【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

或る違和感

2014-08-18 19:58:52 | 今時主婦の井戸端会議(政治など)

【故郷の夕焼け】


【昭和の喫茶店】










アンは帰り道に妖精の泉の側で立ち止まった。
(中略)
この流れはかつて捉えたアンの
子供時代の笑い声を一つ残らず留めており、
それを今再び、耳を澄ましているアンに
聞かせているかのようだった。
自分の昔の夢・・・
それが澄んだ水泡みなわに映って見えた・・・
昔の誓い・・・昔のささやき・・・
それを全て流れは留めており、呟いた。
しかし、それに耳を傾ける者は長い間
聞いて来たお化けの森の賢いえぞ松の
古木の他は誰もいなかった。                
                   【「炉辺荘のアン」 第1章】








   やっと本来の夏が戻って来ました。
  台風11号以来、まるで梅雨に逆戻りしたような
  鬱陶(うっとう)しい天気が続いていましたから。

   とは言え、戻れば戻ったで、
  太陽が終日姿を現している分、厳しい残暑になっています。











【店内】




   今年のお盆休みは、
  久し振りに故郷に。

   とある田舎町ですが、
  至って平凡で、
  どこにでもある何の
  変哲もない町になって
  来たような気がします。

   大通りは、コンビニ、
  ファミレス、スタバ・・。
  どこでも見掛ける風景。

   尤も一歩、
  中に入りますと、
  所々には見覚えのある懐かしい風景も。

   そして、ここでも妙に空家が目に付きます。
  それでも、「売家」 の看板が上がっているだけましでしょうか・・。
  最近、持主の分からない空家が増えていると言いますから。

   懐かしいと言えば・・。
  いかにも昭和の雰囲気の残る喫茶店に入って来ました。

   モーニングセットが、パンと味噌汁。
  こんな所も、いかにもそれらしい・・? 気がして。

   ところで実家のお寺の事。(宗派は曹洞宗)
  今回法要が行なわれたのですが、
  馴染みのお坊さんは去年お亡くなりになったそうで、
  若い方に代わっていました。

   お経を唱えるのも上手いし、声も良く通ります。
  ただ驚いたのは、そのお辞儀。

   あの地面にひれ伏す・・
  所謂(いわゆる)、韓国式のお辞儀なのです。

   勿論、こんなお辞儀など、
  かつて見た事も聞いた事もありません。こうなれば・・。

   つい、お遍路で有名な四国のあるお寺の事が、
  脳裏を過(よぎ)ります。

   そう、韓国人に乗っ取られたお寺の事。
  (ネットではかなり有名ですものね)

   しかしながら、(老人の多い場所柄という事もあって)
  誰も何も言いませんし、詳しい事は良く分かりません。
  早速、帰ってネットで調べましたら・・。

   曹洞宗の僧侶が韓国の寺に、
  植民地支配謝罪の碑を造った云々(うんぬん)・・
  の記事が載っていました。やはり何らかの関係はありそうです。

   それにしても深く静かに、いつの間にか汚鮮・・
  というのは本当かも知れません。

   韓流だの何だの、マスコミが勝手に作り上げた
  ブームに乗り、平和呆けしていた合間に。
  特に地方が危うい・・そんな気がします。

自然から届く秋色のプレゼント

2014-08-17 20:46:36 | 四季のスケッチ



【大人っぽく変化した 「秋色紫陽花」】











妖精の国では 『時』 がいくらでもあります。      
春の時、長い時、短い時、新月の時、
この次の時 ――
でも、最後の時というのはありません。
妖精の国では
それは悲し過ぎる事ですから ――
年取った時、若い時 ――
なぜなら、年取った時があるなら
若い時もあるはずですもの。
               【「アンの幸福」 最初の1年11.】







   こちらは引き続き、不安定な天気になりました。
  ただ、昨日と違って今日は、不安定ながら太陽の姿も。

   気温はそれ程でもないのですが、“ムシ、ムシ” は健在。
  身体にベトッとまとわりつくような不快な暑さです。
  尤も時間の経過と共に幾分、解消されましたが・・。

