ひねもすのたりにて

阿蘇に過ごす日々は良きかな。
旅の空の下にて過ごす日々もまた良きかな。

九寨溝・黄龍・三峡クルーズ -5-

2010年07月04日 | 中国の旅2010
クルーズ船で3日目は、午前中に李白の

朝辭白帝彩雲間
千里江陵一日還
兩岸猿聲啼不住
輕舟已過萬重山

という詩で有名な、白帝城の観光がある。


上の詩の石碑。左は江沢民、右は周恩来、その右には毛沢東のものがあった。

余程有名な観光地らしく、驚いたことに
船を下りて岸に上がる階段にエスカレーターがあって、ちゃんと動いていた。
長江の水面から岸までは、100段ではきかないくらいの階段を上らなくては成らず、
若干足を痛めていた身にはありがたかった。

そこから白帝城の入口まで送迎バスに乗り移動。
長江支流に架かる橋を歩いて渡り、階段を上る。その数365段。
歩いて上り下りできない人のために、篭屋が待っている。
往復で200元という高値だが、これには誰かの中間マージンが入っているに違いない。

たかだか365段の階段は、篭屋に頼むほどのものではなく、
往復ともなんということもなく、無事帰り着いた。
その後、船内に帰り、昼食を摂り、小三峡クルーズのために船を乗り換える。
そこから支流に入るが、水の色は本流に比べて緑が強い。


小三峡クルーズの崖の途中に歩道を造っている。
観光用の歩道だそうだ。個人的にはあんなところを歩く気にはなれないが。

小三峡クルーズから更に小型船に乗り換えて、小々三峡クルーズへ。
地元のいろんな人が、三峡クルーズの観光客で潤っているのだと実感する。
3時間以上に及ぶ支流のクルーズ観光が終わり、再び乗船ししばらく休憩。


小々三峡クルーズの舳先で結局何もしなかったオジサン。


小々三峡クルーズの風景

夕方は、レストランでさよならパーティーがあり、
食事は夕食メニューだったが、シャンパンが無料で振る舞われ、
船のオーナーと船長の挨拶が一言あった。
昨日歓迎されて、今日はもうさよならか、と可笑しかったが。

夜は再び船内スタッフによる演芸会があり、
これもしばらく見て途中で部屋に帰る。
船の夜は長江の流れのようにゆっくりと時間が流れていく。
コメント
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