ひねもすのたりにて

阿蘇に過ごす日々は良きかな。
旅の空の下にて過ごす日々もまた良きかな。

孫とホーチミン 4日目

2015年04月08日 | ベトナム2015
いよいよ最終日。
実は、ホーチミン市内の観光はほとんどしていないのだ。
再びベーコンに戻った朝食を、今日はゆっくり食べて9時頃外出。

ファングラーオ通りに停まっているタクシーに乗り込み、サイゴン大教会へ行く。
この運転手がとんでもない奴で、かなり遠回りをしている。
途中で、おいここだぞ!と日本語で言って、写真を見せると、OK、OKというばかり。
you go far way! と言っても、OKOK。英語もままならない。

結局、4万ドンそこそこの距離を倍の料金を支払うことになった。
孫が一緒だったので、文句を言って下手なトラブルになるのは避けたかったので、
業腹ではあったが、メーター分の支払、外に出てからタクシーの番号をメモ取りする振りをすると、
そそくさと離れて行った。



気分を取り直して、教会を見て、すぐそばの郵便局に入る。
絵はがきを買って、孫がお小遣いをもらった祖母(妻)と曾祖母にお礼状を書いて出す。
日本に着くのはとっくに帰った後だが。



VINASUNタクシーにぼったくられたので、マイリンタクシーを探して、デタムに帰る。
ホテルをチェックアウトして、TNK紹介のゲストハウスに行く。
キャンセルしてUさんご夫妻と同じ宿に入ろうかと考えてその旨伝えようとすると、
ここの女主人がすごく人の良い方で、「ちょっと待って、すぐ部屋を準備するから」と、
「いや、もういいですから」と口を挟む暇もなく階段を上って行った。
もういいや、ここで。と言う気分になって準備ができた部屋に入ろうと階段を上っていると、
途中に日本人女性が部屋から出て、バッタリ。
「ここのおばちゃんがめっちゃいい人なんで、延泊しようと思っているんです」と。

とりあえず部屋に落ち着き必要な荷物だけ出す。
1時近くなったので、今回の主目的であるQUAN94にカニ料理を食べに行くことに。
カニつめ肉のタマリンドソース揚げ、ソフトシェルクラブのから揚げ、カニチャーハン。
孫はココヤシジュース、私はビア。
結構な値段だったが、ベトナムのカニを堪能。特にカニチャーハンに入っているカニ肉は半端じゃない。







タクシーでベンタンまで帰り、近くの公園で孫が遊びたいというのでしばし休息。
暑くなってきたので、、デタムまで帰ると、再びUさんご夫妻と会う。
午後9時にシンツーリストの前で待ち合わせて、一緒に空港へ行くことに。

シャワーを浴び、部屋でのんびりした後、夕食は何がいいかというと、
昨日行った155Aがいいという。
春巻きチェーンのラップ&ロールにしようかと思ったが、
じゃあ、貝類を食べるかということで、再び酔っぱらいだらけの155Aに。







ししゃもフライにハマグリと巻き貝をオーダーし、ご飯は白飯に持参のふりかけで夕食。
満腹し、ホテルに帰ると既に8時40分になっている。
急ぎ荷をまとめて宿をチェックアウト。
デタムに出るとUさんご夫妻がちょうどシンツーリストに入っている。

すぐに追いかけて一緒になり、タクシーを拾う。
ここでも通りがかったマイリンタクシーを停めて空港へ。13万ドン弱のところ、
16万ドン払って、Uさんと割り勘する。

ほぼ定時に出発。
朝食は摂らずにできるだけ眠って5日目の朝7時15分に福岡空港に着く。
Uさんご夫妻とは、空港で別れる。
本当にありがとうございました。とてもすてきなご夫妻でした。
孫の体調不良で始まった旅も無事終了できて何よりでした。
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孫とホーチミン 3日目

2015年04月07日 | ベトナム2015
7時に昨日のベーコンがウィンナーに変わっただけの朝食を摂る。
TNKトラベルジャパンのメコン日帰りツアー(日本語ガイド)に参加するために、
7時30分に宿を出る。

ブイビエン通りに突き当たると、誰か手を振っている。
目をやると、一昨日一緒にバスで来た広島のUさんご夫妻ではないか。
通りの歩道にあるテーブルで朝食中である。

御主人に滞在中のホテルに案内してもらう。
翌日のフライトが真夜中なので、チェックアウトの午後0時から午後9時までくらい滞在するために安い宿を確保しようという魂胆なのだ。
ご夫妻がそうすると聞いていたので、じゃあ我々もその手で行くかと考えたわけである。
ホテルカードをもらって、別れてデタムのTNKのオフィスに行く。

既に数名の日本人ツアー客が待っている。
乗り込んだバスは混載ツアーで、後部に日本人が10名、他は各国の旅行者が25名ほど。
出発はしたものの、ファングラーオ通りでホテルからの参加者を待つこと30分以上。


まずは何とかという寺に寄る。暑い!

