ひねもすのたりにて

阿蘇に過ごす日々は良きかな。
旅の空の下にて過ごす日々もまた良きかな。

ベトナム一人旅(これで最後か?)2016 番外編

2016年11月24日 | ベトナム2016
2016/11/7

152番バスでベンタンバスステーションから空港へ向かう。
これにて9回目のベトナム旅は終わる。

最後に今回旅をして感じたことや思い出したこと、そんなことを綴ってみよう。

1.急逝した友のこと

20年前、はじめて旅したベトナム。
1997年7月、まだ日本からの観光客も少ないベトナムに友人2人と一緒に3人旅をした。
これが初めてのベトナムの旅になる。

今回帰国前の6日にタンソニャット空港から市内に行く途中、
あまり広くはないが、並木のある通りをバスが行く。
あ~ぁ、この道は20年前に白タクで通ったなぁ、この公園も道すがらだったよなぁ。
そんなことを思い浮かべていると、自然一緒に行った友人のことを思い出してしまった。


菅笠の女性たち。20年前も働き手は女性だった

一人はその後、ずっと一緒に旅をする旅仲間となったが、
もう一人は、何度か誘ったものの、ついには一緒に旅することなく、昨年亡くなってしまった。
あの旅で、彼が言った言葉や、彼の驚きや喜び、そんなものが次々に思い起こされ、
それはまた彼を失った深い喪失感を思い起こさせた。

「10年後は随分変わっているでしょうね。その頃来てみたいですね。」と、その旅で彼は言っていた。
10年を経た頃、君を誘ったよね。一緒にベトナムの変わり様を見に行こうよ、と。
あれからもう20年を迎えて、激流のように変わっているホーチミンを君に見せたかった。
生きて一緒だったら、君はどんな感想を述べてくれただろう。
その言葉と、君の驚きをもう一度共にしたかった。
何故今のベトナムを見ないで君は行ってしまったのか、それが残念でならない。

2.バンメトートの雨の夜

バンメトート最後の夜は、激しくはないが、しかし休みのない雨だった。
毎夜開かれる市場周りのナイトマーケットも中止となり、通りはどこも静かだった。
夕食を終えた私は、市場の通りを宿に向かって帰っていた。
ほとんど人通りはなく、傘を差して通りかかる人がぽつりぽつりと見かけられるくらいの中、
一組の親子が傘も差さずに歩いてくる。

父親と娘の親子は、貧しい身なりで、履き物はすり減ったゴム草履、
傘もなく、うつむき加減で前後に連れだって歩いている。
既に濡れそぼった衣服は身体にへばりつくようで、寒そうにしている。
すれ違うときに見ると、父親は40代くらいか、娘は小学生の高学年か、
どちらも痩せて、娘の足は棒のように細い。

可哀想だという哀れみより、無性に切なくなって、しばらく父娘の後ろ姿を眼で追った。
私の孫に小六の女の子がいる。
雨に濡れながら、肩を落として父親の後ろを歩いている女の子が孫の姿と重なって、
ただただ切なかった。
あの子は私の娘であり、私の孫でもあるのだ。いや私自身でもある。
生まれてくる時代や場所が異なれば、彼(彼女)は私であり、私は彼(彼女)なのだ。


ファンランのホテルの娘たち。豊かではないが満たされているのだろう

人はどこに生まれてくるかは選べない。
どこに生まれるかで別れるその後の人生というものに、どうしようもない理不尽を思いながら、
誰かの涙のように降り続く雨の中で、バンメトート最後の夜は更けていった。

3.ホーチミンの夜に一人

ベトナム最後の夜は、ホーチミンで過ごした。
ベンタン市場からレロイ通りを歩いていると、歩道に物乞いの親子がいる。
地方では見かけないが、大きな街では時々見かける風景だ。

たいていは帽子を差し出すように前に置き、必ず小さい子どもを手に抱くか側に侍らせている。
通りすがりに見ると、その帽子には何も入っていない。
私は少し戻って、某かのドン札を帽子に入れる。
ありがとうも、礼の動作もない。
2人目の母親は、それどころではない慌ただしさで札の種類を確認している。