   ところでお盆休暇(夏休み)も、いよいよ終わりですね。
  何もかもアッという間に通り過ぎ、もう普段の日曜日と同じ・・。
  ~なんて、のたまっています。

   こんな時、時がいくらでもある、
  「妖精の国」 が羨ましくなりますね。

   とは言え、永遠に続くとなれば・・
  それはそれで困るでしょう、きっと。
  何だかんだ言っても、この世が一番いいのかも知れません。









【再び蕾を付けた、ピンクの薔薇】



   さて、前述の通り、
  まだまだ残暑の
  厳しい昨今。

   しかしながら、
  季節は確実に夏から
  秋へと駒を進めつつ
  ありますね。

   日中は相変わらず  
  「クマゼミ」 全盛ですが、
  夕方にはいつの間にか
  「ヒグラシ」 の声も
  耳にするようになりました。

   そして夜には
  虫の大合唱と・・。
  (既に始まっています)

   おまけに一日も、
  一頃に比べれば随分、
  短くなりました。

   そうそう、
  冒頭の写真の紫陽花。

   これまで何度も登場して
  いますが、紫陽花って、
  本当はこんなにも花期が長かったのですね。

   青い紫陽花は兎にも角にも立ち枯れたまま、 
  何もしないで、そのまま放って置くだけ。

   二種類のそれが、今度は大人っぽく、
  「秋色紫陽花」 として登場です。

   雨に洗われて青い色を一層、青くする旬の季節の
  紫陽花もいいけれど、変身した秋色紫陽花も趣きがあります。
  まだまだこれから、どんな風に変化して行くか楽しみです。

ナチュラルな暮らし ~ 自然との対話

2014-08-11 19:01:07 | 四季のスケッチ



【薔薇の葉っぱで一休み】








今は黄昏時たそがれどきです。
(中略)
そう言えば、「黄昏」 って
いい言葉じゃないこと?
あたしは夕暮れよりも好きだわ。
ビロードのような感じで、陰影をたたえて、
そして ―― そして ――
たそがれ らしいんですもの。              
               【「アンの幸福」 最初の1年】














【黄昏の空】








   今日は台風一過の空となりました。美しい空。
  日本各地に甚大な被害をもたらし、
  牙を剥(む)いた、同じ空とは思えません。

   まだまだ蝉の鳴き声、姦しい昨今ですが、
  昨夜は初めて虫の鳴き声を聞きました。

   「チ、チ、チッ、チ、チ、チッ・・」
  毎年、月遅れのお盆の頃になると、
  いの一番に耳にするこの声。

   何という虫だったか、失念してしまいましたが、
  もうそんな季節になったのですね。











【今度はゼラニウムの上で】







   さて、そんな庭には朝から小さなお客さまが千客万来。
  吹いて(風)流された(雨)、ピッカピカの庭ですものね。

   今日もやって来たお馴染みの蜻蛉です。静かに厳かに。
  偶々(たまたま)、庭に出た時見つけました。
  勿論、カメラは持っていません。

   そこに待っていてくれる事を願いながら、
  カメラを取りに戻りました。願えば叶いますね。
  いつもこんな風ですが、たいてい待っていてくれます。

   最初は薔薇の葉っぱに。次はゼラニウム。
  はたまた羽根を閉じたり開いたり。

   そうそう、一昨日でしたか、
  NHKの 『アリスの美味しい革命』 という番組。

   「庭で風を感じる事で季節の移ろいを感じる・・」
  ~なんて言っていましたっけ。

   本当にそうですね。私も明らかに秋を感じています。
  ビロードのような黄昏の空にも。

作るから創る味

2014-08-10 18:38:18 | 散歩道の日溜りカフェ

【外観】




【店内 ~ 自席から望む】








   猛威を振るった台風11号は、
  午後には日本海に抜けました。

   幸い、こちらは事なきを得ましたが、
  特に雨がひどかったようですね。
  それは、台風から遥か遠く離れている地域までも。

   今に始まった事ではありませんが特に最近、
  自然の恐怖をひしひしと感じてもいます。

   気温の方は、昨日、今日と一息付きました。
  尤も明日からは再び暑くなるそうですが。






   さて、台風が
  接近しつつある昨日。

   兄弟姉妹が集まって
  恒例のディナー会食。

   午前中は時折、
  激しい雨が降る、
  生憎の天気。

   しかしながら、
  出掛ける頃には
  その雨も嘘のように
  やんでいました。

   結局、家に帰り着く迄
  一度も雨に遭う事は
  ありませんでした。

   (万全を期して
  レインコートも用意
  していたのですが)

