【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

小さな花が生む “涼” 空間

2012-06-01 16:58:38 | 香る庭の花綴り

【マーガレット】



【オーストラリアンブルーベル】


【もう一つの 「ラベンダー」~初夏の妖精】

「いつも 6月 ばかりの
世界に住んでいたらどんなでしょうね」
薄暮の果樹園の香気と花の間を抜けて
正面階段へ現れたアンは、こう言った。
(中略)
「そうだったら飽きちまうだろうに」
と言ってマリラは吐息を着いた。
「そうでしょうね。
でも今のところは、今日のような
美しい日なら当分飽きそうもないくらいよ。
どんな者でも 6月 を好きなのね」
                  【「アンの愛情」 第28章】


   “朝から太陽” の五月晴れが続きます。今日もカラッとした天気。
  白いレースのカーテンを揺らす風も爽やかです。

   そんな時、ふと風に乗って漂って来た香り・・。
  眼差しの先には、清楚で華奢な立ち姿のマーガレットが風に揺れています。

   今日から6月ですね。申すまでもなく、『アンの世界』 の6月は夢の世界。
  厳しい冬を過ごした住人たちにとって、花咲き乱れ、
  緑眩しい6月が、いかに素晴らしいものであるか・・容易に想像出来るというものです。



【庭に咲いた野の花】


【次から次に花が咲く 「ローズゼラニウム」】


   さて、日中はぐんぐん気温上昇。
  そんな中、私の中では
  “青い憧れ”、ブルーベルが開花。
  小さな小さな花です。

   (期せずして今日は、
  小さな花が集合しましたね)

   ただし、本家のイギリスではなく、
  「オーストラリアンブルーベル」。

   咲いたばかりで、今はまだ
  寂しいものですが、これからどんどん
  咲いてくれると信じています。

   ちょっぴり心配なのは、
  日当たりが悪い事。

   もう少し背丈が伸びれば、
  当たるようになるのですが。

   それにしても、これらの花の可憐さ。
  癒やされると同時に、
  吹き抜ける涼風を感じます。

   ところで何度もお伝えしている、
  「長実雛罌粟(ナガミヒナゲシ)の事。結局、抜く事に。

   花は可愛いのですが、何分にもはびこるものですから、
  元から植えている、ハーブがどこにあるか分からなくなってしまって。

   ただ良くしたもので、この花、背丈が伸び、花が終わると前屈みになるのです。
  その姿は、「抜いてもいいですよ」 と言ってくれているよう。
  ~なんて、勝手な理屈をこねています。何をか言わんといった処ですね。

   そうそう、上から5枚目の黄色の花、裏庭に。
  素朴な感じは、野の花だと思うのですが・・。