ほとんどのベトナム人も観光客も一顧だにせずに物乞いをやり過ごしていく。
まるで彼らがそこに存在していないかのようだ。
一日にあの帽子の中にどれだけのドン札が入るのか、悲観的な気持ちになる。

私が入れた札では、子どもの一食分くらいがせいぜいである。
根本的に救うことなど、通りすがりの観光客にできようもない。
しかし、ベトナムという異国であっても、生を受けた人間であるからには、
彼らもまた我々なのだ。
たとえ自己満足であっても、何もせずに黙って通り過ぎる訳にはいくまい。

母親の、ドン札を確認するような動作に興ざめしても、
それもまた致し方ない事情ではあると納得しようではないか。
助ける助けないではない、母親に抱かれた子どもの飢えを一時でも満たしてやりたい。
ただそれだけのことである。
ホーチミンの夜に一人、無力なだけの一人に過ぎないことを突きつけられて、
ベトナム最後の夜を過ごすしかなかった。



非常な早さで変わりゆくホーチミンの象徴と言っていい通り

激流のように変わりゆくベトナムの中で、淀みに取り残される人々が沢山生まれる。
世界を見れば自明のことである。
残念だが、それがこの20年にわたるベトナムへの旅で見つけたことの一つである。
そのことがとても心に残った旅だった。
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ベトナム一人旅(これで最後か?)2016 8

2016年11月21日 | ベトナム2016
ベトナム8日目 ファンラン3日目 2016/11/6

ファンランからは、ニャチャンの直近空港、カムラン空港までタクシーです。
というのは、カムランまでの他の交通手段がどうにも分からなかったのと、
今回は先に書いたように、交通手段には贅沢すると言うことで、飛行機にしたからです。

ニャチャンからホーチミンへのツアーバスにファンランから乗り込めばOKなのでしょうが、
老いた身には長時間のバス移動は結構しんどいのです。
それにカムラン空港には、ベトジェットも乗り込んでいて、3500円くらいでチケットが買えます。
ということで、10時に例のタクシードライバーが迎えに来て、料金を再確認して出発です。

途中から国道1号線に出て北上します。
カムラン空港まではタクシーノンストップで1時間10分。
メーターの料金は、74万ドンを指していました。何故かメーターを倒していたんですね。チョッキリなのに。
しかし、空港で降りるときに渡したのは当初の約束通り52万ドンと有料道路代及び空港乗り入れ料の2万ドン。
チップは昨日のぼったくりで勘弁してもらいましょう。

空港の様子は前に来たときと若干変わっていて、
空港-ニャチャン間バスのチケット売り場は外にありました。


ミニバスチケット売り場。2つありますね。

発時が13:50なので、空港内で昼食を摂ります。
今回初めてのフォー・ボー(牛肉のフォー)で、出汁は薄めで牛肉の風味はしませんでした。
10点満点で、5点くらいかな。


フォー・ボー

今まで食べたフォー・ボーで最高に美味しかったのは、ダラット市場横のフォー・ボー専門店のものです。
結構鮮烈に味と香りの記憶が残っています。フォー24より数段美味しかったです。

午後3時前にホ-チミンのタンソニャット空港に着きました。
バスで市内に向かいます。
インターナショナルターミナルの前には、3台のバスが待っています。
152、109、119、それに49のミニバス。みな市内に行くのでしょうか。

152は従来からあるバスで、夕方6時くらいが最終便です。
それでは旅行者に不便ということで、昨年3月に109便が零時過ぎまで運行しているらしいです。
152は5000ドン(25円)、109は20000ドン(100円)と4倍です。


109番バス。車体は黄色でまだ新しい

若干経路が違っていて、152はベンタン市場に向かって左側から、109は右側からベンタンバスステーションに入ります。
レロイ通りにも停まり、ドンコイ近くに泊まるなら、109の方が便利です。
その後の経路も若干異なり、109は、ファングラオ通りにも停まります。旅行者には便利ですね。

ベンタン市場すぐ側のミニホテルにチェックインしたあと、土産を買いにスーパーに行きます。
ここにも偽のチョンコーヒー(糞コーヒー)がありました。
200グラムで5.5万ドン(280円くらい)。嘘でしょう、絶対。でも話の種に買って帰りました。