たいして見るべきところでもないところで写真でも撮って、
メコン川の川岸に着いて船に乗り込む。


島に渡って、ココナツキャンデー作りの手工業や、蜂蜜農場など、
18年前に一度来ただけのメコンツアーと内容がほとんど変わっていないのには唖然とした。






あのときは、今のシンツーリストがシンカフェで営業していたツアーに参加したものだ。
一人8ドルだったかな?ということは、英語ガイドのツアーだと、18年で3ドルほどしか値上がりしていないのか。
インフレ下のベトナムでは実に驚くべき価格かも知れない。


帰りはバスで橋を渡って帰るからか、午後4時半にはデタムに着いた。
少し早かったので、宿のある通りまで帰って、カフェのテラスで孫とお茶をしようと物色していたところ、
バイクに乗った男女のカップルに声をかけられた。
なんと、Uさんご夫妻ではないか。ベトナムマスクをして、すっかりベトナムのバイク乗りである。

Uさんご夫妻は、もう数回ホーチミンに来ていて、今回も観光はしないで、
毎日バイクを借りて、あちこちをウロウロして、のんびりと時間を過ごすのだそうである。
この溢れるバイクの洪水の中を運転するUさんには尊敬の念を抱いてしまう。
地方の町ならいざ知らず、ハノイやホーチミンでバイクに乗るのは考えられない。
こうやって、お互いに楽しそうに旅行の趣味が合うご夫婦はうらやましい限りである。

我々に声をかけてくれたのは、明日の宿をどうするかということだった。
Uさんが泊まっているゲストハウスは12ドルで、TNKトラベルのスタッフが紹介してくれたのが15ドル。
明日チェックアウトしたあと、午後の暑い中で9時間過ごすためには休むための場所が必要だ。
休むだけだから高い部屋は必要ない。
TNK紹介の方は明日にでも断りに行くか。

Uさんご夫妻と別れ、スイカのスムージーとサイゴンレッドビアで休憩し、
夕食は7時半を目処にサイゴン川のディナークルーズに行くことにした。


タクシーでマジェスティックホテルの船着き場まで行く。
だが、ベンゲー号のあの特徴的な船がない。
しばらくそこいらをうろつくが、他の船もない。今日は休みか、それともなくなったのか。
ないものは仕方ない。デタムに帰る。

小学5年生の孫娘を連れて入るような店ではないが、ブイビエンの先の155Aという店に入る。
ホーチミンお馴染みの店である。
概ね酔っぱらいのおじさんたちがビールを飲んでいる店で、
子どもにとっての環境としてはすこぶる悪い。しかしまぁ、ここはベトナムだ。


斜め前のテーブルにいたおじさんがぷいといなくなると、しばらくしてアイスクリームを手に持って帰ってきた。


それを孫に手渡してくれた。孫は大喜び。おじさん、自分の孫でも思い出したのかな。
手羽の唐揚げ、チャーハンもおいしく、満足して宿に帰った。
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孫とホーチミン 2日目

2015年04月04日 | ベトナム2015
昨夜寝るのが早かったので、6時前には目が覚めていた。
朝食は午前7時からなので、部屋でゆっくり過ごす。

朝食のメニューは、ビュッフェ形式だが、あまり品数はない。
ベトナムパンにゆで卵、サラダにベーコン、バナナとコーヒーで済ます。
こちらで食べるパンとバナナはやはり美味い。
フォーも準備してあったが、これは昼食で食べる予定なので遠慮した。


結構貧弱でしょう

出かけるのは9:30に予定して、朝食後もしばらく部屋で過ごす。
孫は文庫本を、私はタブレットで時間をつぶす。
孫の体力もだいぶ回復したようだったので、予定通り外に出る。


ベンタン市場前のロータリー

まずはベンタン市場に行き、土産物の当たりをつける。
乾物屋付近を通るとき、独特の臭いに孫が反応したので、じゃあ出ようかと、外に出る。
次は国営百貨店である。地図上でもここに間違いないはずなのだが、
地下鉄工事で渡れない。渡っては見たものの、どうやら休みのようだ。
近くにいたおばちゃんに聞くと、あ~あ、あちらの方に移ったよと教えてくれた。

100mくらい先の道向こうに行くと、近くにいた警備員がここだよと指さしてくれた。
孫は友人に買って帰る土産を選ぶのが最大の楽しみだったようで、
目を輝かせて土産物をあさっている。


それが終わると、一つ先の通りがドンコイ通りなので、そこまで足を伸ばすついでに、
もうちょっと足を伸ばして、お馴染みのビアホイ屋に行ってみる。
昼から飲んでいる酔っぱらいのおじさんたちの中に、女の子を連れて入るのもどうかなと思ったが、
ビアホイの誘惑に勝てず、孫にはコーラをもらい、1リッターのビアホイをゆでピーナツを摘んで味わう。
昼から極楽極楽。


