今日は、昨日のような
“朝から青空” ではありません。
鬱陶しい梅雨空と思いきや、
お日様も顔を出し・・。
そう言えば、テレビから流れた、
昨日のアナウンサーの声が、
耳を過(よぎ) ります。
「明日は曇り空だけれど、
太陽も出るかも知れません。
しかし、所によっては雨の可能性も・・」
何とも気象予報士泣かせのお天気ですね。でも、その通りの空になりました。
それでも午前中は、風がそよそよと吹き、涼しい・・なんて思っていましたが、
午後からは、さすがに暑くなりました。曇り空どころか、太陽ギラギラです。
「・・・降りさえしなければ、こういう涼しい、真珠色の日の方が、
かんかん、暑い日光に照りつけられるのよりいい事よ。」
【「アンの青春」 第30章】
そうですね。仰る通りです。
さて、我家の庭には、今日も蝶がやって来ました。又、新しい顔です。
とても大人しい蝶で、静かに羽根を休め、じっとしています。
写真は、「チェリーセージ」 の葉っぱの上ですが、
初めは、「半夏生」(はんげしょう) の白い葉っぱの上に、止まっていました。
白と黒の対比が素敵で面白くて・・。
それなのに、なぜか慌ててしまって、音をさせたものですから、逃げてしまって・・。
それでも、チェリーセージの上に止まってくれたので、一安心。
私ったら、一体、何をしているのでしょうね。
じっとしていた蝶が、私の話しかけに応えてくれた・・?
冒頭の写真は、まさに、その時のものです。
閉じていた羽根を、おもむろに開いてくれたのが、そのすぐ下の写真です。
そしてもう1頭。
こちらは、昨夜の事。
ゼラニウムの花の上に
眠っているかのように、
羽根を休めていました。
随分、長い間、そうしていましたので
夜明かし? なんて、思ったものです。
でも、深夜には、もういませんでしたので、
自分のねぐらに帰って行ったのでしょう。
ところで、昨日は、蝶は天使の使い? だと記しました。
でも、実際は、どうなのでしょう?
愛らしい蝶・・ひらひら舞っているその姿は優雅で、
確かにそれは、天使の化身そのものです。
そして、童謡の 「ちょうちょ」。
誰しも子供の頃、歌った事があり、知らない人は、
いないと言っても、過言ではありません。日本の唱歌。
この歌を歌うと、何とも長閑な日本の春の光景さえ、浮かんで来ます。
でも、その 「ちょうちょ」 は、元はスペイン民謡であり、
歌詞は後から付けられたものだとか。
それも最初は、英語の歌詞から作詞家、山村愛雄は、
「軽く 漕げや 静かな波に・・・」 と訳した、舟歌だったそうです。
現代では、舟歌に関係ない歌詞だけが残ったようです。
その上、蝶が来たら、青虫が野菜を食い荒らすので、
どこかへ行って下さい!
雀(すずめ) も、畑に撒いた種を食べてしまう、
巣から出て来ないで、どこかに行って・・。
こんな風に追い払うものだったなんて、誰が想像するでしょう。
まるで、物語に表と裏のある、「イソップ物語」 のようですね。
そう思って歌詞を見てみると、面白いものです。
ちょうちょ
1.ちょうちょ ちょうちょ
菜の葉に止まれ
菜の葉に飽いたら 桜に止まれ
桜の花の 花から花へ
止まれよ遊べ 遊べよ止まれ
2.起きよ おきよ
ねぐらの すずめ
朝日の光の さし来ぬ先に
ねぐらを出でて こずえに止まり
遊べよすずめ 歌えよすずめ
作詞:1.野村秋足 2.稲垣千頴