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【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

冬の意匠

2012-01-16 16:21:31 | 『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』編






その晩はひどい晩だった。
外では風がゴーゴーとえ立て、
雨は時々ひどい勢いで窓を打った。
ポアロと私は 暖炉 の前に座って、
赤々と燃える火の方へ足を伸ばしていた。
2人の間には小さなテーブルが置いてあって・・・
              【「A・クリスティー 「チョコレートの箱」】


   
   
   
   今日も真珠色の空で明けました。
  そう言えば、ここ何日か真珠色ですものね。

   こんな空ですと朝の冷え込みは随分、緩和されますが、
  日光を出し惜しみする分、日中も気温はそのまま。

   いいえ、今日のような灰色の景色は余計に寒さを感じます。
  特に今日は、これまでの中では1番出し惜しみしているようですから。

   こんな日は何を置いても暖炉ですね。
  上記の引用文の・・ポアロの燃える火に足を近付ける仕草、
  私もよくやりますので思わず苦笑い。1番冷えるのは足先ですもの。






【別角度から】



     さて、10日振りですね。
    『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』、開店と致しましょう。
    今日は、ちょっぴり趣向を変えて画廊喫茶を。

     ~なんて。あくまで想像上の事です。念のため。
    ところで、トップ画像の赤い大きな絵、実は私の趣味ではありません。

   兎にも角にも朱色がやけに目立つ、こちらの絵、
  最初は “何でこんな絵を・・” と思ったものです。
    



   でもある日の事、この絵が意外に
  周囲のインテリアと馴染んで
  いる事に気付きました。

   おまけにこの絵を眺めていますと、
  元気も、もりもり湧いて来て。

   しかも寒い冬の季節には、
  苦手だった朱色が炎のようにも見え、
  視覚的にも大層、暖かいのです。
  思わぬ効用。

   話が逸れました。
  今日のテーブルは、和洋折衷で。
  カップは 「美濃焼」。たっぷり入ります。                 
  
  美しい艶の磁器もいいけれど、このような
  ざっくりした土物の器に、なぜかほっとする私。

   繰り返しになりますが、本当に今日は日射しがありません。
  いつの間にか、お部屋も薄暗くなり・・。

   でも天井の照明は、まだ灯さなくてもいいですね。
  それより蝋燭を灯しましょう。それにスタンドライト。
  美味しい珈琲を淹れて。自分を思い切り甘やかす時間。

   そうそう次なる本は、久し振りに 【三浦綾子】作 「嵐吹く時も」。
  この季節になりますと不思議に読みたくなる作家。
  あの読み漁(あさ)った日々から1年が経ったのですね。

   今日の引用文と同じ情景のタイトルですね。偶然ですが・・。
  大昔に読んだらしい? のですが、乱読のせいで全く覚えていません。もう1度。