ひねもすのたりにて

阿蘇に過ごす日々は良きかな。
旅の空の下にて過ごす日々もまた良きかな。

旅の日記-16-

2009年05月15日 | 世界一周日記Ⅱ(写真つき)2008
2008年10月2日  バルセロナ(スペイン)

9時前に行動開始。
地下鉄の駅に行く前に、昨日寄ったカフェ風の食堂で朝食。
昨日観光から宿に帰る途中に、店を除いたら、ここのママが「ニホンジン?」と声を掛けてきた。
日本語はそれくらいしか話せない女性だったが、その一言でこの食堂で夕食をとったのだ。

今日はサグラダファミリアを見に行く。
勿論地下鉄を利用。
地上に上がると目の前に壮大な建築物がある。
これこそがかの有名なサグラダファミリア。
アントニオ・ガウディが設計し、いまだに建築中の教会である。


 ↑グエル公園、上の方が広場になっている

その後、やはりガウディの建築物であるグエル公園に行く。
ここは、観光客や地元の人もたくさんいて、バルセロナの街を見下ろせて、
天気もよく、気持ちのいい場所だった。

そろそろ腹も減ったし、というところで、ブラブラと歩いていたら、日本食屋を見つけた。
店を除くと、ビュッフェ形式の日本食屋のようだ。
寿司から味噌汁、漬け物まである。
非常にメニューが多いので、早速テーブルについて皿を持って回る。

まずは、寿司ということで行ってみたら握りの職人がいるので、
「日本人ですか」と聞いたら、曖昧に笑っている。
どうやら中国人経営の日本食レストランのようだ。
どうりで点心らしきものもある。
ここはビール込みで13ユーロ。結構高いが、店は繁盛しているので、スペインではこんなものなんだろう。


 ↑カタルーニャ美術館から見たサグラダファミリア

カタルーニャ美術館に行くと、建物の前から街が見渡せ、
サグラダファミリアがきれいに見える。素晴らしい景色である。
6時前には宿に着き、近くのスパーで買ってきたワインとハムを出して、
同宿の者と4人で歓談。

ワインとハムがなくなったら、私以外の3人で買い物に行き、
ワインと料理の具材を買ってきて、そのうちの女性(1人)がパスタとサラダを料理。
なかなかの出来で、美味しく頂いた。
これが自炊もできる日本人宿のいいところだ。


 ↑バルセロナの市場。右の店は肉屋。生ハムが下げられている。

その後、観光に出ていた別の3人が、ワインを2本とイベリコ豚の生ハムを買ってきており、
今度は皆でそれをつまんで、夜1時過ぎまで賑わった。
どうせ明日もゆっくりの日だ。
グラナダまでは夜行列車なので、夜までは暇だし、遅くなったが、まいいか。
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旅の日記-15-

2009年05月12日 | 世界一周日記Ⅱ(写真つき)2008
2008年8月30日  シェムリアップ(カンボジア)

7時過ぎに起きる。
明日のプノンペン行きキャピトルバスをフロントでおばちゃんに予約しておく。
いつもの朝食をとり、一緒になった近畿大学の学生2人としばし話す。

8時30分、昨日約束しておいたトゥクトゥクのおじちゃんが既に迎えに来ている。
昨日話していたら、自分より1才年上ということだった。
今日は大回りコースで、まずタップロームへ行く。
そこまで約30分。小回りコースよりかなり離れている感じだ。

プレアカンの遺跡では、ポリスの青年が流暢な英語で話しかけ、
懇切丁寧にガイドをする。それも私の後をずーっとついてきて来る。
「こりゃあ、最後にガイド料請求するだろうな」と思ったが、
そのときはそのときだと、いろいろ話しながら最初のところに帰ると、
案の定「プレゼント」をせびられた。


 ↑勝手にガイドしてきたポリスの青年

「Are you police?」と言うと、いやな顔をしたが、
「ガイドしたじゃないか」みたいなことを言うので、1$渡した。
実を言うと、彼の英語のガイドは、私の語学力不足で、
3割程度しか理解できなかったので、その金額になったのだ。

