが目白押しで、
4月後半からそれらが始まるので、さぞや観光客が増えることだろう。
それでなくても、観光客は多く、その大半は欧米人か中国人かというところ。
最近は観光地では中国語を耳にすることが多いのも宜なるかな。

3時を過ぎたので、大阪に向かうことにする。
奈良からは、JRで「大和路快速」が頻繁に出ているので、
これに乗れば大阪までは乗換の必要がなく、楽なものだ。

大阪では、駅から地下鉄一本のホテルにチェックインし、
ゆっくりした後、大学のサークルで一緒だった同級生と後輩の2人に会いに出る。
待ち合わせは大阪駅前のヨドバシカメラ。
定時に後輩が来て、少し遅れて同級生の友人が来た。
3人で友人が見つけていたベトナム料理店で飲む。
学生時代の友人と飲むのは気楽でいいものだ。
明日は大阪造幣局の「桜の通り抜け」の解禁日、見に行っど~!
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桜紀行2010  その1-名古屋-

2010年04月20日 | 桜紀行2010
今回東京に行く機会があって、2泊し、
一晩は世界一周中にトルコで知り合った友人夫妻と会食した。
上さんと孫も御一緒させてもらって、楽しい食事だった。

翌日、2人を連れて名古屋を訪ねた。
初めての名古屋だったので、名古屋2日目は、雨の名古屋城に行ってみた。
あるある、金の鯱が。
緑色に塗られた屋根も珍しいが、それ故に金の鯱も映えるのか。

名古屋城にも桜はあるが、若干時期を過ぎているようで、
花見には少し遅いようだ。
それでも雨に散らされる桜の花びらもまた風情。


 名古屋城


 名古屋城で、武者姿の青年たちと記念写真

この前夜は、上さんと孫をおっぽり出して、
これまた世界一周中にペルーの宿で知り合った友人と一杯。
4月の20日過ぎに、2ヶ月ほどスペインとポルトガルを旅行するそうで、
彼は、私と同年配だが、スペイン語を昔から勉強しているので、
時々はスペイン語圏を旅行するのが趣味なのだ。
彼と別れて、9時過ぎには帰宿して、2人と合流。
孫連れなので、10時前には寝る。早ッ!

名古屋城見物の後は、昼から2人と別れて、高速バスで京都に向かう。
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