ひねもすのたりにて

阿蘇に過ごす日々は良きかな。
旅の空の下にて過ごす日々もまた良きかな。

手強いぞ、ベトナム -5-

2011年02月26日 | ベトナム2011
フエ2日目もやはり雨だ。
ホテルのロビーで朝食を取り、ツアーバスを待つ。
マイクロバス一杯の客を乗せて市内ツアーへ。


手作りの線香を作っている所で、線香の軸となるカラフルな竹籤

まずは民芸村という名の土産品店へ。
女性陣早速のお買い物。まだ早いと思うけど。



その後、トゥドック廟等の廟を3つほど回り、昼時に市内のレストランでバイキングの昼食。







可もなく不可もなしの昼食。



レストランを出るとバスが変わっていて、中に荷物を残していたYUさんは傘とレインコートを紛失。
その代わりにちょっといいレインコートをゲット。これって誰のなんでしょうか?
バスは王宮のゲートに入らず外に止めたため、雨の中歩いて王宮へ。
王宮の内部は今回初めて見物。
バスの駐車場へ帰ると、乗り合った婦人の一人が帰ってこない。
しばらく待ってやっと帰って来る。どう考えてもガイドの責任でしょう。





バスは最後の観光地、何とか寺に行く。
雨の中、4人はもういいやと我が儘を言うので、Mさんと2人だけで見物に。
その寺は川岸にあって、見物を終わると、川岸に停まっているボートに乗り込む。
ドラゴンボートというが、舳先に龍の飾りがあるだけのボート。



30分ほどでフエ市内の、我々のホテルに近い川縁にボートは停まり、
そこで解散という非常にアバウトな市内ツア-の終わり方だった。
雨は小降りになっていたので、ぶらぶらとホテルに帰り、しばし休憩。

夕食は、私のせいで不快な思いをさせたスアンチャン食堂にお詫びかたがた再度行くことにした。
食堂のスタッフはにこにこと笑顔で我々を迎えてくれたので、ホッとした。
今回は、昨日の反省もあってオーダーをノートに控えておいた。
昨昼とは異なるメニューをオーダーしたが、やはり美味しかった。

宿に帰って毛布を確認したが、どうやら毛布はないらしく、
ツインの部屋でもベッドカバーが余分に1枚おいてあるだけだった。
今夜も寒い夜になりそうだ。


部屋はきれいなんですが、ちょっと寒いんです。

今日は何もなかった1日のようでしょうが、
YUさんの傘とレインコート紛失というハプニングがありましたね。
それに毛布がないのと、エアコンの暖房がないという困った事態もありますね。
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手強いぞ、ベトナム -4-

2011年02月23日 | ベトナム2011
MYさんにもらった導眠剤のおかげで列車の揺れも感じず、さわやかな朝を迎えた。
皆で買い込んできたパンとコーヒーなどで朝食。
少し雨模様だがこれもまたいいかなどと思いきや、列車が急ブレーキ。
嫌な予感がする。5,6年前のベトナムの旅の時の列車でもこういうことがあった。
列車が停まる。もちろん駅ではない。ずっと後方を見ると踏切がある。
やがて人が集まり始め、救急車が来る。やはり踏切事故のようだ。
しばらく停車の後、30分足らずに列車は出発する。


途中の駅でゆで卵を買う。

この事故のせいか、フエ駅には30分以上遅れて到着。
駅の出口には、予約していたアミーゴホテルの青年が迎えに来ていて、
彼が6人乗りのタクシーを呼んで、自分はバイクでホテルへ。タクシー代はホテル持ちだ。
フエは雨で、そのせいか体感温度はかなり低い。


アミーゴホテル。宿のスタッフはフレンドリーだが、エレベーターがないのは辛い。

チェックイン後、明日の市内ツアーを予約する。
ランドリーサービスが1㎏2万ドン(約90円)というので、下着もすべて廊下に出しておく。
その後雨の中傘を差しながら昼食へ。
数年前美味くて安くて、毎食のように通ったスアンチャン食堂に行く、
店はその当時から移転いていて、ずいぶん立派なレストラン風になっていた。
あの安食堂の風情の方がよかったのだが、仕方ない、時代の流れは速い。


