ひねもすのたりにて

阿蘇に過ごす日々は良きかな。
旅の空の下にて過ごす日々もまた良きかな。

タイ・ラオス2009 -10-

2009年07月21日 | タイ・ラオス2009
列車は、やはり遅れて、8時頃バンコクのフォアランボーン駅に着く。
帰ってきました。旅の出発点へ。
今日の夜中、午前1時頃のフライトなので、
休憩のため、駅そばのスリクルーンホテルに部屋をとる。

一部屋は空いていたが、もう一部屋は昼前というので、
空いてる部屋に4人とも入り、シャワーを浴びて待っているともう一部屋が空いたので、
Nさん達には、そちらに移ってもらった。


  チャイナタウンの象徴の門

12時になったので、チャイナタウンに昼食に出る。
昨年来て非常に美味しかった店に入り、点心や、スープ、チャーハンを注文し、
満足して、しばらくチャイナタウンを散策。
金細工の店が多く、Nさん妻が記念に一つご購入。

いったん宿に帰り、3時に出て、MRT(地下鉄)とBTS(高架鉄道)を乗り継いでサイアムに行く。
しばらく高級ショッピングモールを歩き、カフェで休憩。
プラトーナム市場に行くか3人に訊いたら、もういいという。
近くのビッグC(ショッピングセンター)に行き、Nさんがアディダスならぬアディダーのシャツを買う。


  サイアムの高級ショッピングモール

6時近くなったので、再びBTSとMRTを乗り継いで、ホイクアン駅へ。
地上に出るとすぐそこが有名なソンブーンである。
バンコクに確か3店舗あると思うが、ここしか知らない。
プーパッポンカリー等の海鮮料理で有名である。


  ソンブーンの料理

客をボーイと間違えて、テーブルに案内されていると誤解し、
その後をのこのこと付いていったら、その客から怪訝な顔をされてやっと間違いに気づくなどあって、
それでも無事テーブルについて注文。
プーパッポンカリー、貝の蒸し物、魚のフライのあんかけ、イカの炒め物等々。


  スワンナプーム空港イミグレを通過したすぐの所

シンハビールで乾杯し、いよいよ最後の夜が過ぎていく。
MRTで宿に帰り、9時過ぎにチェックアウトして空港へ。
Nさん御夫婦、一緒の旅を感謝します。
楽しい10日間でした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

タイ・ラオス2009 -9-

2009年07月21日 | タイ・ラオス2009
今日の午後には、ビエンチャンから国際バスでノンカイに抜ける。
バスターミナルのタラートサオに行き、午後3時の便を予約する。
その後、市場のショッピングモールやらを散策し、
ラオスコーヒーやらの土産を買う。

モールの2階で、面白そうな工芸品があったので、
いくらか聞くと、22$だというので、15$まで負けさせて金を払ったら、
上さんが、こちらにも掛かっているよと柱を指さす。
それを見ると、22$のものは一回り大きく、今金を払ったのは、17$の表示だ。
なんだよ、誤魔化すなよ、と言って払った金を取り戻して買わずにそこを出る。

それやこれやで、2時間近くタラートサオ周辺で時間を過ごし、
宿に帰り、チェックアウトの12時まで休憩。
チェックアウトして、フロントで荷物を預かってもらい、昼食へ。


  サイヨーカフェの食事。

ナンプカフェに行くものの、本日休業日(日本語あり)の表示。
ちょっと足を伸ばして、サイヨーカフェに行く。
涼しかったので、オープンテラスで食事。
ボーイに一番お勧めの料理は何だと訊くと、ビアラオだという。

まずは一番お勧めを頼み、揚げ春巻きや、炒め物、サンドイッチにカオニャオなど注文し、
ビエンチャン最後の食事に乾杯。
バスは3時過ぎなのでゆっくり食事をする。
ここでもやはりカオニャオが美味い。長粒米の餅米は噛むと実に味が出る。

荷物を受け取り、バスターミナルに行き、まず果物を少し仕入れる。
キップを使ってしまおうと、市場でシェイクを買うと、1,000キップほど足りない。
計算ミスだったが、店の若い子が、いいからと言うので、好意に甘えた。
それやこれやでキップは1キップもなくなって、これがまた困ることになろうとは。