   場所は大阪にある、
  フランス料理 「ラ・シーム」。
  “山の頂き、頂上” という意味だそうですね。

   ところで、フラッシュが駄目という事で、
  料理の写真はありません。

   それにしても、“ケータイ” で、
  撮るという事など、全く思いも付きません。
  普段、ケータイで撮る事などありませんから。

   尤も、よしんば撮ったとしても最初だけで、
  ついつい忘れてしまうのが常ですから。
  料理を頂く事に専念する方がいいですね。

   そうそう肝心のお味の方。
  味も然る事ながら、盛り付けも芸術的。

   午後 6時半から 9時半までの3時間、
  しっかり堪能させて頂きました。
  もう、お腹一杯! 珈琲も美味しかった!!

   ところで、本町界隈を歩いていましたら・・。
  ビルの谷間に、大好きな趣きのある建物に遭遇。

   ただ、(これも)今になって後悔しています。
  側に寄ってビルの名前や築年日など確かめて置けば良かったと。
  後の祭りですね。何もかも。








【趣きのある建物】


   

夏のスケッチ

2014-08-08 23:27:23 | 四季のスケッチ







【「朝顔に釣瓶取られてもらひ水」 ~ 加賀千代女】











彼女は窓を開けて座っていた。             
外の夜は、暗い重たい
匂いのある花のようだった。
何か待つ事のあるような夜 ――
何事か起こりそうな夜。
大変静かだ。最も美しい音のない夜 ――
木の微かな囁き、風の溜息、・・・    
             【「エミリーの求めるもの」 第21章】









                                【朝はこんな空 ~ 南】  
   午前中は太陽も
  姿を見せていた今日。

   しかしながら、
  時間の経過と共に
  (特に午後になって)
  明らかに台風の影響
  らしきものが
  出て来ました。

   午後1時頃、ザ~ッと雨。
  予報では15時以降は、
  ずっと傘マークでしたから、
  いよいよ本格的な雨になった・・
  と思ったものです。

   意外にもすぐに上がりました。
  とは言え、雨が降ったにも関わらず、蒸し暑さは増すばかり。

   それでも、美容院を予約していましたから、
  間隙(かんげき)を縫うように? 
  そのまま自転車で出掛けたものです。

   当然、雨は覚悟していましたが、
  何とか降られずに済みました。

   さすがに帰りは、風が出て来ましたけれど。
  冷房の中に長い事、いたせいでしょうね、少々肌寒さも。

   ところで、夕方からついさっきまで降っていた雨。
  いつの間にかやんでいるではありませんか。同時に風も。

   ただ、『アンの世界』 とは違い、
  開けていた窓は閉めました。気温が、グッと下がったものですから。

   そうそう、(最後になりましたが)今日も朝顔の話題で。
  江戸時代は朝顔繚乱の世界だったようですね。
  「朝顔は酒の飲まれる花でなし」 ~ 「江戸川柳」   

   こんな風に江戸川柳に冷やかされた短命な花も、
  最近では随分、花持ちが良くなりました。

   それはいいのですが、一朝に生まれ、一夕には萎れる朝顔だからこそ、
  儚くも瑞々しい命の精華を江戸の人々は見出したのでしょう。

   いつまでも咲くアン の大嫌いな
  百日草に共通するものがありますね。  

ピンクの薔薇は初恋の記憶

2014-08-07 17:47:27 | 薔薇の追憶













「時々夕方になると、この庭に幻影のような
不思議な匂いが漂って来ますね」
と、オーエンが言った。
「どの花から匂って来るのか
僕にはどうしても分からないんですよ。
とらえどころがなく、そこはかとなく漂い、
素晴らしくいい匂いです。
セルウィンのお祖母ばあさんの魂が
元大好きだった場所へ
ちょっと訪ねて来たのだと
想像するのが好きですよ」              
               【「アンの夢の家」 第38章】