フエビア-というローカルビア。

昼食ではこちらのオーダーミスを相手のミスだと言って、一皿返却したが、
後で気づいてひたすらに謝り、その皿の分も計算に入れてもらった。
次からはオーダーはノートに控えようという反省につながる。
料理はいずれも美味しく、ただ昔ほど安くなかった。


エビ料理。なかなか美味。いささか洒落た料理になってしまったようだ。

昼食後はそのまま旧市街のドンバ市場へ行く。
市場はテトが近いせいか、ものすごい人出で賑わっている。
ここで、MYさんが時計を買いたいというので、入り口付近の時計屋へ。
ロレックスやイブサンローランの時計が(もちろん偽物)当たり前のように並んでいて、
その一つを値段交渉。言い値は20$。
とんでもないと、10$から始める。粘れば10$になったのだろうが、12$で交渉成立。
さて、その時計は今でも動いて時を刻んでいるのでしょうか。


時計の値段交渉中。ベトナムの市場等では、原則半額以上で買ってはいけない。

次の近くのスーパーに寄り、YUさんはシャツを1枚購入。
女性陣が1階の食料品売り場でいろいろと取りそろえて、今夜は部屋食にしようということになる。
帰ると、既に洗濯はできあがっていて、廊下に置いてあった。
休憩後、YUさんの部屋に集まり、買って帰った食材やビールなどで部屋食。


YUさんの部屋で部屋食。結構いけましたね。

いい気持ちなって部屋に帰り風呂に入り、寝る。
しかし夜中に寒くなって、何回か目が覚める。
翌朝聞いたら、上さんや他の人たちも寒くてズボンをはいたりジャンパーを着て寝たそうだ。
エアコンの暖房がほとんど効かないので、毛布をもらわんと眠れんという結論に達する。

何もなかったような1日のようだが、
列車の踏切事故や、そのための遅延、寒さで眠り難い夜など、無事では済まないのです。
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手強いぞ、ベトナム -3-

2011年02月20日 | ベトナム2011
カットバ島から船着き場までマイクロバスで10分くらいで着く。
昨日着いた場所とは全く異なる。
いささか草臥れた船に乗り込み、外海なのか幾分波が強い。
2時間ほど進んで、今度はちょっと高級そうな船に乗り換える。
この船にはキャビンがあって、昨夜はこの場所に停泊して客は泊まっていたようだ。
ちなみに、今回沈没した船はこのタイプで、まだ客が寝ていた明け方に浸水して沈んだらしい。


乗り換えた船のデッキに出ると、APTトラベルのガイドがいて話しかけてきた。
彼はそこにいた日本人女性2人組のガイドをしているようで、
私を日本人と認め、話しかけてきたようだ。
その後2人の日本人女性とMさんを交えてしばらく話した。

昼頃ハロン市に上陸し、絵はがき売りのおばちゃんたちとちょっとだけ遊んで、
そこからマイクロバスでホテルの食堂へ昼食に。
先ほど一緒だった女性2人が我々のグループのテーブルに加えてくれと言ってきた。
外国人グループと一緒での食事はやはり気詰まりのようだ。



昼食後は、間一度だけ休憩し一路ハノイへ帰る。
この日は午後11時のホーチミン行き寝台列車に乗る予定だ。
午後5時過ぎにバスはハノイに着き、ホテルに預けた荷物の整理をしてしばし休ませてもらう。
フロントで、午後10時にタクシーを確保しておくからそれでハノイ駅まで行けばいいと親切に言ってくれる。



自分一人で皆と別れ、列車で必要な水や翌朝の朝食用のパンなどを仕入れに行き、
ほかの5人は土産品を見たり、街を散策してもらう。
7時に合流し、ベトナム料理店の、「ハイウェイ4」という店に行く、
いろんな料理の中に内緒で蛙の足の料理を忍ばせて、
小鳥の肉だと騙してみんなに食べてもらった。
後でネタばらしをすると、皆怪しんでいたようで、やっぱりという反応だった。
味は鶏のささみをもっとさっぱりした感じで美味いんだが、やはり見かけが・・・。



