【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

万葉の秋

2008-07-27 16:22:14 | 四季のスケッチ


   久し振りに曇り空の朝を迎えました。
  ちょっと一息ついたような・・。
  でも、途端に聞いた蝉の鳴き声。

   やはり、こんな日は蝉も長く鳴くの
  かと、妙な事に感心し、この所、
  習慣になっている温度計に目をやると・・。

   な、何と朝8時半で気温30℃、湿度66%。
  昨日以上ではありませんか。

   そう言えば・・。
  昨日夕方のニュースで、
  気象予報士が言っていましたっけ・・。

   「明日は、今日以上に蒸し暑くなりますので、
   熱中症には呉々もご注意を・・」 いやはや・・。

   その空は、午前中パラッと来ましたが・・雀の涙。
  今は、もうすっかりお馴染みになった、夏の青空が続いています。

   ところで、冒頭の写真は、一頃は妖精と見まがった? 
  「半夏生(はんげしょう)」 です。ここに来て、すっかり秋色になって来ました。

   夏の盛りに秋・・? でも、旧暦なら、とっくに秋。(以前の 【半夏生】
  でも、この秋色・・大好きな色です。ワイン色が、たまりません。

   今の、このうだるような暑さからは、到底考えられないような事ですが、
  そこは、アンの言う所の 「想像の余地」 ですね。という事は・・。

   この 「半夏生」 などは、「葉月」 の8月を目前にして、
  葉を落としているのですから、まさに万葉の花ですよね。
  「葉月」 とは元々、“葉落ち月”(木の葉の落ちる月)という意味だそうですから。

   「あたしに想像力があって幸せだったわね。
  きっと素晴らしく役に立つでしょうよ。
  想像力がない人が足をくじいた時は、どうするのかしらね。」

                                      【「赤毛のアン」 第23章】

   それにしても、“万葉の秋” を想像するのならまだしも、7月のこんな暑さなんて、
  アンもびっくりですね。想像の限界を遥かに越えているのではないでしょうか。



   さて、こちらの蝶は昨夕2頭が
  連れ立ってやって来ました。

   どういう訳か、嬉しそうに? 
  私の周りをぐるぐる回って
  いるのです。

   前回と同じアゲハ蝶ですが、
  模様が少し違います。
  でも、ポーズを取る所なんか一緒。

   そして、赤いセージの花も、
  殊の外、お気に入り。

   お化粧して出直して来たのかしら・・? 
  と思う程です。しかしながら、この暑さ。

   蝶も心得たもの。来訪は、早朝か夕方になりました。
  いつでもいらして下さいね。お待ちしています~。