   暦の上では立秋の今日。こちらは良く晴れています。
  しかし今日も、風はかなりあります。

   そのせいか、人の背丈をゆうに越えたセージや百合は、
  右に左に大きく揺れています。

   立秋とは言え、今日も暑くなりました。猛暑日一歩手前。
  この天気ですと、明日が雨なんて、俄かに信じられない気分です。















   
   さて、先日来からの薔薇色の薔薇。
  この暑さの中、完全に開花しました。

   まだ蕾もいくつかありますので、
  これからも楽しめそうです。

   そう言えば、この薔薇にはまだ名前がありませんでしたね。
  今日のタイトルのまま、「初恋の記憶」 とでもしましょうか・・。

   ロマンティックなピンクの薔薇にふさわしい名前・・
  ~なんて、勝手に自画自賛しています。

   思えばピンクの薔薇は、
  誰からも愛され、全ての人を幸せにする花。

   ところで、広大な 『アンの世界』 では、
  どの花から匂って来るのか分からない、花の香り。
  花も数え切れないほど咲いているのでしょう。

   狭いわが家の庭では、
  特定するのに、それ程の時間はかかりません。
  それに薔薇の香りは特別ですものね。

   それにしても今日の 『アンの世界』。
  折しも、もうすぐやって来る、
  月遅れのお盆の描写にピッタリですね。

真珠の品格プラス

2014-08-06 17:26:08 | 香る庭の花綴り















白い六月の百合
微風そよかぜに揺らめいていた ――
彼女は古い友達の風のおばさんが
その花々の上に身をかがめて
白蝋はくろうのような頬に触れているのを
見るような気がした。                 
             【「エミリーはのぼる」 第24章】












【趣きのある空 ~ 午前 6 時】









   昨日は台風一過のような良いお天気。
  今日は曇りと傘マークの天気予報でしたが、
  午前中、ザ~ッと来たものです。

   しかしながら雨は、その一回きりで、その後は安定。
  ただ台風の影響からか、かなり風は吹いています。
  それも、ひどく湿った風。不快指数も鰻登りです。











【今朝の朝顔】








   そんな今日。
  何とも爽やかな花が開花しました。(冒頭の写真)
  (勿論、濃淡の 「青い美人」 こと朝顔は今日も健在です)

   六月の百合ならぬ、
  八月の百合が咲いているのを今朝、見つけました。

   しかも植えた覚えのない、所謂(いわゆる)、
  自然からの贈り物。そんな贈り物に、たいそう癒されています。

   一番最初は、1本だったものが今では5本に。
  庭の片隅に、ひっそりと咲いています。

   華麗なのに華奢で俯(うつむ)いているせいか、
  どこか愁いのある百合。

   そんな百合からは、
  どうしても真珠を連想してしまうのです。
  これから続々開花する百合、楽しみです。   

たゆたふ薔薇時間

2014-08-04 18:23:28 | 薔薇の追憶














アンは一人、窓にもたれて
夕焼け空をうっとり眺めながら、
青春の希望に燃えた黄金の糸で
未来の夢を織り出していた。
アンの前途は 薔薇色 に輝き、
一年一年が満開の 薔薇不朽ふきゅう花冠はなかんむり
織り成して行くかのようであった。 
                【「赤毛のアン」 第35章】







   午前中一杯は、今日も雨降り。
  その雨は、断続的で降りっ放しというのではありませんが、
  蒸しますし、鬱陶しい事に変わりありません。

   これも台風の影響ですね。
  何だか四国では大変な事になっているようです。

   幸い雨は、こちらはたいした事はなく、
  午後になってからは止んでいます。

   とは言え、次の台風11号は大型ですから、
  今後の進路が心配です。それにしても今年は台風が多いですね。

   さて、冒頭の写真。
  昨日は、まだまだ蕾でしたが、
  今日は大分膨らんで来ました。雨粒の宝石も纏って。

   こちらの薔薇が開花したのは本当に久し振りですので、
  花色をすっかり忘れていました。
  何と 「ばら色の薔薇」 ではありませんか。


   朝の美人、朝顔の清涼、
  ハイビスカスの華麗さ・・

   夏の素敵な花は、
  沢山あります。

   でも庭の片隅に、
  たった一輪、薔薇が
  咲いているだけで、
  このウキウキ気分。

   一体、どうしたと
  言うのでしょう!