その後、ホアンキエム湖の近くにある、インフォメーション横にリニューアルオープンしたカフェに行く。
前回11月には工事中だった店だ。
ここでゆっくりと暖を取り、コーヒーを味わった後、9時前に水上人形劇場に行く。
9:15開演で、10:00きっかりに終わるので、一人だけ先に急いでホテルに帰る。



ホテルに着くと、タクシーがいない。フロントの青年が今日は捕まらないという。
少し雨模様でそのせいもあるのかもしれない。
しかしタクシーがなければハノイ駅まで行けないし、列車に乗れないという最悪の状況になる。

皆がホテルに帰ってきたがタクシーが通りかからない。
仕方なく、青年に大きな通りに行こうと提案。
彼もそれがいいと、歩いて湖のそばの大通りまで出て、やっとの事で小型タクシ-を2台捕まえて青年に礼を言って乗り込む。
ハノイ駅に10:30に着き、早速列車に乗り込む。
6人なので、キャビン一つと隣のキャビンの下段2つに席を取り、
まずは間に合ったことに乾杯をし、定時に発車するとまもなく就寝する。



今日はタクシー騒動があり、1日も穏やかには済まない旅ではあります。
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手強いぞ、ベトナム -2-

2011年02月17日 | ベトナム2011
今日(2月17日)残念なニュースがあった。
ハロン湾で観光船が転覆し、12名が死亡、うち1名は邦人らしい。
心からご冥福祈ります。

ベトナム2日目はこのハロン湾観光に出る。


ハロン湾観光に出る前の朝のハノイ。

混載ツアーのマイクロバスは8:30過ぎにハノイ市内を抜ける。
さて今日は何もなく過ぎるかと思いや、途中2カ所で交通事故があったようで、
かなり遅れてハロンに着くことになる。
そのうちの一つはコンテナを乗せた大型車の横転で、ずいぶんと渋滞した。


ハロン湾の船着き場。

まず観光船にはマイクロ車の全員が一緒に乗り込み出発。
途中の遅れのため、乗り込むとすぐにランチ。
ベトナム産のダラットワインで乾杯。



例によって派手な照明の鍾乳洞を観光し、再び船に乗り込む。



その後、竹で編んだ小さな船でボートトリップ。
一人8ドルというベトナム物価ではとんでもない金額だが、
多分にガイドあたりに流れているのだろう。



30分ほどして帰ると、ここで船を乗り換える。





と同時に、それまで一緒だったガイドから次の船のガイドに引き継がれる。
船は今夜宿泊するカットバ島目指して進む。
この船に乗り合わせているのは皆カットバ島泊らしい。



カットバ島に上陸したら、迎えのバンに乗り込む。
ここで、船のガイドからも見放され、我々6人でホテルへ。
ホテルに着くと、ガイドらしき男がいて、「あんたたちのガイドは?」と訊く。
「いない」と答えると、呆れかえっていた。
呆れるのは我々の方で、高いツアー料金支払って、途中でガイドなしになるとは。
ま、泊まれたからいいが、これからまた一悶着。


見かけは立派だが、従業員の教育は?

4部屋のうち、私の部屋の暖房が入らない。
暖房なしではどうにも眠れそうにもないので、フロントに電話するが待てと言うばかり。
怒り心頭状態になった私は、フロントに怒鳴り込んで従業員を部屋に連れてきて見させる。
すぐに部屋を換えれば済むことなのに、こちらの言い分を信用せず、30分ほどエアコンの状態を確認。
怒り狂った私は、怒鳴り散らして、荷物を全部部屋の外に出し、廊下に座り込む。
その様子に驚いたのか、やっと部屋をその上の階に換えたところが、そこも暖房が効かない。
今度はさすがにすぐ対応してまた上の階の部屋に行き、やっと暖かい部屋に出会う。
約1時間のバトルでぐったり。
なんとまあ、ハプニングというか、トラブル続きの旅ではありますなぁ。