  ノンカイ行き国際バス。

30分ほど前にバスが来たので、エアコンの効いたバスに乗り込む。
ビエンチャンのイミグレを出た通路に、出国フイーというカウンターがあり、
ここで一人、1500キップ払わなくてはならないが、キップは全くない。
おばちゃんが駄目だと言うけど、バーツで少し余計目に払うとOK。

乗客の手続きを待っているバスに乗り込み、友好橋を渡る。
タイ側の入国審査を終えて出たところで、トゥクトゥクと交渉し、
バスから荷物を降ろして、直接駅に向かう。
バスはノンカイ町のバスターミナルまで行くのだが、
鉄道駅は、国境からの方がかなり近いのだ。


  ノンカイ発ラオス行き国際列車


  その時刻表。1日往復2便のようだ。

駅に着くと、2時間ほど待ち時間がある。
ホームには、最近開通した国際列車が停まっている。
ノンカイ発で、ラオスの国境を越えたところまでは行くが、ビエンチャンまでは行っていない。
そのため、バスほどには有用でないせいか、乗客は少ない。

5時過ぎに駅前の食堂で麺や焼きめしの食事をし、
焼き鳥とカオニャオを買って、早めに列車に乗り込む。
エアコンが効いていて快適だ。
Nさんが駅の売店でビールやら飲み物を買ってきて、
ノンカイに別れの乾杯。


  ノンカイ-バンコク線のエアコン寝台車両内

この線の列車は、通路が広い分下段ベッドの幅が狭いね、
などと言いながら、飲み食いしながら、時間は経ち、
ベッドメイクをしてもらって、9時過ぎには寝る。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

タイ・ラオス2009 -8- 薬草サウナって

2009年07月20日 | タイ・ラオス2009
今日は午前中は、車をチャーターしてブッダパークと、ビアラオの工場を見学する。
まず、友好橋へ向かう国道の道沿いにビアラオの工場がある。
ドライバーはGHの職員で、バイトで運転だ。
彼に、見学していいか交渉してもらったものの、今日は土曜日で駄目だった。

ARUKIKATAには、土日に見学できるように書いてあるが、
実際は、月~金で、土日は休みだということだった。
また、予約するためのビアラオの電話番号も違っており、
こういう情報を堂々と出してもらっては非常に迷惑である。


 ブッダパーク
 
生ビールの試飲をし損なって、一路ブッダパークへ。
友好橋を眺めながら更に行くと、目的地に着く。
いろんな石像があって、結構表情の面白いものとかあるが、
そこで声をかけてきたお兄ちゃんの方がより面白かった。


 タートルアン

ブッダパークを後にし、ビエンチャン市内に帰り、タートルアンに行く。
金ぴかの寺で、地元の人は、マリーゴールドの花を手にして、1周している。
こちらでは、敬虔な仏教徒に出会うことが多く、
自分自身の信仰心を振り返り、忸怩たる思いがする。


 フーユーンの麺。麺が3種類で、具はみな同じ。それだけしかない店である。

えらく暑くなったので、宿に帰って、すぐに昼食へ行く。
牛肉面の店、フーユーンへ案内する。
昨年来たときにすっかりお気に入りになった麺屋である。
相変わらず店は混んでいたが、それぞれお気に入りの麺を選んで堪能した。

宿に帰りしばし休憩し、午後2時からワット・ソッパルアンの薬草サウナに行く。
トゥクトゥクは、往復10$。7年前の約10倍。
私以外は、みな恐る恐るの状況。
いったいどんなものなのか、行きたくないのが半分だったらしい。


  サウナの建物手前の店先で飲んでいるおばちゃん達。サウナに入って、帰るまで居た。

昔と変わらない、高床の掘っ建て小屋に上がり、声をかけると、
おばちゃんが布きれを渡してくれる。
更衣室とは名ばかりの部屋に行き、まず女性が布を巻き付けてくる。
その後Nさんと私が入って腰に巻いて出る。

その更衣室で既に、呆れ返ってしまった3人。
10人も入れば満員になるサウナ室(室というほど上等なものではない)に入る。
立ちこめる蒸気で隣の人の顔も見えない。
男女関係なく詰め込まれ、これにもびっくり。

床には1ヶ所蒸気の出口があって、
その床の下で、薬草とに水を入れたドラム缶をガンガン炊き、
ドラム缶の上部に蒸気の出る筒を付け、
その筒の出口が床の蒸気出口につながっているというきわめてシンプルな装置だ。


