昨日、やっと梅雨が明けたと
思いましたら、朝から太陽ギラギラ。
それでも、まだ蝉の鳴き声は、
聞こえません。
昨夕、7時頃、僅かな時間ですが、
この夏、2度目の鳴き声を聞いたの
ですが・・。
こんな風に書けば、鳴くのを
待っているようですね。
鳴けば鳴いたで、耳障りだと思いますのに・・
本格的な夏は、蝉の鳴き声からのような気がして・・。勝手なものですね。
朝のちょっとした気紛れと悪戯心も手伝って、
庭にお茶を運びました。
お香の終わる、ほんの30分だけのつもりで・・。
そうなると、ついでにパンも。
(グリーンは、「マロウ」の葉)
思った程、暑くはありません。
丁度野村紅葉の木陰になっていて、
少しですが、微風も・・。
ここに来て、随分、背丈を伸ばした、「セージ」 や
「ローズゼラニウム」 の香りも含んでいて。
同じく背丈を伸ばした、「ハイビスカス」 も、
仲間入りです。
そうそう、ロングスカートだったせいもありますが、
ラベンダーのお香だけで、今日も蚊は、大丈夫。
時間も短かった事も、ありますね。
アンや、ダイアナではありませんが、
「外で頂くと、何て美味しいんでしょう。」 ~ですね。
あの 【秋の日】 のひと時も、そうでしたが、僅か30分足らずの時間なのに、
こうして外にいると、日常生活の一駒が垣間(かいま)見え、ごく身近に感じられます。
尤も、“ミス・マーブル気分” なんて、記しましたが、
今日は、ミステリー要素なんて、全くありませんが・・。
どこからか、「ポロン、ポロン・・」 と、お琴の音色・・。
向かいの家からは、お経をあげる声。暫くすると、お隣のご主人の出勤。
「カッ、カッ、カッ・・」。靴音も、高らかです。
外にいると、どうしてこんなに色々の事が、分かるのでしょう。
そう言えば、庇を長くしたポーチに長椅子や、揺り椅子を置いた家。 憧れです。
「・・・ポーチへ、この椅子を押して参りましょう。
日当たりが良くて、いい気持ちですよ。」
「・・・今日は南から風が吹いて来ますから、ノーマン・
ジョンソンの牧場からクローバーの匂いが、
漂って来るんですよ。
お茶を運んで参りますから、ご一緒に頂きましょう。
お茶がすんだら、あたしは刺繍を取り出し、二人でここへ座って、
通る人を一人一人、批評致しましょうよ。」
【「アンの幸福」 12.】