このスーパーがある通りは、人民委員会庁舎の前から真っ直ぐサイゴン川の方に向かって伸びる道路沿いです。
前回は工事中でしたが、札幌の大通公園のようになっていて、多くの人が出ています。


夕方の通り

夜の通り。洒落ていますね

日々変わっていくベトナムを象徴するような場所です。


ホーおじさんは変わらず穏やかな顔で佇んでいます

最後の夕食は、ベンタン市場周りの屋台で海鮮をと思いましたが、海鮮の屋台はありませんでした。
仕方なく、近くのコム屋で3種のおかずとサイゴンビアで済ませました。
ベトナムらしい食事で最後を締めたのではないでしょうか。

ちなみに、私の言うコム屋とはコムビンザンのことで、
多いところだと10数種類のおかずから好きなのを選んで、ご飯とスープと一緒に食べる食堂のことです。
コムはCOM(ご飯)ビンザンは庶民という意味です。
安くて美味しい、日本人にもとてもよく合う味です。まさにベトナム料理なのです。
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ベトナム一人旅(これで最後か?)2016 7

2016年11月21日 | ベトナム2016
ベトナム7日目 ファンラン2日目 2016/11/5

今日はファンランに来た最大の目的である、ポークロンガライ遺跡を見に行きます。
しかし、未明までは強い雨脚で、こりゃ大丈夫かいなという天気でした。
8時前に、昨日チキンラーメンを食べたカフェでバインミーとカフェスアを摂りに行きましたが、
暇な男どもがわんさか居て、とてもゆっくり朝食という雰囲気ではありません。

仕方なく、ピザ屋にしようかと引き返す途中のオープンな建物の中で、
若者がダンスパフォーマンスをしておりました。


女子3人組

ペア3組。一組は女子が足らずに男子ペア。かわいそう

仕方なく隣のピザ屋に帰って、メニューにあるバインミーを注文したところパンがないと言います。
じゃあ何ができるかというと、ハンバーガーだけのようです。
ハンバーガー・ガー(鶏肉ミンチのバーガー)を一つとカフェスア。
バインミーだと1.2万ドンですが、ハンバーガーは2.5万ドンでした。


ピザ屋さん。夜のテークアウトが多いです

ハンバーガー。普通ですね

店長らしきお姉さん。見かけよりずっと愛想のいい娘さん

朝食中に晴れてきたので、朝のうちに遺跡に行くことに決めました。
ファンランにもセオム(バイクタクシー)はありますが、
ここのところの気まぐれな天気を考えると、移動はタクシーです。

9時半頃、ホテルのスタッフに、昨日名刺をもらったタクシードライバーを呼んでもらいます。
嬉々としてやってきたドライバーにポークロンガライ遺跡を告げると、喜んで出発です。
彼も全く英語は通じません。

途中、グーグルの地図で確認していた道から予想外の右折します。
その後左折して、快適な道を突っ走ると、最後にまた左折して遺跡に到着です。
「こいつ、こちらが知らないと思って遠回りしたな」と思いましたが、そのときは黙っていました。

タクシーは傘を差しだして、駐車場に待っていると言います(多分)。
ボディーランゲージですから間違いないとは言えませんが、
帰りも確実に客をゲットできるのですから、絶好の機会を逸するはずがありません。
たとえ1時間待ったとしてもです。

ではポークロンガライ遺跡に参りましょう。


遠景

登り口

レリーフがなかなかいいです

向かって左の遺跡

丘の上にある遺跡です

中にも入れます


前撮りのご夫婦でしょうか?