暑くなってきたので、11時過ぎに観光を切り上げて、
トゥクトゥクのおじちゃんに言って、オールドマーケットまで送ってもらい、
11$渡して今日の観光は終わり。
そこでビールと昼食で4$。

アンコールの遺跡は、アンコールワットの壮大さは勿論素晴らしいが、
崩れかけている他の遺跡もまた風情があって、
個人的にはそちらの方に惹かれる。
タップロームのように、木の根っこに遺跡の石が浸食されているものをそのまま残していることには、
ある意味深い感銘を受けた。


 ↑タケオゲストハウスの前の通り。6号線。

歩いて宿に帰る途中、ネット屋によってメールチェック。
帰ってからシャワーを浴びて、近所のコンビニで買い物。
えびせんやポテトチップを買って、ロビーに座り込んで歓談している従業員の女どもに差し入れ。
一緒につまみながら、ワイワイ賑わう。

夕方は自転車を1$で借りて、再びオールドマーケットへ。
エビフライにフライドポテト、フライした魚を2種とご飯に缶ビールで5$。
エビフライは今一だが、魚は美味い。
何より安いのがいい。


 ↑オールドマーケットの野菜売りの女性。

暗くなって帰ると、タケオゲストハウスは日本人旅行者がロビーでワイワイだった。
早々と部屋に帰り寝る。
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旅の日記-14-

2009年05月08日 | 世界一周日記Ⅱ(写真つき)2008
2008年10月10日  キト(エクアドル)

よく寝た。
オスタルHAUAKIは朝食付きなので、2階の屋上テラスで朝食。
パン、スクランブルエッグ、ジュース、コーヒーというところか。
先に来ていた日本人夫婦と話す。

OKADAさん夫婦で、海外生活が相当長いらしい。
これからガラパゴスに3週間ほど行く予定とか。
その後、旦那の歯の具合が悪いのでメキシコの歯医者に連絡して、治療に行くとか。
メキシコ行きの飛行機の安いところを探し回っているせいで、
1週間になるのに、まだキトは市場以外見てないのだそうだ。
なんか浮世離れした話でピンとこない。


 ↑キトの中心街。カテドラル前の広場

さて、フロントのPCをかりてネットでメールのチェックをすると、
娘が公務員合格の報。一人心の中で万歳し、10時行動開始。
先住民マーケットに行ってみる。
結構いい品物があるし、Tシャツも買い換え頃かな。

近くのオープンカフェでビールを飲み、街を観察。
キトには結構インディオ系の人が多く、しかしあまり裕福そうではない。
いい身なりをしたのは、白人系の人間が多く、
よりインディオに近い身としては少しやるせない。

OKADA夫妻が言っていた市場を探し当て、得体の知れない生搾りジュースを1$で飲み、
テラピアのフライとご飯を2$で食べる。
キトは標高が高い(2,800mほど)せいか、飯は不味い。
テラピアとジャガイモのおいしさと値段の安さで許すとしよう。


 ↑キトの街中を行き交うインディオの人々

宿に帰って休憩。
3時頃部屋を出ると日本人の若い女性が2人チェックイン。
しばらく話していると、2人は旅先で知り合ったらしく、一人は世界一周中。
同好の士やね、と旅先の情報交換。

夕食は、OKADA夫妻から誘われて、2ブロック先の中華料理屋に行く。
ここは美味い。しかし量が生半可でない。
娘の祝いだということでビールを飲むが、深酒は禁物だ。
高山病の兆候は睡眠中に若干あり、特にアルコールの影響は顕著なので用心用心。

楽しく食事を終え、宿には8時過ぎに帰る。
9時にはシャワーを浴びて、
娘や上さんの喜びをこの地球の裏側の地で共に噛みしめながら寝る。
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旅の日記-13-

2009年05月06日 | 世界一周日記Ⅱ(写真つき)2008
2008年8月19日   クアラルンプール(マレーシア)