その後、ドンコイに戻り、雑貨屋を除く。
孫はここでも目を輝かせて品物を見ている。
ショッピング好きは小学5年生の女の子にも遺伝子として脈々と息づいているのだ。

昼食の時間になったので、フォー24ドンコイ店に入る。
個人的には場末のフォー屋の方が美味いと思うのだが、ドンコイだからまいいか。
孫はフォーガー(鶏肉のフォー)で、私がフォーボー(牛肉フォー)で、味はまあまあ。
60,000ドンすれば当たり前か。ちっちゃな食堂では、30,000ドンがいいとこだろう。
それでも次から次への客は、さすがにドンコイ通りなのか。


腹満ちて、暑くなり始めたので、タクシーでデタムへ帰る。
しばし休憩しながら、今夜の計画を練る。
昨夜水上人形劇に行く予定だったが行けなかったので、今日行くか。
ということで4時過ぎにタクシーで行く。
待ち時間にそばのレストランで、お茶する。


5時開幕の席は簡単に取れた。
ハノイだとこういう訳にはいかない。結構先まで予約が入っていることが多い。
なんだ簡単じゃん、と思ってチケットを買うと、一人180,000ドン!!!高い!!!
ハノイの約倍の料金である。
ここにも中国人団体客が時間ぎりぎりにドヤドヤと入ってくる。
人形劇自体は結構楽しめた。




劇場のある敷地内の店で孫のシャツを1枚購入。これが一番嬉しかったそうだ。
やはり遺伝子のなせる技か。

再びタクシーでデタムに帰り、しばらく部屋で過ごし、7時前にブイビエンのレストランで、
スップクア(かに肉入りスープ)、揚げ春巻き、イカフライを食べて夕食とする。


帰ってシャワーを浴びて終了。
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孫とホーチミン

2015年04月03日 | ベトナム2015
長女の娘が今年小学5年生になる。
年の離れた2人の弟妹の面倒をよく見る、なかなかいい子なのだ。
昨年ツアーで台湾に連れて行ったので、今年はどこにしようかと思ったが、
観光や食事など、いろんなことを考えて、ホーチミンにした。

今の時期、ホ-チミンの気温は35度を超えることがあるので、
4日間くらいが適当だろうということで、
3月29日の福岡-ホーチミン便で初めての孫との2人旅となった。
これが問題になろうとは予想だにしなかった。

飛行機は順調で、珍しく機内食もおいしいという孫につられて食べて、
着陸前に、気圧の関係で耳が痛いと孫が言い出して、
なかなか上手く空気を抜けないようだった。
着陸した直後、気持ちが悪いというまもなく、食べたものを全部戻してしまった。

窓際に座っていた外国の青年も手伝ってくれて、後始末をし、
何とか機外へ出てイミグレーションの列に並ぶ。
係官は、私のパスポートには簡単にポンと入国印を押したのだが、
孫のパスポートを確認すると、突然マザーはどこにいると言い出した。

マザーはいない、私がグランドファザーで、2人で来たのだと言うと、
何度も首をかしげ、近くにいたスタッフを呼んで、確認してくれと言ったのか、
そのスタッフが、私たちを連れて、イミグレーションオフィスに行く。
予想外の展開に困り果てたが、待つしかない。
私と孫の姓が異なったためのトラブルだったのだろう。
10分ほど後、スタッフが戻ってきて、OKといいながら先ほどの列に並ばせ、
やっとの事で入国することができた。

2千円ほど両替すると、外に出てバス停に行く。(バスは一人5,000ドン。大きなトランクがあれば別料金を一人分払う)
バスの発車を待つ人の中に日本人のご夫妻がいて、話しかけてくれた。
やはりバスでデタム付近に行くようで、
デタムならば、ベンタンバスターミナルから2つ目のバス停で降りれば近いと教えてくれた。
152番バスは、ベンタンバスターミナルが終点ではなく、その先まで行くことは初めて知った。


今回泊まったジアビエンホテル、朝食バスタブ付きのいいホテルだった。(1泊30$)
この写真は2日目の朝の写真。この日はとてもじゃないが元気なし。

一緒にバスを降りて、今から宿を探すというご夫妻と別れてホテルにチェックインする。
しばらく休んでいたが、孫が気持ち悪いと言うと、再びおう吐。
何も悪いものを食べたわけでもなく、熱もないようなので、今日はこのまま休ませることにした。

部屋で休ませている間に、ブイビエンの雑貨屋で両替をし、
(空港では1、000円=167,000ドンだが、雑貨屋では178,000ドン、千円で約60円の差はぼったくりに近い)
TNKトラベルジャパンに31日のメコンツアーの支払をする。
帰る途中、デタムのファミマでパンとおにぎり、水、ヨーグルトを買って帰る。
1日目の夕食がコンビニのおにぎりになろうとは予想だにしなかった。

孫の顔色も良くなったようだし、とんでもないハプニングの連続で始まったホーチミン。
この後は、予定を変更しながら順調に進むのか、
油断は禁物でありますよ。ここはベトナムなのですから。
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