   薔薇独特の
  オーラでしょうか・・。

   傍にいるだけで
  親しみが湧き、
  思いも深まると
  言うものです。

   それにともすれば、
  遠去かりつつある・・
  薔薇色の世界に
  思いを馳(は)せたり。

   思いは自由ですものね。
  世に薔薇ファンが多い事も頷けます。

   そして、薔薇とは縁遠い? 茄子(なす)。
  これまで、野菜を育てるなんて思いもしませんでしたが、
  背に腹は代えられません。何より新鮮で美味しいですから。

   そうそう、今年は藜(アカザ)が不作のようです。
  元々が繊細な葉っぱ、穴だらけになり上に伸びません。

   その分、紫蘇(シソ)が大繁殖。背丈も随分、伸びました。
  どうやら小さな庭にも厳しい生存競争があるようです。

削ぎ落としの美学

2014-08-03 18:56:56 | リラのお気楽ユメ日記














いやしげなる物、
居たる辺りに調度の多き。
すずりに筆の多き。
持仏像に仏の多き。
前栽に石・草木の多き。
家の内に子孫の多き。
人に会ひてことばの多き。・・・          
                【吉田兼好著 「徒然草」 第72段】








   昨日もそうですが、
  今日もまるで梅雨に逆戻りしたような天気になっています。

   起床時から雨こそ降らないものの、重い空。
  気温も30度には達していませんが、
  何分にも湿度が高く、蒸し風呂状態。

   我慢した空が続いていましたが、
  午後3時頃からポツポツと雨が降り出しました。

   その雨はすぐに上がりましたが、
  先程から再び降り出しました。今度は本格的のようです。










【今日の蕾の薔薇】



   
   そう言えば・・。
  つい今しがたから
  蝉が鳴き始めました。

   この蝉の声こそ、
  今が梅雨でないことを
  教えてくれています。

   そうそう昨日は、
  かろうじて色が分かる
  程度だった蕾の薔薇。

   今日は、ここまで
  綻(ほころ)びました。

   今頃の季節にしては
  虫も付かず、ほっと
  胸を撫で下ろしたものです。

   さて話は、
  ガラッと変わって。

   今、巷でブームの
  「断舎離」。

   どうやら私にとっては
  永遠のテーマとなりそうです。

   一応、心掛けてはいるのですが、
  なかなか思い切って捨てられません。

   一つ々の物に、あまりにも愛着があって。
  尤も、これが一番の難題のようですけれど。

   それに又、今日の写真のように、
  紫陽花のドライが、いとも簡単に加わったりするのですものね。
  (ポプリは日常茶飯事) 物が増えるのは当然です。

   それにしても、物が増え過ぎる事へのある種の嘆きが、
  今から700年以上前の 「徒然草」 の時代からあったなんて。
  先ずその事に驚きます。 

   「丁度の多さは賤しげなる物」 ですか・・。
  辺りをすっきりさせると運気が上昇するというのも、
  あながち間違いではなさそうですね。

小さな居場所

2014-08-02 17:20:07 | 四季のスケッチ

【羽黒蜻蛉(ハグロトンボ)】


【再び蕾を付けた薔薇】








その8月、小さな家の庭は
遅咲きの薔薇で真っ赤に染まり、
蜜蜂の群れが好んで集まって来ていた。
小さな家の人々は
ここで暮らしているようなもので、
小川の向こうの草に覆われた一隅ひとすみ
ピクニック式の食事をし、
ビロードのような夕闇を
大きな夜のが突っ切る黄昏時たそがれどき
そこに座って過ごすのが気に入っていた。                 
                 【「アンの夢の家」 第38章】
 







   この季節には珍しく雨上がりの朝となりました。
  日中も、ごく弱い雨が降ったりやんだりしています。

   しかしながら、空気がカラッカラに
  乾いていましたから、丁度良いお湿りです。

   特に一昨日などは、胡瓜(きゅうり)を植えている大きな鉢。
  朝、たっぷり水やりしましたのに、
  お昼前には既に葉っぱが萎(しお)れている有様。

   こんな風に一日に何度も水やりしたのは初めてです。
  とは言え、猛暑にも関わらず、元気な植物たちには驚きます。












【「白粉花(オシロイバナ)」】







   さて、庭にはその元気な植物たちを求めて、
  今日も、小さな虫たちが千客万来。

   紅葉(モミジ)の木の上で、蝉(せみ)が大合唱を始めれば、
  もうすっかりお馴染みの揚羽蝶は、今日もセージの花に。

   そしてシジミは又々、紫苑の上に。
  どうやら、格好の居場所を見つけたようです。

   そうそう真っ赤な薔薇ではないけれど、
  再び薔薇が蕾を付けました。(色は、ショッキングピンク)
  そう、白粉花の色ですね。

   その白粉花は、昨夕の写真です。
  丁度今、視線の先にその愛らしい花を咲かせています。