【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

瑠璃色花景色

2008-07-05 17:12:38 | 香る庭の花綴り


   今日も、ギラギラ太陽の照り付ける朝となりました。
  7月に入って、(家の中ですが) 風鈴を吊りました。

   それでも午前中は、その硝子の風鈴が風に揺れて、
  カラコロと快い音を立てていました。音で聴く涼しさって、ありますね。

   簾(すだれ) に風鈴、団扇(うちわ)・・。そして打ち水。
  夏と言うと、なぜか日本情緒に溢れた、こんな光景が浮かびます。
  ある種の懐かしさも伴って・・。

     
【サルビア】・【セージ】

   さて、我家の小さな庭では、
  こんな青い花が目を惹きます。

   そう言えば、7月の色は
  「紫露草」 の淡い紫色だとか。

   夏には、赤や黄色など、
  鮮やかな色が、似合いますが、
  そんな中で、こんな青い花に
  出会うとなぜか、ほっとします。

   砂漠で出会った、
  オアシスのように・・。

   大好きな桔梗の花が、咲きました。
  花言葉は「清楚」、「気品」。

   花もいいけれど、丸く膨らんだ蕾も、
  可愛いですね。そして・・。

   武士に好まれた花のようです。
  江戸城には、「桔梗の間」 や、
  「桔梗門」などがありますから。

   「桔梗の花 咲く時ぽんと 
    言ひそうな」

             ~加賀千代女

   「朝顔は 朝露負ひて 咲くと言へど
           夕影にこそ 咲きまさりけれ」

                              (朝顔=桔梗) ~万葉集

   なお、ここでの 「朝顔」 は、桔梗の事だそうです。
  とは言え、今年も、本物の? 朝顔を植えました。
  品種は 「ヘブリンブルー」。

   これも 「天上の青」 とも呼ばれるように、
  目の覚めるような青い花を咲かせるのですね。

   今年は、殊の外、生育が早く、
  もうすぐ開花の勢いです。

   そうそう、「天上の青」 と言って思い出すのは、
  曽野綾子の同名の小説。

   彼女の作品は、
  ほとんど途中で読む意欲をなくするのですが、
  この本は、最後まで読んだ数少ない本の一つです。
 
   もう随分、前ですが・・。
  やはり、朝顔を扱った小説でした。