8時起床。今日は世界一周2日目となる日だ。
9時行動開始。
まずはプドラヤバスターミナルに行く。
チャイナタウン・イン・ホテルからは、徒歩圏内である。

バスターミナル内のチケット売り場の窓口はめちゃくちゃ多い。
まずは、ペナン島行きのバスチケット売り場に行くが、目当てのバスはここ発ではないという。
戸惑って、ウロウロしていたら「どこ行くんだ」と声を掛けられて、
何とかチケットが手に入るということが分かった。


 ↑プドラヤホテルの部屋から見たタワー

明日の1泊だけはこのバス停の上階にあるプドラヤホテルに泊まろうと思っていたので、
フロントに行って交渉し、明日の12時にチェックインすることにした。
いろいろ済ませて、バスターミナルのフードコートに行き、ブランチにする。
ナシゴレン・アヤムを食べるが、東南アジアの食事はあまりハズレがないのがいい。
ビールがなくて水しかなかったのは残念だったが。


 ↑バスターミナルのフードコートの店。ここでナシゴレン・アヤムを食す。

ムルデカ広場やセントラルマーケットを散策し、宿に帰る。
しばし昼寝をしたりと休んだ後、パサール・セニ駅前の食堂に行く途中、
英語でぺらぺら話しかける年輩の男女があり、息子が早稲田に行っているだのと、なにやら怪しげ。
しばしで振り切って食堂に行く。
この手合いは、時々何が目的なのだろうと不思議で、
一度は最後まで付き合おうと思わぬこともないが、そこまでの度胸はない。

食堂は、ほとんど現地の人で、店員次第では全く英語が通じない。
しかし美味いのだ。
タイガビアに、シューマイ、焼きそばを頼んで、周りを見ていると面白い。
賑やかな酔っぱらいのグループや、一人で黙々と食べている老人などなど。
なかなか飽きない人間模様である。

チャイナタウン・インはその名の通り、チャイナタウンのど真ん中にあり、
部屋がそちらに面しているので、遅くまで賑やかというかうるさい。
退屈しないのと、飲食に事欠かないのが長所か。
LRTの駅までもそれほど遠くなく、ロケーションとしては良の部だろう。


 ↑チャイナタウンの入り口の門

近くのコンビニでアイスクリームとヨーグルトを買って帰る。
ヨーグルトは明日の朝用だ。
明日はホテルを変わる。もう寝よう。
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旅の日記-12-

2009年05月03日 | 世界一周日記Ⅱ(写真つき)2008
2008年10月7日  コルドバ(スペイン)

7:30起床。耳栓の効果でゆっくり寝られた。
朝食は、宿でパン、コーヒー、ジュース。これで5ユーロは高すぎる。
10時に行動開始する。
宿のすぐ前にあるメスキータに行く。

このメスキータが目当てでコルドバに来たのだ。
一度テレビで見たメスキータの中の様子にすっかり魅了されてここまでやってきた。
幽玄な雰囲気のある建物内でしばし過ごし、2時間ほどして外に出る。


 ↑メスキータの内部。モスク中央部にゴシック様式とルネサンス様式の折衷の教会堂ができ独特の雰囲気。

昼は魚のフライとビール。
アルカサスや公園でブラブラし、帰りにスーパーでカバとハムを買う。
今夜の夜食兼寝酒だ。

コルドバの旧市街の方は結構狭く、歩いて十分である。
観光客が至るところでうろうろしている。
いささか暑いので、メスキータのそばのアイスクリーム屋で、ダブルを買って食べる。
美味い!


 ↑花の小道と言われ、観光地の一つとなっているが行ってみるとなんということはない。

夜はプラトコンビでチョリスを選んで食べたが、これはちと厳しい。
臭いも味もちょっと好み以前の問題という気がする。
しかし食べないわけにはいかない。いくらか残して出る。

コルドバは観光客がいなければ静かな街だ。
のんびりとするにはもってこいかもしれないなどと思いながら、宿に帰る。
明日はマドリッドへ発つ。
その後はいよいよ南米だ。
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