ホテルからの島の様子。カットバ島は季節柄か、とても寂れていた。
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手強いぞ、ベトナム -1-

2011年02月16日 | ベトナム2011
さて、何故このようなタイトルになったかは、追々と説明することになるが、
まずは1日目、1月25日となるはずだったのだが、
1月24日の深夜の天気予報が雪。特に福岡方面が雪。
ということで、皆と相談の上、前泊ということになり、午後4時過ぎに阿蘇を出る。

金の隈にある亀の井ホテルに午後7時過ぎにチェックイン。
1階のジョイフルで夕食を兼ねて、6人で前祝い。
これはこれで、修学旅行気分でいいもんだと笑いあう。

翌朝はずいぶんゆっくりと7:30過ぎに宿を出て、駐車場に車を預けて空港へ。
台北経由なので、機内持ち込み程度の荷物ではあったが、カウンターで預け荷物にする。
台北空港で重いバックパックを担がないようにという配慮だったが、
これが今回のハプニングに富んだ旅行の最初のきっかけとなるとは、
そのとき誰一人気づかなかった。

福岡台北と定時に飛び立ち、ハノイ着はなんと30分早い15:00時だった。
こりゃあハノイでゆっくりできるぞ、と喜び勇んでバゲッジクレイムに行く。
ハノイのバゲッジクレイムはAとBの2カ所しかない。
指定の場所に行くと、そこはすごい人だかり。
そこには、我々より早く着いた飛行機の荷物を受け取る人々でごった返している。


飛行機からの荷物が出てくるのを待つ人でごった返す

イライラしている外国人に聞いてみると、
バンコクからのフライトで、荷物待ちが既に2時間だという。
ハア~ッ!あり得ない。ここは一国の首都の飛行場ですぞ。
確かに着便が集中しているのは分かるけど、2時間待ちはないでしょう。
で、彼らが荷を受け取って出て行ったのは約1時間後。
バンコクからのフライトは1時間5分。荷物待ちが3時間。
我々に「good luck」といって空港を去っていった。


1時間を過ぎすっかり疲れ果てた連れ。


やっと、空港の外に出て車を待つ。

我々がロビーに出たのは、2時間後の5時過ぎ。
手配しておいたホテルのドライバーも待ち草臥れてウンザリしていた。
5:30に空港を出たため、本来渋滞にかかるはずのないハノイ郊外で酷い渋滞に出会う。
全く譲ろうとしない運転者が隙あらば割り込む交差点で、
我々の車のドライバーは温和しいのか、全く進まなくなった。


空港からの車と、ハノイの市内から郊外へ帰る車で大渋滞。

見かねた私は、車を降りると、自分らの車を通すために交通整理。
信号があれば何とかなるのにと、危険を顧みず日本語で喧嘩しいしい、
なんとか車を通すことに成功。
7:30前にホテルにチェックイン。
すぐにMさんと2人で、APTトラベルの事務所に行く。
頼んでいた列車のチケット受領とツアー代の支払いだったが、
事務所が午後8:00までというぎりぎりのタイミングだった。


ワンタン麺。とっても美味しいです。私のお気に入りの一つ。

夕食は、機内食を2度食べていたので、麺でいいかということになり、
ミーヴァンタンというワンタン麺の美味い店で済ませる。
1杯30,000ドン(約130円)だが、これが美味かった。
女将さんは昨年11月以来の私の顔を覚えていてくれて、嬉しかった。


いつにもまして華やかなイルミネーションの湖周辺。テト間近を思わせる。

テト前の華やかなホアンキエム湖を少しだけ見物し、宿に帰る。
男3人だけ、ちょっとだけということで近所のビアホイへ。
この季節はハノイは寒く、先客の若い外国人らと、
歩道のビアホイで震えながら、ビールを1杯だけ空けて寄宿。
度重なるハプニングに、いささか疲れて早めの就寝。


とても生ビールという雰囲気ではないでしょう?
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