 既に布は汗みずく。でもすっかりお気に入りになってもらった。

いわゆるミストサウナで、それでも結構熱く、10分も入っていると汗だくになる。
ただ、普通のサウナに比べると、息苦しくなったりすることはない。
一度外に出て、サービスのお茶を飲む。
熱い茶だが、これもまた美味いのだ。

向こうでは、外国人の客がマッサージをしている。
我々は、3度、4度と出入りして、すっかり満喫してソッパルアンを後にした。
最初は、嫌がっていたNさんも、一度入って気に入ったようで、
なかなか帰ろうと言わなかったので、安心した。


 マンゴーヨーグルト。若干高い(約150円)が、美味い。

宿に帰る前に、再びマンゴヨーグルトを買って、宿でビアラオを買って、
中庭で休憩し、6時までは各自自由にしたので、
私は昨日行ったマッサージ屋に行き、至福の1時間を過ごした。
6時に、約束していたビエンチャン在住のMさんと会い、
近くのピザ屋で夕食。


 ビエンチャン在住のMさん(左端)と。レストランの夕食後店先で。

1時間ほど歓談した後、Mさんと別れ、
ビールを飲み足りなかったので、近くのコープチャイドゥ・レストランでビアラオの生を飲む。
雨上がりの涼しい夜が、ラオス最後の夜になった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

タイ・ラオス2009 -7- 1年ぶりのビエンチャン

2009年07月18日 | タイ・ラオス2009
昨朝同様、GHの中庭で、3人の給仕に見つめられながら朝食。
1時頃のフライトなので、午前中に市内観光を入れることに。
朝食後、フロントで、トゥクトゥクを傭ってもらうことに。
タラートポーシーとワットシェーントンを回って、10$で話を決める。

9時過ぎに出発し、まずはタラートポーシーという市場に。
7年前に来たときは、行っていない市場だ。
歩いていけない距離ではないが、4人なので、
トゥクトゥクを傭っても一人あたりにすれば大したことはない。


  ↑ タラートポーシー。かなり広い。ルアンパバーン最大の市場。

市場で小一時間過ごし、迎えに来たトゥクトゥクでワットシェーントンに移動。
ここまではかなりの距離がある。
前回来たときには、入場料をごまかした関係で、ゆっくり見ていない。
暑いが、ラオスで一番美しいといわれる寺をじっくり見る。
暑さに弱い上さんは、木陰で萎えている。


  ワットシェーントン。内部は少し修復したがいいような所もある。

観光を済ませて宿に帰り、11時にはチェックアウトし、
先のトゥクトゥクの運ちゃんに、10$で空港まで送るよう交渉していたので、
宿先まで迎えに来ていたのに乗り込む。
昨日メコンクルーズに付いてきてくれた青年、ニラワッサーに別れを告げる。

空港で荷物を預け、昼食をしようと思ったが、周りに適当な店がなく、
空港内の軽食コーナーでワッフルのようなドーナツのようなものを買って、
女性はつまんでいたが、私とNさんは食欲がなくて辞退する。
待合室は冷房がガンガン効いていて快適だ。

ビエンチャンまでの機内は満席状態。
なんせ、60人くらいしか乗れないからしょうがないか。
そのほとんどが外国人(我々も)という状況だ。
40分ほどのフライトでビエンチャンの空港に着く。

バゲッジクレイムのターンテーブルが、ここではターンしない。
30mくらいの一直線のテーブルで、荷物が来たら降ろさないと、つかえてしまう。
これが1国の首都の空港の現状なのだ。
そこから5mほど出口に行くと、右側にタクシーカウンターがある。

そこで、タクシーを頼むと、10$で街まで。
予約しておいた、マリナンプGHを告げると、どうもタクシーの運ちゃんの様子がおかしい。
GHの場所を知らないらしい。
ナンプまで行って、ここがナンプだと言って降ろそうとする。
そうじゃない、あちらだと指さして、ぐるっと回らせ、GHの正面に止まらせる。


  ↑ マリナンプGHの中庭。ここで朝食を摂る。

チェックイン後、5時までは自由行動にする。
我々夫婦は、すぐ近くのマッサージ屋に行く。
1時間4$で、至福の時を過ごす。
ラオスはタイマッサージほどゴキゴキはなく、それに安い。

