ひねもすのたりにて

阿蘇に過ごす日々は良きかな。
旅の空の下にて過ごす日々もまた良きかな。

九寨溝・黄龍・三峡クルーズ -6-

2010年07月05日 | 中国の旅2010
夜中に船は三峡ダムを通り抜ける。
下流との落差は約100m。
これを5つの水門を一段ずつ水位を下げながら5時間ほどかけて抜けるのだ。
最初の水門を抜ける様子だけは見たが、なにぶんにも真夜中で、
睡魔に襲われてあとは諦めた。

朝食に行くときは、船は既にダムを抜けて、下流に接岸していた。
朝食後、バスで三峡ダムの見学。
三峡ダムは河川流域の環境破壊等を理由に、かなり物議を醸したが、
結局は完成して、膨大な電力を供給している。


三峡ダム全景を見下ろす。ダムの長さは約2.3㎞だそうだ。

昨夜通った水門を見たりしながら、ダムを見物。
その後再び船に乗り込み、昼食を摂りながら船は更に下り、
義宣というところに接岸する。ここが三峡下りの終点である。

義宣に上陸し、再びバスで荊州へ。
ここから再び別のガイド、陳さんが案内する。
荊州の博物館には、目玉とも言えるミイラがあって、
これは、今まで見たミイラのどれとも違っていて、
リアルな人体模型のようで、とても写真を見せることはできない。
いささかそのミイラに疑念を抱きながら博物館を後にする。


荊州博物館

荊州は城壁に囲まれた町があって、出入り口の門が数カ所にある。
その北門を見物し、荊州を後にして武漢へ。
武漢ではやはり博物館を見物したが、ここにはボランティアガイドの日本人が待っていて、
博物館が一般から買い入れた玉の細工品を、6点130万円で買ってくれないかと言われた。


荊州城壁にある、北門。

博物館の維持のためにすごく安く提供しているということだが、
博物館が商売かよ、てな感じで、誰も手を挙げなかった。
物はなかなか良い物だったが、我が家には飾るスペースがないので諦めた。(ホント?)

その後、レストランに向かい、湖北料理を食べたが、
このツアーの中で最も口に合う料理だった。
ホテルはメイフラワーホテル。やはり五つ星だそうだが、
チェックインが夜10時で、翌朝6時出発では、朝食も食べられず、
星の数など何の役にも立たない。


武漢のホテル、メイフラワーホテルのロビー。
上海万博の中国館のちゃちな模型らしき物が、発泡スチロールで作ってあった。

翌日は、武漢から上海経由で福岡へ。
ただ移動だけの日だったので、今回の実質旅行日は、6日間だったということになる。
ツアーは楽だが、ある意味きつい。
緊張感はないが、肉体的には結構ハードだということだ。

7月中旬には、再度中国に行く。
今度は個人旅行で、ハードではないが、緊張感はある。
さてどちらを取るか、ま、今のところ個人旅行かな。