【「朝顔に釣瓶取られてもらひ水」 ~ 加賀千代女】
彼女は窓を開けて座っていた。 外の夜は、暗い重たい 匂いのある花のようだった。 何か待つ事のあるような夜 ―― 何事か起こりそうな夜。 大変静かだ。最も美しい音のない夜 ―― 木の微かな囁き、風の溜息、・・・ 【「エミリーの求めるもの」 第21章】 |
【朝はこんな空 ~ 南】
午前中は太陽も
姿を見せていた今日。
しかしながら、
時間の経過と共に
(特に午後になって)
明らかに台風の影響
らしきものが
出て来ました。
午後1時頃、ザ~ッと雨。
予報では15時以降は、
ずっと傘マークでしたから、
いよいよ本格的な雨になった・・
と思ったものです。
意外にもすぐに上がりました。
とは言え、雨が降ったにも関わらず、蒸し暑さは増すばかり。
それでも、美容院を予約していましたから、
間隙(かんげき)を縫うように?
そのまま自転車で出掛けたものです。
当然、雨は覚悟していましたが、
何とか降られずに済みました。
さすがに帰りは、風が出て来ましたけれど。
冷房の中に長い事、いたせいでしょうね、少々肌寒さも。
ところで、夕方からついさっきまで降っていた雨。
いつの間にかやんでいるではありませんか。同時に風も。
ただ、『アンの世界』 とは違い、
開けていた窓は閉めました。気温が、グッと下がったものですから。
そうそう、(最後になりましたが)今日も朝顔の話題で。
江戸時代は朝顔繚乱の世界だったようですね。
「朝顔は酒の飲まれる花でなし」 ~ 「江戸川柳」
こんな風に江戸川柳に冷やかされた短命な花も、
最近では随分、花持ちが良くなりました。
それはいいのですが、一朝に生まれ、一夕には萎れる朝顔だからこそ、
儚くも瑞々しい命の精華を江戸の人々は見出したのでしょう。
いつまでも咲くアン の大嫌いな
百日草に共通するものがありますね。