【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

眼差しの先の花~どくだみ

2012-06-08 17:23:53 | ハーブと香り雑学










【どくだみ】
おまえを大切に 
摘んでゆく人がいた
臭いといわれ 
きらわれ者のおまえだったけれど
道の隅で 
歩く人の足許を見上げ
ひっそりと生きていた
いつかおまえを必要とする人が
現れるのを待っていたかのように
おまえの花
白い十字架に似ていた
                【星野富弘著 「四季抄」】


   



   起床時は晴れ。天気予報によれば、午後3時頃から雨との事。
  うっかりしていましたが、もう梅雨入りしたのでしたっけ・・?

   それにしても朝のうちは、雨になるいう事が
  信じられないような空。でも、最近の予報は当たりますものね。
  案の定、予報通り、雨は降り出しました。

   今日は晴れている間を利用してする事が・・。
  と言いますのも、先日来から結構、晴れた日が続いていましたから、
  開花したどくだみを毎日何束か、順番に陰干ししていました。

   それらが今、パリパリに乾燥していますから、
  外で細かく切る作業をする事に。(お茶にして頂いています)
  







                              【別角度から】
   その前に折角ですので、
  お茶タイムを・・という訳です。

   アッ、蝋燭を忘れていました。
  外だって灯しましょう。
  雰囲気が出ますから。

   そうそう、テーブルの白い花。
  つい先程、ご近所の方が
  持って来て下さいました。

   何でも 「マトリカリヤ」
  と言うのだそうです。

   「マトリカリヤ」 と言えば、
  何、それ・・? という
  感じですが、日本名は 「夏白菊」。

   カモミールに似た花です。
  香りは全然違いますけれど。

   ところで、「どくだみ」、
  私は大好きです。

   少々の日陰だって、
  じめじめした所だって咲く白十字の花。
  深い緑の葉に純白は殊の外、映えます。

   そんな花は見ているだけで、清々しい気持ちになります。
  それにこの花は、手持ちの花瓶・・それこそ、
  土物にも民芸風のものにも何でも良く合いますから。

   この 「どくだみ」、アジア各地に広く分布すると言いますが、
  私にとっては日本の野草であり、郷愁を誘う花でもあります。