【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

小さな花景色

2012-06-12 15:52:28 | ハーブと香り雑学




「・・・ 見る ―― 触る ―― こんな風にな ――
それでもう花は気違いみたいに
育ったですからね。
人によってはそういうコツを
心得てるですよ ――
あんたもそうらしいですな、ブライスの奥さん」

「あら、それは分からないけれど ――
私、うちの庭が大好きだし、
庭仕事も好きですわ。
青い、成長して行くものを相手にのんびり
仕事をし、毎日可愛らしい新芽が出るのを
見守っているのは創造の仕事に
手を貸しているようなものだと思いますわ。
丁度今うちの庭は信仰に似ていますわ ――
希望しているものの、実質ですわね。
でも、ちょっと待たなくてはなりません」
                 【「アンの夢の家」 第18章】


   重い曇り空の典型的な梅雨空で明けました。
  その後、降っているか否か、分からないような霧の雨に。
  気温も昨日よりは、かなり低くなりました。

   さて、薔薇の華やかさには始終、圧倒されっ放しですが、
  一方でハーブの小さな花に心、癒やされてもいます。

   それにしても最近は以前に比べ、
  庭にいる時間が、多くなった事に気付きます。
  1年中で1番紫外線の多いこの時期に。

   今日の引用文ではありませんが、
  こまめに花殻を摘み取り、はたまた枯葉を取り除いたり・・。

   それこそ、ジム船長 の言う 「見る」 「触る」 ですね。
  たったそれだけで、次から次へと花芽を付けてくれますものね。

   一応、長袖のブラウスと帽子は必需品。
  それでも、“ちょっと朝のお茶に入れるハーブを採りに・・”
  のつもりが1時間・・~なんて事もざらにありますので油断は出来ません。




   ところで先日、ご近所の方から
  頂いた 「マトカリヤ」(日本名:夏白菊)
  は、写真のようにドライフラワーに。

   先日も触れましたが、
  このマトカリヤは、
  カモミールに近い仲間。

   甘い林檎の香りこそしませんが、
  こちらもしっかり香ります。

   この香り・・何と表現したら
  良いのでしょう。独特な香り。

   プラス、ドライフラワーを吊り下げる
  事によって俄(にわ)かに生じる
  カントリー空間。

   「カントリーの香り」 とでも
  申しましょうか・・。

   そして上の写真は     
  「チェリーセージ」(赤)と
  「ツリージャーマンダー」(薄紫)。

   朝1番に摘んだものですが、硝子(クリスタル)の花瓶に挿しましたら・・。
  意外にも居心地良さそうに輝いて見えます。

   チェリーセージはそうでもないのですが、
  ツリージャーマンダーは、右に左に自由奔放。

   無造作にただ挿しただけなのですが、
  花壇と同じように自然な形が似合いますから。~なんて。

   姿形も可愛いけれど、これらハーブの香りは、
  心をリフレッシュさせてくれますものね。