【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

夏のスケッチ

2014-08-08 23:27:23 | 四季のスケッチ







【「朝顔に釣瓶取られてもらひ水」 ~ 加賀千代女】











彼女は窓を開けて座っていた。             
外の夜は、暗い重たい
匂いのある花のようだった。
何か待つ事のあるような夜 ――
何事か起こりそうな夜。
大変静かだ。最も美しい音のない夜 ――
木の微かな囁き、風の溜息、・・・    
             【「エミリーの求めるもの」 第21章】









                                【朝はこんな空 ~ 南】  
   午前中は太陽も
  姿を見せていた今日。

   しかしながら、
  時間の経過と共に
  (特に午後になって)
  明らかに台風の影響
  らしきものが
  出て来ました。

   午後1時頃、ザ~ッと雨。
  予報では15時以降は、
  ずっと傘マークでしたから、
  いよいよ本格的な雨になった・・
  と思ったものです。

   意外にもすぐに上がりました。
  とは言え、雨が降ったにも関わらず、蒸し暑さは増すばかり。

   それでも、美容院を予約していましたから、
  間隙(かんげき)を縫うように? 
  そのまま自転車で出掛けたものです。

   当然、雨は覚悟していましたが、
  何とか降られずに済みました。

   さすがに帰りは、風が出て来ましたけれど。
  冷房の中に長い事、いたせいでしょうね、少々肌寒さも。

   ところで、夕方からついさっきまで降っていた雨。
  いつの間にかやんでいるではありませんか。同時に風も。

   ただ、『アンの世界』 とは違い、
  開けていた窓は閉めました。気温が、グッと下がったものですから。

   そうそう、(最後になりましたが)今日も朝顔の話題で。
  江戸時代は朝顔繚乱の世界だったようですね。
  「朝顔は酒の飲まれる花でなし」 ~ 「江戸川柳」   

   こんな風に江戸川柳に冷やかされた短命な花も、
  最近では随分、花持ちが良くなりました。

   それはいいのですが、一朝に生まれ、一夕には萎れる朝顔だからこそ、
  儚くも瑞々しい命の精華を江戸の人々は見出したのでしょう。

   いつまでも咲くアン の大嫌いな
  百日草に共通するものがありますね。