紺青小鉢

ミニマムな和の空間で、日本の伝統文化を再発見

手羽先のはばたき

2015年04月07日 | 美術館・博物館
雨なのにけっこう混んでますけど? 「ボッティチェリとルネサンス」展。先日の上野ではバロック美術を代表する画家、グエルチーノの描いた油彩画を堪能しました。渋谷のBunkamuraで開催されているこの展覧会では、日本初公開を含む十数点のボッティチェリ作品が見られるそうで。
ウフィツィ第2章的なかんじの「ボッティチェリとルネサンス」展。テンペラ画特有の淡い色彩に魅せられます。天使が舞い降りる《受胎告知》のようなドデカイ作品も展示。ボッティチェリの描く聖母子に祝福されたかのような、癒しの空間がそこには或りました。
ボッティチェリは言うに及ばず、この展覧会で心惹かれたのが、フランチェスコ・ボッティチーニの《幼子イエスを礼拝する聖母》。これは細かく描かれた花に注目。偽ピエル・フランチェスコ・フィオレンティーノの《聖母子と洗礼者聖ヨハネ》。マットな色調で描かれた聖母子は、まるで色付き版木のよう。手の込んだ額装も見事な作品でした。
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