ひねもすのたりにて

阿蘇に過ごす日々は良きかな。
旅の空の下にて過ごす日々もまた良きかな。

うまか~酒になっとった

2015年03月15日 | 酒と料理と
昨夜、友人と熊本市内の居酒屋で飲んだ。
店名は「飛露喜」、そう日本酒ファンならえっ!と思う名前。
飛露喜は手に入らないことで名をはせている日本酒の銘柄であり、
福島県の会津若松市にある廣木酒造の酒なのだ。

何で店名にその名前をということで質問したら、奥様が福島の出身とか。
確かに日本酒にこだわった店で、これもなかなか手に入らない而今も酒メニューにあった。
酢ガキやイカ天で、友人とそれぞれに数種類の酒を味わった。
銘柄にもよるが、大吟醸でも1杯600円程度で、なかなかいい店だった。

ということで思い出したことがある。
先日、醸し人九平次のランデブーという酒を約2年冷蔵していたものを飲んだのだが、
これが美味かった。久々にうまか~という酒に出会った。

このランデブーというラベルの酒は、普通にネットで探しても見あたらない。
愛知の酒店、酒仙洞堀一(http://www.syusendo-horiichi.co.jp/)という店に出ている。
ラベルをみると、販売者が酒仙洞堀一になっているので、この店限定のラベルなのだろう。
スペックは純米大吟醸である。

実は、この酒を買ってすぐ飲んだことがないので、
2年近く冷蔵保存して飲んだものとの比較をしたわけではない。
だから、冷蔵保存したものの方が美味いかどうかは分からない。
しかし、ともかく約2年の冷蔵保存が間違っていなかったと言えるくらいに美味かった。

吟醸香はほのかに有る程度。
辛くなく、甘くなく、淡麗でなく、芳醇でもない。
絶妙のバランスで、盃が止まらない美味さ。
久々にうまか~と唸る酒だった。
とりあえず、鍋島・村祐に続くベスト3の一つに入れておこう。

醸し人九平次のランデブー、実は冷蔵庫に入っていることを失念していた1本である。
偶然の産物だが、それ故にかずいぶん得した気分で飲んでしまった。
こういうこともあるから、日本酒はおもしろい。
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入院生活て、どう?  -番外-

2015年03月04日 | 日記(?)
先日、退院後初めてのCT検査に行った。
退院前との変化はなく、今後は月1の割合で、検査しましょうねということになった。

その後、入院中のことで、いくつか思い出したことがある。
まず、手術直前にCTを撮ったのだが、
胃の中のものを吐瀉したため、MRIの検査もしたのだった。
これは、くも膜下に異常がないかの検査だったらしい。
それが正常だと分かったので、手術ができたのだ。

阿蘇医療センターにおける手術が、どの範囲まで可能なのかは分からないが、
大がかりな手術は無理らしい。

一度外来患者さんのためにヘリコプターが来ますとの館内放送があった。
外来患者を迎え入れたのか、それとも他の病院に搬送したのか、多分後者だとは思うが・・・。
阿蘇郡市内の病院との連携、さらには熊本市内の大きな病院との連携を目指して、
緊急処置の必要な患者をスムーズに治療するというのが、
この阿蘇医療センターのコンセプトではないかと思う。

だから、私の疾患も手術に2人以上の医者や麻酔医が必要なものだったら、
きっと熊本市内の病院に搬送されていただろう。
そういう点では非常に運が良かったという他はない。

退院してよく言われたのが、「あら、頭は坊主じゃないんだ。」
手術の時は患部の髪の毛をほんの少し短くしたくらいで、ほぼそのままの状態だった。
元々短髪ということもあって、手術前とあまり変わりなく、
会う者のほとんどが、「あれ、どこ?」と不審げに頭に視線を向けるのだった。

入院しているとき、後半は傷口が癒えるのを待つだけの退屈の日々で、
1階まで階段を使って、よくコーヒーを買いに行っていた。
コーヒーは金を入れてから豆を挽いて抽出する方式なので、結構おいしかった。
一度物珍しさにバナナオレなるものを飲んだが、あまりに微妙すぎてコメントできない。

さてこれくらいで、入院生活の顛末には本当におさらばです。
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