アツアツのカフェスアみたいな甘~いカップル(その内に冷えますが)

可愛い2人組の娘さんたち

タクシーの運ちゃんに、帰りは反対側へ曲がれと指さしました。
「あれっ」と言う顔をしています。「なぜ知ってんだ」という顔でもあります。
若干「しまった」という感じも出ております。
遺跡を右に出て、50mくらいで左折します。そのままほぼ一直線でファンランの町中に帰るのです。

宿に着くと、行きと帰りのメーターの差は、3.4万ドンあります。
往復で、約7万ドンをぼったくろうとしたのね、君は。
21万ドンを超えていましたが、余程バツが悪かったのでしょう、20万ドンだけ受け取りました。
あと2万ドン程返して欲しかったんですけどね。

それでも、これで明日のカムラン空港までの料金はぼらないだろうということで、
翌日10時に迎えに来るように言いました。

よく見るとこの界隈には多くのカフェがあります。
その中でもかなりまともな、いい雰囲気のカフェでまったりと過ごします。


カフェスアの出始め、。コップの下の白いのはコンデンスミルク

出終わり。時間を計ったら4分経過していました。アツアツは飲めません。
横のコップのお茶は必ず一緒に出て来ます。茶の味は店によっても違います
一緒に出てくる別皿の氷を入れて、フレーバーなベトナムコーヒーのできあがりです。

宿の娘っこ2人と折り紙で遊んで、、女主人にサイゴンビアはないかというと、
冷蔵庫を見てくれたがないそうで、売っている店を教えてくれました。
そこで2本買って、部屋の冷蔵庫に1時間程冷やしてから、柿の種をつまみに飲み、これが昼食です。
午後はまたにわか雨が降りましたが、夜には月が出て、隣のピザ屋さんも歩道にテーブルと椅子を並べて店を拡張しています。
そのカフェテラスの席で、ベーコンピザとカフェスアの夕食でファンランの夜は締めくくりました。

ベトナムで2度もピザを食すとは。これ以上のハプニングはないかも。
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ベトナム一人旅(これで最後か?)2016 6

2016年11月20日 | ベトナム2016
ベトナム6日目 ファンラン1日目 2016/11/4

宿が朝食付きではなかったので、朝食抜きでファンランに向かうことにしました。
チェックアウトの時、昨日と違う女性がいて、ファンランに向かう旨を話すと、
「ツアーバスのムイネー行きに乗って途中下車した方がいい」というではありませんか。
バス代は、15万ドン。突然の提案に戸惑っていると、
話はドンドン進んで、チケット代を支払い、側にいたお兄さんがバイクでバスの事務所まで送ってくれることになってしまったのです。

事前にこのルートも考えてはいたので、それほど困ることはなかったのですが、
それでもバタバタと進んだためにいささかの戸惑いはあって、しかも乗り込むや否やの出発です。
スリーピングバスの最後部座席に横になって、やっと周りを見回すゆとりが出た次第です。
8割は外国人客。でしょうね。ムイネーといえばやはりリゾートですから、現地の人は利用しません。
ただ最後部には、ベトナム人2人と私、その隣にドイツ人青年2人がキツキツに押し込められました。

3時間半程でファンランに着き、国道に降ろされました。
どうやら、バスはいつもこの場所に停まるらしく、タクシーやバイタクが待っています。
雨模様なので、ミニタクシーにホテルの名前を示すとOKです。
3万ドンで宿に着き、ここからカムラン空港までいくらかかるか聞くと、
52万ドン(約2600円)だといいます。50㎞以上あるので、安いといえば安いでしょう。
取り敢えずドライバーの名刺をもらって宿に入ります。


アンスアンホテルの2ダブルベッドの部屋

地図によると、アンスアンホテルは中心地から若干離れています。
昼食がてらファンラン市場を目指します。


ファンラン市場

中心地の店が並んでいる通り

市場の通りにいろんな店が並んでいますが、不思議なことに飲食店は全くありません。
仕方なく来た道を引き返す途中にカフェがあったので、
まずカフェスアを注文して、メニューを見るとバインミーやパッケージヌードルがあります。
だけどバインミーは朝だけだそうで、パッケージヌードルならあると言います。
じゃあそれでいいというと、5分くらいして出て来ました。


インスタント麺です
味は、そうチキンラーメンそのものです。
卵が載っているので、CMのチキンラーメンそのものではないですか。
美味しく頂きました、カフェスアを。

カフェスアを飲んでいる途中、もの凄い雨です。休憩中で良かったです。
雨が止んで、帰ってからは部屋で休憩です。
しばらくして宿の近所を散策していると、結構食べ物屋があります。


