【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

桜彩の美

2008-04-02 19:45:44 | 旅気分・夢気分




   今日は、こんな
  雲一つない空で明けました。

   相変わらずの花冷えです。
  天気予報では、それは
  緩和すると言って
  いたのですが・・。

   写真は夜がほのぼの
  明けようとしている
  瞬間です。

   どこまでも、
  おぼろげな春の風情です。

   今朝のこんな空は、枕草子の、こんな歌にまさにぴったりですね。 
  雲こそありませんが、曙の空は、(昨日も記しましたが)
  ゆっくり、ゆっくり・・明るさが、加わって行きます。

   「春は曙 やうやう白く なりゆく山ぎは 少し明りて 
    紫立ちたる雲の 細くたなびきたる」













   ちょっぴり冷たいけれど・・ 
  春風に誘われて
  出掛けて来ました。
  と言ってもご近所に。

   桜も、私の街では、
  三分から五分咲きと
  言った所ですが、
  下まで降りると、
  もう満開に近いものも
  あります。

   上 (桜) を眺めたり、
  下 (野の花) を
  見つめたり・・。
  この季節は、何と忙しいのでしょう。



   そんな時、1羽の小鳥が
  何処からともなく
  飛んで来て・・。

   慌ててカメラを
  出しても、もう
  間に合いませんね。

   じっと構えて
  待っていなくては、
  ならないのでしょうね。

   そんなこんなで・・。
  しばし、戯れて? いました。
  そんな事をしていましたら・・。

   「何か、珍しいものでもありますか?」
  ~なんて、お声が・・。
  「蓮華(れんげ)草が、咲いていますね。」
 


   「もう少ししたら、
  ここは一面の蓮華畑ですよ。

   でも、すぐ耕してしまうから、
  時期を逃さないようにね。」 
  何とも親切なお言葉。

   そうでしょうね。
  まだ本数は僅かです。

   去年も写真を撮りましたが、
  そこよりは遥かに広い場所。

   まだまだこんな場所、残っているのですね。
  「姫踊り子草」 の群生地も見つけました。
  何だかわくわく気分。

   「なずな」 の数も、半端(はんぱ)では
  ありません。こうなって来ると、見事ですね。

   



   「春になると、わしも若い時から
  目指していたら、詩人になっていたかも、
  知れんと思う事があるですよ。」
             
                       【「アンの夢の家」 第18章】

   


   こう言ったのは、アンの友達、ジム船長
  私も以前、詩人になるのは春より秋なんて言いましたが、
  桜の季節だけは特別です。
  その事をすっかり忘れている事に気付きました。