6時から文化会館だったか、ここに行くと、大学生の卒業式の風景に会った。
一人の女性に話しかけると、日本語で返ってきた。
少し勉強をしていると言うことで、日本アニメのファンだと笑っていた。


  ↑ 卒業生らしき女性。綺麗な女性だった。

そこからまっすぐメコン川縁に下り、川沿いのオープンレストランで夕食。
夕日を見ながらの食事となった。
魚や鶏手羽先のフライ、揚げ春巻きやすっかりお気に入りになったカオニャオなどなど、勿論ビアラオ付き。
メコンに沈む夕日は美しく、旅というものをしみじみと感じる瞬間だった。


  ↑ メコンに沈む夕日。雨期にもかかわらず、水量がかなり少ない。

ゆっくりと時間をかけて食事をしたあと、
ナンプ(噴水)近くの外国人向けスーパーで、
昨年来たときにすっかりはまったマンゴーヨーグルトを買って帰る。
相変わらず美味い!
今日はこれまで、お休みなさい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

タイ・ラオス2009 -6- 半端じゃないインフレ?

2009年07月17日 | タイ・ラオス2009
早朝5時に起きて、宿の小路を大通りに出たところで托鉢を待つ。
5:30鮮やかなオレンジの袈裟をまとった僧侶の一団が托鉢に来る。
歩道には、お布施をする人々が座り、カオニャオやお菓子を準備する。
なんと、すぐそばに、カオニャオ屋さんがあって、大繁盛だ。


  ↑ 托鉢の風景
 
GHは朝食付きで、これアメリカンブレックファストっていうの?
宿泊棟の前の庭にセッティングされたテーブルで、
2人の女性と、1人の若者に給仕されながら、
私とNさんからは、その3人がこちらを見ている状況と向かい合わせで、


  ↑ 若者は新米らしく、2人の女性からいいように使われていた。

一から十まで見られているようで、食べにくいことこの上ない。
彼らからすれば、飲み物がなくなったら即座に補充しようという、
サービス精神溢れてこちらを見ているのだが。

朝食後、メコンのボートトリップのためのボートを捕まえに行くが、
これが吹っ掛ける。
7年前は、同じ航路で10$だったのが、50$と言う。
どんなに粘っても、40$から下げやしない。
仕方なく諦める。

宿に帰って、フロントで相談すると、チャーターしてくれるという。
値段は、やはり40$で、これが相場というところか。
仕方ない、諦めてお願いする。
9:30頃船着き場に船がやってくるが、先ほど交渉した船とは雲泥の差で立派だ。
大きいし、きれいである。


  ↑ ボートとガイドしてくれたGHの青年。

さらに、この相談に乗ってくれた宿の青年が、
サービスでガイド代わりに同乗してくれるという。
こちらの40$の方がかなりお得だった。

パークウの洞窟やラオラオの村を訪ね、
ラオラオや土産を買い、船着き場に帰ったのはもう1時を過ぎていた。
かってのモン族の広場近くの屋台で、
フランスパンのサンドイッチと、シェイク、果物を買って宿に帰る。


   ↑ パークウの洞窟

   ↑ ラオラオの村で、通りがかったアイスキャンデー屋から買って食べる。

2階の部屋の前のテーブルで昼食。
Nさんの部屋のエアコンも効いていないようだという。
早速フロントに行き、調べてもらうと、やはり駄目なようで、
我々同様、部屋を交換する。

それやこれやで3時くらいになったので、部屋に帰り、夕方まで自由行動に。
5時過ぎて、ナイトマーケットで買い物したり、
昨晩の隣のレストランで夕食を摂ったり、
まったりとルアンパバーンの夜を過ごす。


 ↑ ルアンパバーン2晩目の夕食

それにしても観光客が多いし、ナイトマーケットの土産物屋は半端な数じゃない。
7年前のモン族の広場の比ではない。
あの頃、のんびりと売り物の刺繍をしていたおばあちゃんや、
折り紙や風船にまとわりついていた子供のいる風景はなく、
ただ売るだけの雰囲気には失望を感じざるを得なかった。

今回は、宿もそうだが、特にいろんな乗り物の値段が上がっていて、
世界遺産のこの町を訪れる観光客の増加と共に、
観光客の利用するもののインフレが目立った。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする