【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

炎天下のまどろみの中で・・

2008-07-19 18:10:29 | 路傍の花~道草


   これまで2度、夕方少しだけ
  鳴き声を耳にした蝉が、
  この夏初めて朝も鳴きました。

   でも、まだほんの僅かな時間。
  しかも遠慮がちに・・。でも・・

   午後2時頃には、もう少し時間を
  延ばしていましたが・・。

   この蝉の声を聞きますと、
  いよいよ本格的な夏の到来という
  気がして来ます。

   尤も、まだまだ本来の、元気の良い蝉の声ではないと思うのは、
  気のせいでしょうか・・?

   そうそう、昨日は本当に美しい、満月のお月様を見る事が出来ました。
  この季節には珍しく、透明感のある月。

   宵の内は、東南の空に輝いていて、休む頃には丁度、眺めながら眠りに着く事が
  出来ると・・秘かに期待していたのですが、その頃には厚い雲に覆われ・・
  ちょっぴり残念でした。

   炎天下の道を今日も少しだけ道草。
  「昼顔」 が、真夏の野に、
  まどろむように咲いていました。

   でも、どういう訳か 「朝顔」 や 「夕顔」の
  ようには、目立たない花ですね。

   こんなに淡い、綺麗な桃色なのに、
  なぜか儚気(はかなげ) で・・。
  それは、まるで太陽に同化しているかのようです。

   リラ版 『恋人の小径』 を抜けると、
  すぐそこは 梨園
  葉っぱの伸びた梨の木と青い空・・。
   
   炎天下でも、ここは、
  そよそよと風が吹き、まるで別天地。

   “・・・小川のほとりの露に濡れた、かかとまで埋まる、かぐわしい羊歯しだ
  『恋人の小径』 にたゆたう、物憂い、まだらの影、
  ベルさんの牧場の野苺、『お化けの森』 の鬱蒼とした美しい樅! 
  心に翼が生えた気がします。・・・”

                                   【「アンの幸福」 最初の1年 18.】

   この場所の事は、もう何度も・・
  それこそ、しつこいほど、
  書き込んでいますので、
  ご存知の方も、多いかも
  知れませんね。

   樅や、かぐわしい羊歯こそ
  ありませんが、ここに来ると、
  いつでも容易に、アン気分に、
  浸る事が出来るのです。
  青い空に思い切り深呼吸!! 
  です。