その一つ、フォー36です。

フォー24はフォーのチェーン店で、ホーチミンには結構な数の店があります。
24の意味は、24時間かけて出汁を取っていることに由来していると言われていますが、
さらに12時間以上出汁を取っているのでしょうか?フォー36。
まさかチェーンではないでしょうね。

よく見ると、ホテルの隣はピザ屋さんではないですか。
ベトナムに来てまでピザはないでしょう、と思っていたのですが、
夜にかけてまた雨が降り始めたので、ちょっと遠目のコム屋にまで行く気力がなくて、
隣でピザを食べてしまいました。


ピザ・ボー(牛肉)とカフェスア。小サイズで8万ドン(400円)

ビールは置いてないと言うことで、今日は休肝日です。
ピザの付けだれにベトナムのチリソースがあったのはご愛敬ですが、
ま、タバスコと思えば納得ではないでしょうか。使用しませんでしたけど。
雨の中ファンランの夜は更けていきます。
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ベトナム一人旅(これで最後か?)2016 5

2016年11月16日 | ベトナム2016
ベトナム5日目 2016/11/3

バンメトートを去る日です。
前日に宿のご主人に、ニャチャン行くと言ったら、バスを手配してくれました。
普通バスは、10万ドン。VIPバスだと倍の20万ドン。
今回の旅行では、宿と食事は貧しくとも、移動は贅沢でと決めておりましたので、迷わずVIPバスにしました。
素晴らしいリムジンだよとの誘い文句に乗せられたのもあります。

出発は朝7時で、宿でピックアップしてくれます。
ほぼ時間通り来たのは大型のワンボックスカーで、中は「おー、リムジン」です。
助手席も入れると、8名定員の広々としたスペースです。
この便は3名しか利用しませんでした。


リムジンです。バンメ-ニャチャンを1日3往復してるようです

今朝は荒れ模様の天気で、雨風とも強く、時々スコールのように降ります。
途中の山道は、1箇所土砂崩れがあり、木が2本程滑り落ちていたりと、大荒れになりました。
山道から海岸沿いの1号線に出て、ニャチャンまでの道も雨風で荒れています。

ホテルは、ニューセンチュリーというミニホテルでしたが、ドライバーが道を分からないので、
道向かいのグリーンワールドホテルでいいやと言うと、ぴったしそこで降ろしてくれました。


ホテルのベランダ付き部屋。

ベランダ付きの部屋で、ミニホテルでベランダ付きというのは表通りに面しているということです。
このホテルはエレベータを挟んで、一つの階に前後に2部屋しかありません。
表はベランダ付き、裏は窓なしという具合です。

チェックインの時、明日ファンランにバスで行くと言ったら、
バスステーション(ベトナムではターミナルとは言いません)から出ていると教えてくれましたが、
ファンランの発音が通じなくて往生しました。

ともかくニャチャンは荒れ模様の天気で海も汚く、何をする目的もないので、
取り敢えず昼食に出たところ、おー寿司バーという店に誘われて入ってしまいました。
カウンターに座ってメニューを見ると、寿司もそこそこのネタがありますが、
HIGAWARIを食べました。


HIGAWARIとメニューにはありましたが、日替わりではないようです
多分、日替わりの意味が分かっているとは思えませんでした。

ご飯に味噌汁、冷や奴にチキンの照り焼き、エビフライとサラダ、漬け物、
一番吃驚したのは、茶碗蒸しです。
レベルは普通に日本食と言ってもいいくらいで、「やよい軒」の定食並みです。
これに、サイゴンの瓶で16万ドン(800円)、満腹でした。

帰ってからは、あまりに不規則な天気で出かけられず、宿でのんびりです。
夜にはやはり腹が減って、すぐ近くのコム屋で夕食。
魚の煮付けと厚揚げにミンチを挟んだ肉豆腐、それに鶏腿の照り焼き。
ご飯とスープは付いてきます。


味はいいです。やはりコム屋はいいなぁ。

これにサイゴン缶で8万ドン。観光地の食事は若干高いです。
ニャチャンは以前来たことがあるし、今回は経由だけですので、よく休めました。
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